運用会社などの公表するデータから必要なものを抜き出して、いくつかのファンドを比較してみるとそれぞれの商品の特徴が見えてきます。
パフォーマンス(運用実績)
パフォーマンスに関するデータで大切なのはリターンだけでなく、リスクをとらえることです。リターンをどれくらい安定的にだせるかが重要となります。
シャープレシオ(リターン÷リスク)、標準偏差(σ シグマ)が有効なデータです。シャープレシオはリターンが大きくてリスクが小さいものほど、この数値が大きくなります。標準偏差はリターンの変動の大きさを示し、リターンのブレが大きく、不安定であるほどこの数値が大きくなります。
コスト
購入時(販売手数料)、運用期間中(信託報酬)、換金時(信託財産留保額)に差し引かれる経費です。
リターンが大きくてもコストを差引くと実質的なパフォーマンスが大きく低下するファンドもあれば、リターンが小さくてもコストが低いためパフォーマンスが大きいファンドもあります。
基準価額、純資産総額
基準価額はファンド1万口または1口あたりの価額、純資産総額はファンド全体の価額をいい、運用の内容によって毎日増減します。
これらの数値(時系列でグラフ化したものが有効です。)より運用の安定度をつかみます。
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このコラムの執筆専門家
- 佐々木 保幸
- (京都府 / 税理士)
- 税理士法人 洛 代表
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