言葉にはならないけれど、何かを感じていることって誰しも経験していますよね?!
顔の表情はたしかに笑っているのだけれども、本心は涙を流している。涙の顔を見せられない、もしくは見せてはいけないと強く思い込んでいるマインドのために自分の中心から遠ざかっている。でもこうしたことを長く続けていると自分が何を感じているのかさえわからなくなっていくことがあります。悲しいですね。自分の命を輝かせるために人は生きているのに。
私がアートセラピーという日本ではあまり知られていないセラピーに出会ったのは1998年でした。その後表現アートセラピ―というさらに魅力的なセラピーに出会い、トレーニングを受け表現アートセラピストとして活動してきましたが、私自身がそのワークを受けるにつれ、自分がしだいに柔らかくなり、より自分が感じているそのままの感覚を信じていいのだ、ありのままの自分を生きていいのだと確信するようになりました。バウムテスト(樹木画テスト)や風景構成法などこれまで日本ではよく知られている芸術療法とは違い、その人の感じたままを自由にクレパスや水彩、粘土、さまざまな素材に託して自己表現することは、思った以上に自分を解放してくれたのです。
このコラムの執筆専門家
- 春野 みどり
- (臨床心理士、公認心理師、アートセラピスト)
- メンタルケア La vie 代表
人生経験豊富な ”こころのサポーター”
心療内科、精神科クリニックを経て、公立中高、私立中高、通信制、看護学校のスクールカウンセラーを長年していますので、思春期のお子さんの問題、保護者のお悩み、また女性としての生き方、キャリア形成、性格の問題などに誠心誠意対応させていただきます。
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