- 大園 エリカ
- 舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
- 東京都
- クラシックバレエ教師・振付家
それでは今回は、jammin'Zeb (ジャミン・ゼブ) という素敵なアーティストに付いて、私が以前から感じている「男性性と女性性のバランス」という観点からお話ししてみようと思います。
☆_(_☆_)_☆
このグループの魅力は、何と言っても「それぞれの個性的で魅力的な声が合わさった時、彼らにしか表現できない立体的で厚みの在る美しいハーモニーで聴くものを魅了する」という所にあります。
私は彼らの音楽をCDやライヴなどで聴く度に、「彼らの創る音楽は、何て心地が好いのだろう!」と、必ず心身が軽くなるのを実感させて頂くのですが、それは彼らの音楽の波動の高さから来ているのだと思います。
どの様なものでも、波動の高いものには、必ず「調和」というものが存在するのですが、彼らのその"何とも言えない独特の心地好さ"を生み出す調和の取れた音楽は、
まずグループとしての「男性性と女性性のバランスが取れている」という所から来ている様に私は思います。
(^^✿
この「男性性」と「女性性」というのは、単に見た目とかが"男っぽい"とか"女っぽい"という事ではなく、人間の持つ対照的な性質や特徴が表現されたもので、これは脳科学などでは「左脳(思考的・理論的)」「右脳(感覚的・情緒的)」と表現されている働きという事ですね。
そしてこれは、人間ならば誰でも必ず両方備わっているものであり、特に芸術家やスポーツ選手などの様に、心身を鍛えて精進して行く事により、自然と自分の中でこのバランスの均衡が取れて行くと言われており、
そうして自己の中で完成形に近付いて行き、それが極まった時「天才と成る」と言われているのです。
( ・・) ~ ☆彡☆彡☆彡
そうした「男性性と女性性」というものが私達の中に存在する訳ですが、私はこの「jammin'Zeb」というグループ自体に、その調和が完璧に在ると思うのです。
一つのグループとして彼らを考えた時、私の中では
スティーヴさんとシモンさんの持つ「男性性=重みと力強さ」と、
コージローさんとレンセイさんが持つ「女性性=軽やかさと柔らかさ」が、
見事に調和し、融合している様に感じるのです。
つまりグループとして「非常に相性の良い完璧な形を持っている」という事です。
(*^^*) ~ ☆彡☆彡☆彡☆彡
以下は、以前にネットで拾った「男性性と女性性」に付いて、別の方がそれぞれ表現されていた素敵な考察なのですが、彼らはこういうものをグループとして持たれている様に私は思うのです。
感じたことを受け取る感性豊かな女性性。
それを形にして創り、前に進んでいく男性性。
女性性で感じたことを男性性で現実にし、進んでいく。
女性性で守り支え、男性性で積み上げていく。
この様に、グループとしての調和が見事なまでに完璧な彼らですが、彼ら一人一人の中にも、勿論個々に「男性性と女性性」というものがあります。
これは私が彼らに出会った頃に受けた印象なのですが、アーティストとして彼らの中で一番そのバランスの均衡が個人的に取れているのは、天才肌のレンセイさんである様に感じ取りました。
そして、それから私が彼らのライヴを数多く拝見させて頂く様になったこの数年間で、
彼らは常に素敵な進化をし続けており、個々それぞれの中に在る「男性性と女性性」という素晴らしい変化を、それぞれに感じる事ができたという事が私にはあります。
優しく繊細なコージローさんには、雄々しさや力強さが、
元々均衡の取れているレンセイさんには、更なる自信と伸びやかさが、
知性的でクールなシモンさんには、感受性豊かな情感が、
硬派で理論派のスティーヴさんには、柔和さが、
それぞれに表現力として加わり、それはアーティストとしても、一人の人間としても、更に魅力を増した様に私は感じています♪
(*^^*) ~ ☆彡☆彡☆彡☆彡
人間は感性・感覚を司る「右脳=女性性」と、思考・知識を司る「左脳=男性性」の、その両方が発揮できると、人生の波にスムーズに乗れて行く様になると言われていますし、幸せを感じる事が増えると言われます。
グループとして完璧な均衡の取れている彼らが、個々にもそのバランスを達成しつつある今、「一体これからどの様な感動を、聴く者に与えて下さるアーティストに成って行かれるのでしょうか?」という事を私は思います。
ちなみに私達ファンが、「jammin'Zeb」というアーティストに飽きる事がない理由は、この様な事から来ているのだと私は"左脳的"に分析しています。(笑)
(※ちなみに"右脳的"には、彼らのハーモニー含めて「音楽とは理屈で語るものではなく、ハートで感じるもの」でございますが、これを言葉として表現するとこういう感じ♡という事なのですね~♫)
元々の個性を失う事なく、それが存分に生かされたまま、個々の新しい魅力がどんどん引き出されて加味され、更にどんどん芸域が広がって行く事を、彼らから肌で感じさせて頂けるから飽きない訳ですね。
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今回のライヴを拝見して、私が感じた事ですが、
この"コロナ禍"というものは一見「嫌~~~な悪いもの」の様に見えますが、彼らに取っても、私達ファンに取っても、誰に取っても、或る意味「今まで以上に自分を見つめ直す」という貴重な時間をくれてもいるのだと私は思っており、
そうしたものが、今回それぞれ"今までにない感覚"でライヴを経験するという事を生み出し、それが"今まで味わった事のない感動"を呼び起こしてくれた、
そんな再スタートが切れた、今回の「LONG TIME NO SEE」という、ちょっと貴重なjammin'Zebのライヴであった様に思います~☆彡
( ・・) ~ ☆彡☆彡☆彡☆彡
今回のライヴでは、色々な諸事情で会場に足を運べなかったファンの方達も多くいらっしゃると思いますが、コロナ禍などものともせず、皆がそれぞれの感動に包まれたこの感動のライヴの空気感を、ちょっとだけでもお伝えできたら幸いという事で、
今回のコラムを書かせて頂きました私㋱でございました~☆彡
☆_(_☆_)_☆
これも私が感じている事なのですが、彼らの持つ健康的なセクシャリティーな魅力は、人間的な魅力=人間力から自然に生まれる男性的魅力なので、巷に溢れている"安っぽいセクシーさ"とは無縁なのだと思います。
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これは持って生まれたものも大きいですが、彼らの様な「生き方から来る清潔感と知性と品格」は、誰にも真似をする事ができません。
( ・・) ~ ☆彡☆彡☆彡☆彡
ここからは余談になりますが…。
例えばこれは私の経験ですが、若い頃は「自分に似たタイプのバレリーナ」ばかりに魅力を感じていたのに、色々な作品を踊ってダンサーとしての経験が増して行く内に、突然今までとは全然違うタイプに惹かれ始めたという事がありました。
それは私の中で「今まで見えなかったものが見え始めた瞬間」だった様に思います。
それまで嫌いなタイプのバレリーナだった人でも、その人の中に持っている「確固たる基礎を習得した事から表現されている、そのダンサーの本物の個性と底力」の様なものを理解できた貴重な体験だったと思います。
それは自分の私情を超越した領域と言いますか、その人の個性を「嫌い」だからと否定しなくなり、「好きであっても、嫌いであっても、本物は本物」という事を感じられる様になったという事であり、
「どの様な個性であっても、本物であるものは本当に魅力的だ」と、各人の個性から生まれる才能を"純粋に楽しめる様になった"という事であり、
つまり私の中で「嫌いなタイプのダンサーというものが、いなくなってしまった」という変化が訪れたのは、私の中の未開発だった「男性性」の部分が開花した、
つまり弱かった自分が、それまで自分に足りなかったものに気付き、「強くなりたい!」と自分自身で切望し始めた事により、脳が変化した為ではないかと自分で思っています。
( ・・) ~ ☆彡☆彡☆彡
そしてそれを思考に留めず、夢見る夢子の「頭の中だけの自信」ではなく、実際に自分の中から「本当に自分を信じ切れる」様になる為の、それに見合った最大限の努力を実践する事により、何かが変容したのだと思います。
そしてそこから自分の人生に劇的な変化が起こり、自分の夢であった「海外で踊る」という機会にも恵まれて行ったという事がありましたので、
「脳に変化が起きれば、感じ方が変わり、それは人生を変化させる」というのは本当だと私は思います。
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これまでの地球は「我が!我が!」という様に、常に競争や争いを生む「ピラミッド支配構造の縦社会」でしたが、
このコロナ禍の後には、皆が自分の能力や才能を与え合い、助け合い、受け取って、お互いに感謝する「公平な調和の取れた横社会」になると言われておりますので、
彼らの生み出す「調和の取れた美しく華やかで軽やかなハーモニー」は、これからの時代に一番相応しい音楽であると私は思っております。
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そんな凄い素材と才能を持った彼らを見出し、素敵なアーティストとして育て上げた、インターナショナルな感覚を持たれた名プロデューサーである宮住俊介さんの、その音楽家としての才能と人間としての魅力と器の大きさに、今回私は改めて思いを馳せており、
そして又、常にマネージャーとしていつも彼らを裏から支えていらっしゃる、(※国際的にもご活躍されたという元ドラマーでもある)湯浅昭二さんを始めとするスタッフの皆様の、陰のご尽力とご苦労に本当に感謝しつつ、
私は今日も、jamminの音楽とご機嫌に過ごします♡
(*^^*) ~ ♥ ♥ ♥ ♥
彼らのプロフィールなど、詳しい事はこちらから~♫
↓ ↓ ↓
jammin'Zeb オフィシャルブログ
https://lineblog.me/jamminzeb/
そして彼らを見出し、彼らを育て、又デヴュー当時から、彼らが歌う曲の4人分のスコアを書き続けておられる、名プロデューサーであり、又素敵なプロJAZZピアニストでも在られる宮住俊介さんのブログはこちらです♫
↓ ↓ ↓
宮住 俊介
…あ、これも余談なのですが、
私がとても好きなこの「音楽家シリーズ」のユニークなポストカードには、「次々と…」という題が付けられていて、
私はこれを見る度に、「もしかしたら宮住さんとjamminのメンバーの関係って、こんな感じだったのかも!?♪」と、勝手に想像を膨らませたりしています~♫(※勿論バッハは宮住さんです♪ 笑)
(^^ゞ
こちらの記事も、宜しかったらご覧下さいませ♪
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↓ ↓ ↓
★コロナ禍のお陰で、皆が今までにない新たな感覚と感動に包まれたjammin'Zebの生ライヴ ①
★コロナ禍のお陰で、皆が今までにない新たな感覚と感動に包まれたjammin'Zebの生ライヴ ②
このコラムの執筆専門家
- 大園 エリカ
- (東京都 / クラシックバレエ教師・振付家)
- 舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
natural & elegance
長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年