似て非なる「真面目と深刻」&「軽やかさと軽薄」の違いに付いて - 文化・芸術全般 - 専門家プロファイル

舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
東京都
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似て非なる「真面目と深刻」&「軽やかさと軽薄」の違いに付いて

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今回は、以前から私が「似て非なるもの」として感じている"真面目と深刻"、そして"軽やかさと軽薄"の違いに付いて語らせて頂こうかなと思います。

(^^✿


今の時代、多くの方達が日本人の素晴らしい長所でもある"真面目"という事を履き違えて解釈し、まるで「良くない事の様に捉えてしまう」という様な"軽薄"な風潮というものがございますが、


それは"真面目"というものが、本来どういう事を意味するのかという事を、ご存知ないからではないでしょうか。

"(-""-)"




これは私が思う事なのですが、昔の人達は常に「死」というものを身近に感じる事が多かった為、現代人の私達よりずっと成熟した大人が多かった様に思います。

( ・・) ~ ☆彡☆彡☆彡


それはこの世に生を受けたものならば、誰もが避けては通れない「自然の摂理である死」というものに対して、過酷な生活環境から「真剣に向き合う="真面目"に受け入れる」という文化が有った為で、


それが人生の教訓=人生をより良くする為・明るく生き切る為の知恵という「"深刻さ"を"軽やかさ"に変換させる知恵」として、日常生活に自然に取り入れられていたからなのでしょう。


ですので、真剣に「死」というものと向き合う"真面目"な姿勢から生まれた"軽やかさ"には「深み」というものが有り、そこにはチャラチャラとした薄っぺらい"軽薄さ"というものは、同時に存在出来ないものであるという事です。

( ・・) ~ ☆彡☆彡☆彡




ではそうした"真面目"とは似て非なる"深刻さ"というのは、一体どういう状態の事を言うのでしょうか?


それはそうした知恵を持たずに「死」という自然現象を怖れ、忌み嫌う事から生まれる「暗く重たい思考」という事が言えるでしょう。


ですので、そこには当然"軽やかさ"というものが同時に存在する事が出来ません。

(・。・;




では"軽やかさ"とは似て非なる"軽薄"とは、どの様な状態の事を指すのでしょうか?


それは「死」という現実から目を逸らし、自分が持っている恐怖心を"真面目"に見つめようとしないで、何かで誤魔化そうとする「"深刻さ"から生み出されるれる反応」だと私は思います。


ですので「死」というものを"真面目"に見つめて受け入れる事からしか生まれない「本物の"軽やかさ"が持つ深み」というものが、"軽薄さ"というものには存在しないのです。(※正に"名は体を表わす"という事ですね。昔の人が考えた日本語って、本当に奥が深い!)


ちなみに、この"軽薄さ"というものは一見波動が軽い様に見えるのですが、その根底には「隠された暗さ=死への恐怖心から逃げる姿勢・誤魔化す姿勢」というものが在る為に、


本物の"軽やかさ"が持つ様な「勇気から生まれる明るさ」や、究極の愛である「尊敬というものを生む奥深さ」というものを、私の様な人間は感じる事が出来ません。


この様に"真面目"というものの本来の意味を知れば、今まで見えていなかったものが見えて来たり、同じものを見ても「真逆の感想を持つ様になる」といった現象が起き始める方もいらっしゃるかもしれませんね。


そしてこの様な時代だからこそ、こういう事を理解する事が「本物を見極めるバロメーター」となるのではと、私は思う一人でしょうか。(※本物の感動というものは、"真面目"というものが根底になければ生まれないものだからです)

( ・・) ~ ☆彡☆彡☆彡




では最後に、今朝ツイートで交わした会話をお届け致します♪(※パープルの文字私のツイートです)

(^^✿



arto

https://twitter.com/artolia

リンクの「興奮と観察」の記事を読みました。

刷毛で塗る作業と運動不足の話、よかったですよ~♪
世界中のみんなが、世界情勢やニュースに集中するより、このように、自分の好きなことに集中してれば、よっぽど平和な世界になるのでは、と思いましたよ(笑)


ありがとうございます。

そうですね。私はどちらかに偏るのではなく「両面が必要」だと思っています。真実を避けようと逃げる姿勢は、お花畑スピ含め「現実逃避」になるだけで、説得力に欠けます。

「真の問題解決」に繋がるかどうかは「両面の同時進行」というバランスの中に在ると思っています。



【参考コラム】


私達は「真実を見抜く力&それを受け入れる強さが有るか無いか」のテストを受けている

人生を生き抜く為の極意

私が魅力的に感じるもの「年齢でも年数でもなく"本物のオリジナリティ"を持っているかどうか」 

興奮と観察「押しても駄目なら引いて観る」






"深刻さと軽薄さ"、そして"真面目と軽やかさ"は、実はどちらも「表裏一体として存在しているもの」だという事にお気付きになられましたか?

( ・・) ~ ☆彡 or ★彡




"深刻さと軽薄さ"の根底には「死への恐怖」があり、"真面目と軽やかさ"の根底には「死への受容=死を正しく見つめる」という知恵があります。

( ・・) ~ ☆彡 or ★彡


こういう目で改めて色々なものを観てみると、「本当に波動を軽くするものは、果たしてどちらか」という事が視えて来るのではないでしょうか。

(^^✿


ちなみにどの様なものでも「過ぎたるは及ばざるが如し」で、


"真面目"というものも過ぎると"深刻さ"というものに変化致しますし、"軽薄さ"というものも、度を超すと"波動の重い不快なもの"となってしまいますので、


皆様も、どうぞバランスにはお気を付け遊ばして♪(笑)

(^^;(^^;(^^;(^^;(^^;;





ちなみにあなたは「どちらのタイプ?」

(^^ゞ





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(東京都 / クラシックバレエ教師・振付家)
舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ

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長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年