住宅設計において家事動線がポイントになる中、特に洗濯に関しては時代によって動線が変わってきました。
今まではバルコニーで干すことが主流だったので、洗濯機が1階で2階のバルコニーまで濡れた洗濯物を持ち歩くのが重労働の一つでした。
10年前くらいからは斜めドラム洗濯乾燥機が主流になり、雨天の日などは乾燥まで済ませるご家庭が増えました。
また、ユニットバスの普及により、乾燥機能付き換気扇の導入で、衣類を干した形状で乾かせるようになりました。
洗濯で一番困るのが、室内干しによる嫌な臭いですが、ドイツなどでは伝染病対策で昔からお湯で洗濯する習慣があり、室内干しでも臭わないことが実証され、洗濯機自体にお湯で洗う機能が付き始めました。
(画像はパナソニックHPより)
これらの洗濯機の普及と、敷地の建ぺい率を最大限に活かすため、バルコニーを2階に設けない新築住宅が増えてきました。
直射日光での洗濯干しは生地の色落ちなどダメージもあるため、今後はユニットバス内など含め室内干しが増えて行くように感じています。
よって、水周り(洗面脱衣室・浴室・トイレ・キッチン)の配置場所が自由になることで、地下階に設置する選択肢も増えました。
今後も様々な最新家電を学び、QOLを上げるデザインを追求致します♪
このコラムの執筆専門家
- 齋藤 進一
- (埼玉県 / 建築家)
- やすらぎ介護福祉設計 代表
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を
医者に外科・内科等があるように、建築士に介護福祉専門家がいてもいいと思いませんか?人生100年時代を迎えた今、子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅など終の棲家まで、ライフステージを考えた安心して暮らせる機能的な住まいを一緒に創りましょう
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