まず、このお話にご協力いただいたモニターの方に、この場をお借りして深謝いたします。
今回ご紹介するのは、人中短縮術(リップリフト)の傷の縫い方についてです。
色々な手術で使用される手術の縫い方に『真皮縫合』という縫い方があります。
これは、皮膚の中で糸を埋め込んでしまい、傷が安定するように補強する方法です。
皮膚はゴムのように伸び縮みしますので、表面の糸を抜糸した後にも傷に力が加わります。
この力が強いと傷が広がって治ってしまいますので、この力に抵抗することが、この糸の役割です。
傷表面がふさがるには、1週間程度の時間で十分なのですが、傷口が安定するまでには、数か月の時間を要します。
この間に、傷が安定する支えに『真皮縫合糸』がなってくれるのです。
真皮縫合が終了した時点での状態をお見せします。
ほぼ皮膚縫合が必要ないくらいに丁寧に縫い合わせることが非常に大事です。
このように、縫合は仕上げるのですが、どの程度綺麗に治るかは、患者さんの体質に依る部分もあります。
また、皮膚には血流があります。
この血流が悪くなってしまうと、皮膚の治りが悪くなってしまいますので、皮膚表面の縫合も『締めすぎないように』気を遣う必要があります。
皮膚縫合を終えた状態もお見せします。
手術を受ける際は、こうした技法も含めて検討される方が良いかもしれません。
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このコラムの執筆専門家
- 山本 豊
- (東京都 / 院長)
- 新宿山本クリニック
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美容整形手術における、数多くの修正手術の症例数を持つ、私だからこそ出来るアドバイスがあります。初回・修正を問わず、目や鼻、リフトアップの美容手術はもちろん、美肌治療やヒアルロン酸などの美容皮膚科の分野にも広く対応しております。