- 増岡 健司
- 医療法人社団 MEDIQOL 理事長 歯科医師
- 東京都
- 歯科医師
対象:一般歯科・歯の治療
- 赤岩 経大
- (歯科医師)
- 赤岩 経大
- (歯科医師)
「治療中だったけど仕事が途中でやめちゃった」
という声は意外と多いもの。気になることはあってもついつい足が遠のいてしまう歯科医院。でも上手に利用すればとっても楽に通えるはずです!
治療が中断すると・・・
例1)
夜も眠れないくらいに歯が痛かったけど、1 回歯医者に行ったら痛くなくなっちゃった。来週またくるようにいわれたけどきっと悪いところはとれたはず。このまま行かなくてもいいか・・・
→痛みが出るくらい放っておいて、神経の治療をすると、数回にわたって神経の炎症をおさえつつ、歯の根っこのかわりに人工物を入れて密封しないとばい菌が根っこの先に溜まっていきます。ひどくなると腫れあがって抜歯にいたることもあります。
例2)
来週かぶせる歯が完成するまでの間に仮の歯をつくってもらった。見た目もキレイだし、またお金もかかるからこのまま使い続けることにしよう。
→仮の歯のままでいると、お茶やタバコなどの色がつきやすく変色しやすいので見た目も悪くなりま
す。すきまがあった場合は、再度むし歯になってしまうこともあり、亀裂もはいりやすいです。作り直すことになったらさらに時間とお金の無駄遣いです。
以上のように、治療を必要としないとき、例えば定期健診や歯のクリーニングで歯科医院をおとずれていれば、苦痛なく短時間で、しかも費用もかからないという、いいことだらけです。
仕事もそうですが、ちょっとしたミスを隠したままでいて、後々取り返しのつかない大問題に発展することがあるように、歯の治療も発見がはやければはやいほど処置がしやすく、放っておけばおくほど、治療期間、費用がかさみます。先延ばしの代償はあまりにも大きいので、今気になる症状や治療を中断している歯があったら迷わず相談してみましょう。