- 大園 エリカ
- 舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
- 東京都
- クラシックバレエ教師・振付家
それでは今回は、多くの方が「自分の内面を浄化したい」と思いつつ、なかなか上手く進まない原因となっている、私から観た"袋小路の思考癖"に付いてお伝えしようかと思います。
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多くの方達が「自分には欠点がある」と思い込んでおり、それで悩んでもがいて苦しんでおられる訳ですが、その大元を辿れば、
それは今までこの地球と人類を支配し続けて来た存在達が、私達を支配し易い様に作り上げた「洗脳教育」や「宗教」等から派生しており、
そうして無意識に私達に植え付けられた「社会的思考」の中で、本来持たなくて良い「罪悪感」というものを親や教師や大人達から植え付けられて持たされたもの=その連鎖から来ている思考癖であるという事を、まず賢く知る必要があります。
人間を支配コントロールする為に一番有効な方法として、私達に「恐怖心」や「罪悪感」を植え付ける事が最強のツールになるという事を、彼らは熟知して来たからです。
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本当は「個性」があるだけで欠点などというものは無いのに、それを欠点と思い込まされた時、私達はとても苦しく窮屈な思いを味わいます。
何故なら「長所」と「短所」とは実は同じものであり、ただ「個性が表目に出るか、裏目に出るか」の違いでしかないからです。
個性が裏目に出た時に、私達は自分にも他人にも「欠点」という名前のレッテルを貼ってしまうのですが、でもそれは表目で見た時には「長所」でもある訳ですから、
もし自分の「欠点」を無くそうと思ったら、あなたは自分の持っている素晴らしい「長所」までも失う事になってしまうという事であり、
それは自分の個性=才能を抑圧してしまうという事になるのです。(※個々の個性というものは無くす事は出来ないからです。何故ならそれは生命力そのものなのですから)
( ・・) ~ ☆彡☆彡☆彡
この様に、「長所」と「短所」は裏表の関係であって、表裏一体として決して切り離せるものではないという事を理解しないと、
自分の個性を「良いもの」&「悪いもの」として分離して考えてしまう事になり、自分の中で分離させた"自分と自分が喧嘩する"という事になります。
私達は「自分の中に存在する天使と悪魔の戦い」という様に、本当は「表裏一体で切り離せないもの同士の不毛な戦い」を自らの内面に起こさせてしまう事により、「自分自身を疲れ果てさせてしまう」というカラクリになっているという事です。
私達はどうしても、幼い頃から社会や親を含む周りの大人達によって植え付けられてしまった"二元論的思考"というもので、自分も他者も判断してしまいがちなのですが、
個性には本来「良いも悪いも無い」という事であり、要はそれを「どう生かすか」「どちらの面を使うか」というだけの違いなのです。
( ・・) ~ ☆彡 & ★彡
そしてもう一つ、私達が自分の中に持っておきたい大事な視野として、「何をもって表目、或いは裏目と判断するのか?」という事がありますが、
それもその人、人の主観=人生経験から得た視野の広さと深さに比例し、「良い・悪い」の判断など分かれてしまうのですから、
自分の狭い視野からの主観に因る"短絡的な思考"で自分や他者を見てしまう事は、自分自身や他者を縛り付ける=自分や他者の持つ個性を排除しようとする不毛な行為にも繋がりますし、
そこで又「堂々巡りの葛藤」が自分の中に生まれてしまうという事になるという事を、自分の為に理解されると良いという事ですね♪
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私達はつい「ポジティブは良いもの」「ネガティブは悪いもの」という短絡的な思考に囚われてしまう生きものなのですが、
「自分の中に在るポジティブは、自分の中にネガティブがなければ存在できない」「自分の中にネガティブが存在するから、自分の中のポジティブというものを理解できる」という真理を理解する事で、
「欠点は悪いもの」「欠点は排除すべきもの」として、自分を縛り付けていた呪縛から自分を解放してあげる事ができますので、心がとても楽になると私は思います。
(*^^*) ~ ♡
今まで「自分を浄化する=自分の中の欠点を無くす事である」と思い込んでしまい、その不可能で不毛な行為から生まれる苦しみを、人生で散々味わわれて来られた方達はとても多いのではないかと私は思いますが、
それは「自分の個性を否定する=生命力を自ら奪う行為」であったという事に、今回の解説でお気付き頂けましたでしょうか?
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自分の中に「美しいものと同時に汚いものがある」という事を、抵抗なく素直に受け入れ認められた時、それが私達が「自分を浄化する」という作業が可能になったという合図である事を、私は多くの方々に知って頂きたいと思っています♡
そしてこれを理解した上で、自分の個性を「表目」として使うのか、「裏目」として使うのかを自分で意識しながら、その都度賢い選択をされて"使い分けて行かれれば良い"のだと私は思います。
例えば「頑固」という裏目を表目で見れば、「意志が強い」という個性になるという様な事ですね。
そしてそうした判断をされる時に大事なのは、他人からの判断ではなく「自分で自分自身をどう感じるか?」という所がポイントになります。
ご自分のその判断は「自分に取って心地が好いかどうか?」というのが、自身にとっての正しい選択のバロメーターになると思います。(※ここで大事なのは自分軸で考え感じる事です)
(*^^*) ~ ♫
「自分の中に"欠点"という良くないものがある」という罪悪感を持たされた時、私達の心は委縮してしまい生命力を押し込められるので、とても窮屈に感じてしまうのです。
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ちなみにご自分に取っての正しい判断をされた時というのは、「生命力が拡大する様なパワフルな感覚」というものが自分の中に感じられますので、それもバロメーターにされると良いと私は思います~☆彡
(*^^*) ~ ☆彡☆彡☆彡
汚い泥沼の中に在っても、汚される事なく美しい花を咲かせる蓮の花は、
私達人間に指針を与えてくれる"高貴な花"として、とても有名です~☆彡
( ・・) ~ ♥
私達は人生で、色々な経験から様々な思いを味わわされますが、
自分の奥の奥に在る魂は、ダイヤモンドの様に決して傷付いたり汚されたりしないという事を、
どうそ皆様、お忘れなき様~☆彡
( ・・) ~ ☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡
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このコラムの執筆専門家
- 大園 エリカ
- (東京都 / クラシックバレエ教師・振付家)
- 舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
natural & elegance
長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年