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閲覧数順 2024年04月19日更新

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いちばんの親孝行は子どもが幸せでいること

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暖かい日が続いていますね 暑がりの私はまだ半袖を着ています

 

さて、毎年年末が近づいてくるにつれ、実家に帰省するなど、親子関係の話題が増えてきます。

 

アダルトチルドレンで相談に来られている方は、自分を守るために親と距離をとっていることが多いのですが、この時期になるとそんな自分を責めたり罪悪感を覚えたりすることがよくあります。

 

アダルトチルドレンというのは、機能不全の家庭で育った子どもたちという意味ですが、そのベースは「条件つきの愛情」です。

 

「(親にとって)いい子だったら愛してあげる」つまり、「「〇〇だったら認めてあげる」、反対に「できなければ認めない」というのが条件つきの愛情です。

 

健全な子どもへの愛情は、無条件であるもの。見返りなんか求めません。そんなふうに愛されて、子どもはありのままの自分に価値があると自己肯定感を育てられるのです。

 

何か結果を出さないと、役に立たないと、正しいことをしないと、自分の存在に価値があると思えないとしたら、こんなことが原因かもしれません。

 

子どもがいない私が言っても説得力に欠けるかもしれませんが、私は親が子にいちばん望むのは子の幸せではないかと思います。そして、そこに必ずしも親が直接関わる必要はないのでは。いくら親子でも別人格なのだから。

 

もちろん、仲がよくて頻繁に会えるなら、とてもすばらしいことです。でもそれは決して普通のことではなく、そうでなくてはならないということでもありません。

 

また、親孝行というと何かしてあげることというイメージがあり、そうすると、何もしない=親不孝という連想になりがちですが、私はそれは違うと思います。自発的に何かしたいならすればいいけれど、それは義務ではありません。でも、親が子を育てるのは義務なので、親が子に感謝や見返りを要求するのはおかしいし、子がそれに応える必要もないのです。

 

だから、恩着せがましいことを言われたり、将来の選択について指図されたり、親のために犠牲を要求されたりすることには耳を貸さなくていいんです。

 

親や家族とうまくいっていない方、どうか自分を責めないであげてください。それはあなたのせいではありません。いちばん大事なのは、機能してなかった家族と仲よくしたり喜ばせたりすることではなく、あなた自身が幸せでいることです。

 

家族と離れていることがあなたの平和なら、それでいいんです。自分を犠牲にしてまで尽くす必要はありません。どうぞ家族ではなくあなた自身の幸せを最優先にしてあげてくださいね。

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