正確には
クレジットデリバティブの一種で、債権を直接移転することなく信用リスクのみを移転できる取引である。最も取引が盛んなクレジットデリバティブのひとつ。頭文字をとって CDS と呼ばれることが多い。銀行の自己資本比率を高める対策の一環として利用されるケースも多い。
とのことで、仕組みとしては
買い手が企業A(参照企業という)への貸付債権や社債などの金融資産を持っている場合を想定するとわかりやすい。
・ 買い手は売り手に定期的に(通常は4半期毎、契約時日割り、のち期日日払い)プレミアム(ないし保証料)を支払う。
・ 売り手は契約期間(通常は5年)のあいだに参照企業Aがデフォルト(債務不履行)した際に、あらかじめ決められたルールに従いその買い手の損失を補償する。
つぶれそうな会社ほどリターンも多く利回りが高いが、リスクはいろいろな商品に紛れ込ませているので、世界恐慌並の不景気が来なければ問題ないですということです。
実際にそのクラスの不景気が来たので真っ青になっているわけですが。
これがアメリカの金融工学です。
現在の状況とすれば、多くの金融機関がCDSを購入しているために、この仕組みが破たんすれば、リーマンショックの比ではありません。
企業の倒産保険ですから、当然保有している側としては、倒産寸前のCDSのほうが配当は高いわけです。
見た目の業績は良いのですが、その企業が倒産すれば損失を補てんしなければなりません。
そのCDSに積極的に投資をしてきたのがAIGです。
AIGが倒産すると世界中に影響が出るといわれているのはこのあたりに由来します。
参考リンク:クレジット・デフォルト・スワップ - Wikipedia