中小企業は情報発信ステーションになろう!(2) - クリエイティブ制作全般 - 専門家プロファイル

野村佳代
出版/広告プロデュース〜企画・ライティングからデザイン・印刷まで 株式会社アスラン編集スタジオ 代表取締役
ライター

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対象:クリエイティブ制作

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中小企業は情報発信ステーションになろう!(2)

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中小企業の売上を上げるしくみ作り プロローグ

「売り込み」はもう古い!


中小企業ならではの「プル型」のしくみ作りに取りかかろう!(2)





中小企業ができる「プル型」戦略とは?



実は、「プル型」の戦略は、これまでも一般的に行われていました。ただし、大企業に限った場合です。
たとえばテレビCMによる商品紹介。あちこちの著名な雑誌に華々しく掲載される広告などがそれです。これらは、多額の資金を必要とするものだったのです。

もちろん、中小企業や小さなお店ができることもありました。代表的なものは、折り込みチラシやポスティングDMです。新規顧客を開拓するために、比較的安価で、有効な手段です。

ただし、チラシやポスティングDMの場合、不動産の購入、生命保険の契約、法人の場合は税理士など士業の契約、大きな設備投資にはあまり向かないという特徴があります。金額が大きくなればなるほど、また業者との付き合いが長期間にわたるものほど、チラシやポスティングDMの反響率は落ちてしまいます。

それでは、中小企業ができる「プル型」の戦略にはどのようなものがあるでしょうか?
実は、インターネットの出現や印刷コスト低下によって、さまざまな選択肢が広がってきているのです。
代表的なものには、次のものがあります。

(1) 小冊子
(2) ニュースレター
(3) 機関誌・フリーペーパー
(4) インターネットの情報サイト
(5) メールマガジン'

これらの共通点は、企業がお客様に対して情報を発信していくものです。いずれも、以前とは比べものにならないほど、低コストで制作することが可能になってきています。


もっとも効果的な情報発信手段はこれだ!



自分で情報を集め、自分で購入する商品を決めるお客様に対して、私たち中小企業ができることは、ひたすら情報発信を続けることです。
情報によって選択されるのですから、情報がなければ、お客様の選択肢にすらあがらないことになってしまいます。

さて、中小企業が低コストでできる情報発信手段として、主に次の5つがあると紹介しました。

(1) 小冊子
(2) ニュースレター
(3) 機関誌・フリーペーパー
(4) インターネットの情報サイト
(5) メールマガジン

結論から言うと、中小企業にとって、もっとも効果的な情報発信の手段は、これらの組み合わせです。
どれか1つではなく、それぞれの特徴をよくつかんだうえで、最適な形をミックスする必要があります。

ミックスの方法は・割合は、会社が扱う商品・サービスによって異なりますので、一概には言えません。それぞれ、自社が最適な形をさぐる必要があります。
そして、これらのミックスを有機的につながったとき、最大の効果が出ます。


次回は、最大の効果が出るミックス方法を考えるため、それぞれのメリット・デメリットについて紹介していきます。