【新型コロナウイルス】私たちにできる対策は?免疫力を高める6つの方法 - その他の心と体の不調 - 専門家プロファイル

石川 ロバート誠
石川 ロバート誠 
福岡県
パーソナルダイエットコーチ

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茅野 分
茅野 分
(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
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市原 真二郎
(カイロプラクター)

閲覧数順 2024年04月23日更新

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【新型コロナウイルス】私たちにできる対策は?免疫力を高める6つの方法

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今やいつ、どこで感染するかわからない状況の新型コロナウイルス。さらなる感染拡大が危惧される中、どうすれば自分の身を守ることができるのでしょうか?

栄養サプリメントアドバイザー、パーソナルトレーナーの立場からご紹介します。

 1. 自分でできるコロナウイルス対策

 感染経路は、飛沫感染か接触感染が主な経路とされています。飛沫感染とは、せきやくしゃみなどでウイルスが空気中に飛散し、それを吸い込むことで感染することです。吸い込むリスクを下げるという点においては、マスクは有効かも知れません。

しかし、接触感染とは、感染者と直接、皮膚や粘膜が接することや、感染者が触った机や手すりなどを介して感染することなので、マスクでは防ぎようがありません。

そのため、感染を防ぐには、【手洗いとうがいで、ウイルスを体内に取り込まないこと】が何より大切と言えます。

それ以外の対策は、【体内の免疫力を上げて、感染する確率を下げる】ことです。

外出自粛要請があったとはいえ、外出しなければ様々な社会活動に支障を来します。そして、一度外出してしまえば、完全にウイルスをシャットアウトすることは不可能に近いといえます。そのため、自身の免疫力を高めることが重要になります。


  2. 免疫力を上げることがウイルス対策になる

 私たちは、常に細菌やウイルスと共に生活しています。そのような状況の中で、健康で活動できているのは、免疫力が働いてくれているためです。免疫とは体外から侵入した細菌やウイルス、体内で発生したガン細胞などを常に監視し撃退する自己防衛システムのことです。

免疫の仕組みは実に精巧にできており、体外から侵入した異物(細菌やウイルス)の存在をキャッチする係、攻撃を指示する係、攻撃する係、次に備えて抗体をつくる係などいくつかの係が連携して、私たちの身体を守ってくれています。身近なものに例えれば、警察と消防でしょうか。

このような機能(免疫力)を高めておくことが、ウイルス対策につながります。


3. 免疫力が下がるとどうなるか?

 免疫力が高ければ、インフルエンザやかぜなどの感染症にかかりにくくなり、万一、感染しても症状が軽く済みます。今回の新型コロナウイルスから身を守るためにも、免疫力を高めることが非常に大切なのです。

もし、免疫力が下がってしまうとどうなってしまうのか。


(1)インフルエンザなどの感染症にかかりやすくなる/治りが悪くなる

免疫力が低いというのは、細菌やウイルスからすれば、体内で活動しやすくなっている状況といえます。そのため、疲れや寝不足、乾燥、寒さなどにより風邪をひいたり、インフルエンザなどに罹患しやすくなります。また、自身の治癒力が弱っているため、治りが悪く長引いてしまうこともあります。

もし、毎年のようにインフルエンザにかかる、風邪をひいてしまうという方は、免疫力が落ちているかも知れません。


(2)アレルギーを引き起こしやすくなる

花粉症、アレルギー性皮膚炎、食物アレルギーなどのアレルギー症状は、特定の物質に対して、体が過敏に反応してしまうため起こる症状です。正常な状態であれば、異物を攻撃し、排除できるところが、免疫力が低下していると、免疫機能が過剰に反応してしまうことでアレルギー症状が出てしまいます。


(3)がんや生活習慣病のリスクが上がる

2人に1人が発症するガンも免疫力が関係しています。そもそも、我々の体には、定期的にがん細胞と呼ばれるものができています。しかし、その殆どは免疫細胞によって攻撃をされて消滅しているのです。しかし、免疫力が弱ってしまっていると、がん細胞は攻撃されず、増殖してしまい体を蝕んでいってしまうわけです。

高血圧、メタボリックシンドローム、などの生活習慣病は、その名の通り生活習慣が関わっているとされていますが、そこには免疫力も関係しています。そもそも免疫とは血液中にある白血球やリンパ球のことを指しているので、「免疫力を高める=血行を良くする」といもいえます。血行が悪くなることで、高血圧リスクが高まりますし、代謝が悪くなり脂肪の消費が抑えられることで、メタボリックシンドロームや動脈硬化のリスクが高まります。


(4)疲れやすくなる

疲労や体調不良の回復にも免疫力が関係しています。先にも触れたように、検疫力は血行とも関連しているため、免疫力が低下すると疲労回復に時間がかかったり、休んでも体調不良が中々解消されないことがあります。また、疲労状態、体調不良状態では、細菌やウイルスが体内に長時間留まらせないよう、増殖しないように免疫力がいつも以上に働き続けている状態ともいえます。さらに、疲れやすい状態が続くと、メンタル不調に陥る危険性もあります。


(5)老化を促進する

免疫力を高めるということは、身体の酸化を抑えることにつながります。さらに免疫力と密接に結びついているのが、先にも触れた血行です。免疫力が高まると血行もよくなります。血の巡りが良くなると新陳代謝が促進し、体内に留まっている老廃物も排出されやすくなります。

つまり、免疫力が低下すると、細胞再生が抑制され、お肌のトラブルを招いてしまう危険性もあります。

  

4. 免疫力向上6つの方法

 では、免疫力を高めるためには何が必要なのか? 次の6つの方法をご紹介します。


(1)適度な運動をする

血行を良くし、免疫力を高めるために欠かせないのが運動です。ウオーキングでも、室内トレーニングでも、無理をせず、自分のペースで、少し汗を程度の運動を生活の中に取り入れましょう。そして、運動と運動の合間には、休憩と水分補給が必要です。


(2)栄養バランスを大切に

毎日の食事は免疫力に大きく関与します。たんぱく質、脂質、炭水化物の三大栄養素はもちろん、ビタミン、ミネラルなどをバランスよく摂ることが大切です。

パンだけ、丼物だけ、おにぎりだけ、といった炭水化物に偏った食事は禁物です。意識的に肉、魚、大豆食品などのたんぱく質を摂りましょう。

また、体温を上げるために、身体を温める食品を食べましょう。野菜であれば、生姜、唐辛子、ニンニク、ニラ、ダイコン、長ネギ、ゴボウ、タマネギなど、魚介類であれば、サバ、アジ、イワシ、カツオなどです。

食事だけでは栄養が偏ってしまう方には、栄養バランスのよいサプリメントの活用もお勧めです。


(3)腸内環境を整える

人間は、摂取した栄養を腸で吸収しています。腸は体内にありながら、栄養素を体内に取り込む入口です。のどや胃を通過した細菌やウイルスは腸内にも存在します。免疫細胞の約6割があると言われている腸内の免疫細胞を活性化できる状態にしておくことが免疫力を大きく左右するのです。

バランスよく摂取した栄養素を吸収し、免疫細胞を活発化するには、まずは腸内環境を整えることが大切です。


例えば、日当たりが悪く、じめじめした室内、さらに換気ができないような空気が淀んだ室内で、集中できるでしょうか。リラックスさえできないと思います。逆に、日当たりもよく、窓をあければ見晴らしもよい環境であれば、集中もリラックスも可能になりますよね。

このように、免疫力アップのためには、実は、何を食べるかの前に、まずは腸内環境を整えることが先なのです。


腸内の免疫細胞を活性化させるには、腸内の善玉菌を増やすことと、悪玉菌を減らすことがあります。もちろん、両方ともに大切ですが、免疫力アップには、まず“掃除=悪玉菌を減らす”ことが先です。

食物繊維を意識的に摂ることも大切ですが、腸内の不要物を吸い取り、排出する掃除機のような機能をもつパラミロンを含有するサプリメントの活用もお勧めです。


パラミロンはユーグレナだけがもつ難溶性の食物繊維です。パラミロンは、腸粘膜を刺激し、その刺激が脳に伝わって体内代謝を活性化することで、免疫機能が高まり、病気に対する抵抗性が強化され、健康体質へと導いてくれます。パラミロンが、乳酸菌の働きを活性化させる、スギ花粉の症状を緩和する、アトピー性皮膚炎の症状を緩和する、インフルエンザの症状を緩和するというデータも得られています。


参照:「ユーグレナ・パラミロンの秘密」栄養書庫 株式会社ニュートリエントライブラリー


(4)睡眠の質を高める

睡眠も免疫力アップに大切です。睡眠は、昼間の活動で疲労した心身をメンテナンスしている時間です。睡眠中は、免疫細胞の働きがとても活発になり、免疫力が高まるのです。そのためには、ぐっすり眠ることが大切です。

ぐっすり眠ることができない方には、テアニン含有のサプリメントを就寝前に飲むことも効果的です。サプリメントなので、身体にも優しく目覚めがすっきりし、効果的です。


(5)入浴で身体を温める

入浴はリラックス効果の他、ゆっくり入浴することで、身体を芯から温め、免疫力を高める良い方法です。目安としては、少しぬるめ(38~40℃ぐらい)のお湯に、20~30分ゆっくりつかることです。


(6)ストレス解消

自分がリラックスできる時間を生活の中に取り入れましょう。友達と話しをする、笑う、歌う、運動するなどして、積極的にストレスホルモンを減らしましょう。

  

「免疫力アップは一日にしてならず」です。

さあ、今から始めましょう。

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