- 小坂 淳
- 株式会社環
- 東京都
- ウェブ解析士マスター
対象:ITコンサルティング
確かにアクセス解析を有効に活かせていない人は多い。
しかし、一部のサイト運営者はアクセス解析を用い、少ない労力で「効果」を生み出していると聞いたら、どうだろう。
解析データを見ている頻度は関係ない。毎日熱心に見ていても儲けられないサイト運営者もいれば、週に1回しか見なくとも、きちんと儲けている運営者がいるのも事実。
では、どうしたらアクセス解析がサイト運営者にとって「効果」を生み出すツールになり得るのか。
簡単にできる効果的な方法を2回に分け紹介していく。
まずは一つ。ユーザーが自社のサイトに何を期待しているか、定量的なデータで知り、サイトの改善に活かすことである。
例えば、ユーザーがどういった検索ワードでサイトにやってきたのか知るだけでも、いろいろな改善ができる。
例えば弊社のアクセス解析サービス sibulla.com のサイトでは「シビラ」
「アクセス解析」というワードで検索してくるユーザーが圧倒的に多い。
「シビラ」というワードで検索しサイトにくるユーザーは、「シビラ」がアクセス解析ツールと知っていて検索してくるユーザーが多いと推測できる。
一方、「アクセス解析」というワードで検索してくるユーザーは、アクセス解析に興味があり、サイトにやってくるユーザーが多いと推測できる。
この場合、ユーザーのタイプは大きく2つに分かれる。
それぞれのユーザーによって、最初に見せるページのコンテンツやその後の導線も変えていく必要がある。
「アクセス解析」で検索したユーザーには、アクセス解析に関する説明から、「シビラ」の特徴へ誘導する。「シビラ」で検索したユーザーには、「シビラ」の説明から商品申込みページへ誘導する。
基本は、ユーザーが検索したときの状況を考えて、導線を組み立てたコンテンツ作りを意識することである。