当カウンセリングルームは6月から対面を再開していますが、東京の感染者数がじわじわ増えているため、迷った末、アクリル板を導入することにしました。見かけはよくないし、効果も不明ですが、どうぞご容赦ください。
今までは、マスク、手指消毒、空気清浄機、ドア開放、掃除、消毒の対策をしていましたが、よく観察してみると、今や対面の仕事にはほぼすべてにビニールやアクリルなどの保護があり、
最近は会社での感染も報告されています。先日ようやく給付金も振り込まれたので、念のためやれることはやっておこうと思います。
さて、日本人は「察して」に代表されるように、相手に期待しすぎ、甘えすぎの依存傾向が強いのですが、これは生きづらさの原因のひとつでもあります。
依存的な人は、「察してほしい」のほかに、「すべて把握したい(コントロール欲求)」「正解が知りたい(自信がない)」「待てない(衝動的)」「責任をとるのが怖い(失敗恐怖)」などの傾向も強いです。あなたはいかがですか。
カウンセリングをしていると、ときどきクライアントの方からメールで相談されたり、当日の予約をお願いされることがあります。
カウンセラーとして困ったときに頼っていただけるのはとても嬉しいのですが、頼られるままに応えてしまうと毎回同じようにカウンセラーを頼るようになり、自分で考えて対処する力が育ちません。
そこで、私はすぐに答えをほしがる方には、心を鬼にして、上記の説明をして次回の予約まで自分でなんとか対応するようお伝えしています。これは、待つ練習でもあります。
実際、私がすぐに答えなかったことで悲惨な状態になったことはなく、それどころか、みなさん見事になんとか自力でなんとかできています。そして、「意外とできました」と嬉しそうに報告してくださいます。
すぐ誰かに何かに頼りたくなる方、ぜひ一度深呼吸して落ち着いて、まずはひとりでなんとか対処してみてください。意外となんとかなるものです。まず一晩がんばって、それでもどうにもならなければ、誰か頼りになる人(*これ重要)に助けを求めればいいんです。
たとえば、私はこの週末、エアコンとパソコンのトラブル続きで半日以上格闘しました。最悪の場合は修理依頼を覚悟していましたが、結局いずれも自力で回復でき、とても嬉しかったし自信がつきました。どちらも修理代まで覚悟していたので、なんだか得した気分にもなりました。
依存体質を脱したい方、どうぞ誰かに頼る前に、ぜひ落ち着いてひとりで対処してみることをお試しください。まずは一晩から。そして、結果に関わらず頼ることを我慢できた自分を「よく我慢した。えらい! ナイストライ」とほめることを忘れずに。
このコラムの執筆専門家
- 藤井 雅子
- (東京都 / 心理カウンセラー)
- メンタルエステ ココロの部屋
カウンセリングはココロのエステ
自分を好きになれない、自信がない、思ったことを上手に表現できない、人目が気になって仕方ない、不安やイライラで毎日が楽しくない、甘え下手・・でもどうしていいかわからない、そんな悩める女性たちを心から応援します。ぜひ一度ご相談ください。