覚醒した人とは「欲を削ぎ落とした超人」ではなく、「自分の中の弱さを受け入れる強さを持てた人」 - 文化・芸術全般 - 専門家プロファイル

舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
東京都
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覚醒した人とは「欲を削ぎ落とした超人」ではなく、「自分の中の弱さを受け入れる強さを持てた人」

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先日「覚醒するまでに乗り越えなければならない一つの壁「嫉妬」」というコラムを書かせて頂いたのですが、

 

人によっては理解が難しいというか、「嫉妬を感じない様な、そんな立派な人間になんてなれる訳ないじゃん!」と感じられた方も多かったのではないかと勝手に思いまして、(笑)

 

今回はその様な大きな誤解を持ってしまわれている方々に向けた、補足的内容のコラムを書かせて頂こうかなと思います♪

(^^✿

 

 

 

スピリチュアル的なものに興味のある方の間で、良く耳にするものに「覚醒者」というものがございますが、多くの方々は"覚醒した人"と言うと、

 

何やら「悟りを開いた立派な人」であるとか、「エゴから来る欲望を、全て削ぎ落とした聖人」みたいに思われてしまう方が多い様な気が致しますが、

 

私の理解では「覚醒者」とはそんな大それた超人という事ではなく、「自分の中に存在する、目を背けたくなる様なネガティブな部分を、自分でしっかり気付き、受け入れる勇気=強さを持てた人」であるという事です。

( ・・) ~ ★

 

 

 

もし「欲を削ぎ落とさねば、覚醒者になれない」とか「自分を変えなければ、覚醒者になれない」などといった解釈をしてしまうと、それは常に自分の中に"駄目な自分"や"至らない自分"を見る事になりますから、

 

それで本来持つ必要のない"罪悪感"や"劣等感"ばかりが自分の中で育って行く=自分を責める=他者をジャッジする事にも繋がって行くという悪循環にハマってしまい、

 

とても苦しく窮屈に感じてしまうと思いますので、それがバロメーターでしょうか。

( ・・) ~ ☆彡

 

 

 

「自分の中の弱さを認める強さ」を持てた人は、無理やり自分の中の何かを「削ぎ落とそう!」とか、「自分を変えなければ!」という事をしないでも、

 

そうなるだけで、いつの間にか「自然と落ちて行く」「自然と変容して行く」という事を味わえる様になるので、そこに苦痛を感じたり、罪悪感を感じたりする事がないという事ですね。

 

本物の覚醒者とは、頭で自分を何とかしようとした方達ではなく、

 

「自分の中の弱さや汚さを、自分で認める勇気を持つ事」で、自動的に"自然にそうなってしまった"という方達だと私は思っています。

( ・・) ~ ☆彡☆彡☆彡

 

 

 

 

 

泥沼の中にいながら、決して汚される事なく咲く蓮の花~✿

汚いものさえも自分の栄養としてしまい、美しい花を咲かせます~☆彡

\(◎o◎)/~☆彡☆彡☆彡

 

 

 

自分の中に在る"弱さ"に目を向けられない人ほど、自分の中の泥沼=汚さや狡さ、偽善などのネガティブが表面化して来るものなのです。

 

「嫉妬してしまう自分の至らなさ」にフォーカスし、「嫉妬している自分を、自分で責める」より、「嫉妬してしまう自分を認めて赦してあげる」という方が、よっぽど立派で、自分を愛するという事に繋がっているのではないでしょうか?

 

そしてこの「嫉妬してしまう自分を認める」という事が、実はすでに覚醒している=自分を観察できている=自分の感情に呑まれない自分を持っているという事なのです♪

(^^✿

 

 

 

 

 

 

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カテゴリ このコラムの執筆専門家

(東京都 / クラシックバレエ教師・振付家)
舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ

natural & elegance

長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年