カナダへの修学旅行 - 酷すぎるホームステイ

カナダでのホームステイ状況の劣化が叫ばれて20年以上経ちます。

エージェントの嘘が暴露されてやはり20年以上経ちます。

「修学旅行」と称し、生徒をカナダに送り出す学校は、修学旅行の内容は業者に丸投げ。

実際にカナダで生徒たちがどんな目にあっているのかにも、全く考えが及ばないようです。

この秋も日本の高校生が修学旅行と称してカナダにたくさんやって来たことと思います。

その実際の修学旅行体験者から届いた声をふたつご紹介します。

１．折角の修学旅行で楽しみにしていたホームステイが落胆の経験に

「今、高校の修学旅行でカナダに来ていて一般家庭にホームステイさせてもらっています。

3泊する予定で明日がホストファミリーと過ごす最終日です。

修学旅行のプログラム的に明日はホストファミリーと出かける予定だったのですが、さっき明日の予定を聞いたところ「Stay home.」と言われました。


学校側からは「ホストファミリーには近場でもいいからどこか連れて行って貰えるようにお願いしている」と聞いていたのでとても戸惑っています。

明日、「どこかに連れて行って欲しい」とお願いしようと思いましたが、「近場でもいいからどこかに連れて行って欲しい」とお願いされているにもかかわらず出かける計画を立てないファミリーに言っても無駄なのかなとも考えてしまいます。」

学校側の説明も誠に不誠実・無責任極まりないです。

カナダでホームステイを受け入れる際には「生徒をどこかに遊びに連れて行くこと」などの契約は含まれません。

あくまでもホストファミリー自身の善意任せ、生徒たちには何の権利もない滞在です。

ホームステイへの見果てぬ夢「綺麗で大きな家に白人カップルとかわいい子供たち。裏庭には芝生とBBQ。SUVに乗り家族で一緒にお出かけ。」

こんな夢は20年以上も前に消え果てたのですが、未だに世界知らずの学校教師は同じ説明を繰り返し、現状を知っているエージェントはひたすら隠す。

その合間で悲しい経験をするのは、生徒たちです。

２．日本の高校からの英語研修には、ひどいホストファミリーが多すぎ。

トラウマが残るほど、ひどい扱いを受けるケースが多いです。

「ほとんどの生徒は、学校やカナダの街はよかったけれど、絶対にホームステイなんかしたくない！と帰国しました。

出発前には、エージェントが学校での全体説明会で、①連休や休日はファミリーと一緒に過ごすので、カナダの生活を経験できる②日々、ホストファミリーと過ごすことで、英語のブラッシュアップになる、などと説明したはずなのに。

ホストが忙しく、生徒はショッピングセンターでほぼ１日置き去りにされ、食事の時も、英語ではなく日本語と中国語が飛び交う食卓。

ホストマザーやファザーからは、自分達が帰宅するまでの夕方は、唯一リビングで過ごして、英語の番組テレビを見てもいいと許可されていたにもかかわらず、英語の喋れぬ中国人のベビーシッターにテレビを消され、怒鳴り散らされ部屋に戻されていました。

家では英会話にもならず、部屋にこもるか、買い出しにいくしか。」

またしてもエージェントの大嘘ですね。

ホストファミリーには「生徒と時間を過ごし、英語の勉強を助ける」などの責任はありませんし、契約条項にも全く含まれません。

短期のホストは、ステイ代が少々割高なので受ける人がいるだけです。

契約以上のことまでやってくれるホストは非常に少ないと思って下さい。

先日もバンクーバーの中心にあるHarbour Centre Shopping MallのFood Courtで日本の高校の制服を来た日本人高校生をたくさん見かけました。

「どんな経験をしているんだろう」と気になりました。

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