過剰反応は、自分の中の無意識の罪悪感やコンプレックスを知るツールです - 文化・芸術全般 - 専門家プロファイル

舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
東京都
クラシックバレエ教師・振付家

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対象:文化・芸術

大園 エリカ
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(クラシックバレエ教師・振付家)
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(クラシックバレエ教師・振付家)

閲覧数順 2024年04月18日更新

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過剰反応は、自分の中の無意識の罪悪感やコンプレックスを知るツールです

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皆様は「他人の言動に対して過剰に反応する」という事を経験された事がありますか?

( ・・) ~?

 

私が思うに、これは例外なく誰もが経験されている事だと思います。何故なら多くの方達は、自分が何か不愉快な思いを感じた時には「誰かや何かのせいにしてしまう」ものだからです。

 

でも、もしその様に「誰かのせいで傷付いた」「誰かのせいでこうなった」「誰かのせいでやる気を削がれた」等々、自分の中に怒り、或いは悲しみやイジケや無気力(※これも怒りのバリエーション)というものを感じてしまう時というのは、

 

実は「自分の中に持っている罪悪感やコンプレックスを、相手に刺激されたから」というのが原因なのです。

 

それで多くの方は相手に対して怒りを感じる訳なのですが、でも人間がそういう怒りを感じた時=過剰反応する時というのは、実はその方の「真実を言われた時」しかないのです。

\(◎o◎)/!

 

 

 

何故なら、同じ事を言われたり聞いたりしても、怒らない方もいますよね?

(^^ゞ

 

それには二つのケースがあって、一つはその方が「自分の真実を認めて受け入れている」から、そういう事実を言われても怒る必要がないというケースです。

 

そういう方というのは、他人にその事に付いて指摘されても「あぁ、そうだな~。その通り♪」と率直に認めるだけなので、全く怒りは湧かないものですから、それがバロメーターです。

 

そしてもう一つのケースは、「それは自分の事ではない」と感じているから、怒るという過剰反応を相手に起こす必然性が自分の中に全くないというケースですね。

 

前者は「自分で認めているから、過剰反応しない」、後者は「自分の事ではないから過剰反応しない」訳ですが、どちらにしてもこういう方達というのは「自分の真実に気付いている方達」と言う事ができます。

(^^✿

 

 

 

 

 

目覚めた人間は「自分を怒らせる火種は、自分の中にしかない」という事を知っています。

だから怒りを感じた時は、他人のせいにはせず、自分の内側に深く入って自分を内観するのです。

( ・・) ~ ☆彡☆彡☆彡

 

 

 

目覚めていない人間は、怒りの火種=無意識の罪悪感やコンプレックスが自分の中に存在しているという事に気付いていない為、常に自分の不愉快=怒りを他者のせいにするのですが、(※自分の内面が外の世界に投影される為)

 

そういう「過剰反応してしまう根本原因」が分かっていないと、自分の中にある火種(※無意識の罪悪感やコンプレックス)は永遠に消える事はないので、

 

そういう方はご自分の生きる世界で、「自分を不愉快にさせる出来事」を、絶えず目にする様になる、つまり「過剰反応してしまう自分にいつも遭遇してしまう」という事になるのです。

 

そりゃそうですよね~。原因は自分の中の火種なのですから!

(^^;;

 

でも反対から言えば、こういうものに遭遇した時は、実は自分の内面を知るビッグチャンス!でもある訳です~☆彡

\(◎o◎)/~☆彡☆彡☆彡

 

 

 

では、そういう自分の中の不愉快の種を無くすには、どうすれば良いのでしょうか?

( ・・) ???

 

それにはまず、自分の中に無意識に抱えている、本来は持つ必要の無い(※ここめっちゃ重要ポイントです!)罪悪感やコンプレックスに気付く事です。(※その多くは社会や親=家系のカルマから植え付けられた無意識の洗脳から持たされてしまったものです)

\(◎o◎)/!

 

そういう自分の中に隠された"意識されていないもの""見て見ぬ振りをしているもの"を認識できた時に、初めて私達は「自分の真実を謙虚に認める」という事が可能になります。

 

そこに至った方は、「自分の不愉快を誰かや何かのせいにし、自分を被害者にして他者を加害者に仕立て上げる」という事が必然的に無くなりますから、

 

「人から傷付けられる」と感じてしまう勘違いが、気付きの分に比例して減って行き、生きる事が楽に感じられる様になるのです。

( ・・) ~ ☆彡☆彡☆彡

 

 

 

ちなみに、そういうカラクリをご存知ない方ほど、「曖昧にしておく」という事を好む様ですが、それはご自分の内面を観る=真実を知るのが怖い=自分から逃げたいという心理の現れでもあります。(※私達はどうあっても、自分からは逃げられないというのに…)

 

本当は早く「自分の真実=無意識の罪悪感やコンプレックス」を認めてしまった方が、人生が明るく軽やかに楽になって行くのですけれどね~。

 

だって、誰からも傷付けられる事がないのですから♡

\(◎o◎)/~☆彡☆彡☆彡

 

 

 

ちなみに、これも良く誤解される様なのですが、そういう目覚めた方達というのは「何でもかんでも受け入れて怒らない人達」という訳ではありません♪

 

何故ならそういう方達というのは、自分を大事にしていますから(※自分を大事にできない人間が、他者を大事にする事などできないからです)、

 

「相手が自分の真意を歪曲して理解している」「自分がして欲しくない事を相手に伝える」など必要な時は、大人として毅然とした姿勢で対応するという特徴もあるのです。

 

けれどそれは「相手への怒り」からの行為ではなく、「自分を大事にする為」に必要な行為であり、そこが「感情で過剰反応してしまう方達」とは違いますから、

 

皆様も「自分が心地好く生きる為」に、どうぞ参考にされてみて下さい♫

☆_(_☆_)_☆

 

 

 

 

 

 

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舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ

natural & elegance

長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年