連休が終わり、急に季節が初夏のようになり、ひなたぼっこが快適な陽気が続いています私はベランダで過ごす時間が増えました。雨風さえなければ本当に気持ちがいいです。
さて、今月の小雑誌『PHPスペシャル』のテーマは「いい習慣が幸せを呼ぶ」。
あなたにとって、幸せってなんでしょうか。どんな時間、空間、過ごし方が幸せですか。
これって、実はすごく大事なこと。自分にとって何が幸せかを改めてよく考え、誰かに幸せにしてもらうのではなく、自分で自分を幸せにしてあげるようにすると、いい循環がうまれます
今月号の私の連載「働く女性のための相談室」のお悩みは、職場で評価されているにもかかわらず実力がバレそうで不安だという自信のない方からのご相談。
他人から評価されたいと願う人が多いなか、評価されたらされたで過大評価なのではと期待に応えられないかもしれないことを不安に思う、見ようによっては贅沢な悩みですが、本人にとっては深刻な悩みなんですよね。
カウンセリングでも、他人からどう評価されるかを気にする人はとても多く、たしかに気になることではありますが、でもそれが自分の価値になるかのようなとらえ方は過剰です。
たとえば、あなたが評価しない人や嫌いな人は、人間的な価値が低いのでしょうか。あなたの評価が誰かの価値を決めるなんてことはないですよね。立場が逆でも同じです。
だいだい、もし会社が実力以上の評価をしたなら、適切な評価ができない上司や会社に問題があるのであって、過大評価をされた部下に責任はないどころか被害者です。状況を客観的に把握する視点は、不安防止のためにとても有効です。
自信のない人は何でも自分が悪いと考える傾向がありますが、他人、つまり他人が自分をどう評価するかはコントロールできないのですから、どう思われるかを気にするエネルギーは、仕事に集中して実力をつけるなど自分でコントロールできることに使いましょう。
仕事でもプライベートでも、長く一緒に過ごしていれば、いくら相手の期待に応えようとしても限界があります。無理をしているといずれ自分が壊れてしまうかもしれないので、がんばるのはほどほどにして、意識的に少しでもホッとできる時間をもってバランスをとってくださいね。
このコラムの執筆専門家
- 藤井 雅子
- (東京都 / 心理カウンセラー)
- メンタルエステ ココロの部屋
カウンセリングはココロのエステ
自分を好きになれない、自信がない、思ったことを上手に表現できない、人目が気になって仕方ない、不安やイライラで毎日が楽しくない、甘え下手・・でもどうしていいかわからない、そんな悩める女性たちを心から応援します。ぜひ一度ご相談ください。