歯科のこと Q&A - 虫歯治療 - 専門家プロファイル

増岡 健司
医療法人社団 MEDIQOL 理事長 歯科医師
東京都
歯科医師

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対象:一般歯科・歯の治療

赤岩 経大
(歯科医師)
赤岩 経大
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閲覧数順 2024年04月25日更新

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歯科のこと Q&A

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  1. 心と体・医療健康
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歯科の蘊蓄
Q.子供の歯の虫歯は永久歯になる前だったら生え変わるので、放っておいても大丈夫?


A.だめです。必ず治療しましょう。乳歯を虫歯のまま放っておくと次に生えてくる永久歯がもろくなってしまいます。また、永久歯の歯並びに影響してしまう場合もあります。




Q.保険治療と自由診療の違いって何ですか?


A.保険治療の場合、治療費(保険点数)は一律で、処置方法や使用材料もすべて決められています。つまりその枠内で治療を行なっていくことになります。
 保険で決められた以外の治療をしたい、材料を使いたいといった場合、治療費は保険料から支払われませんので、自由診療ということになります。自由診療には矯正歯科治療、インプラント治療、貴金属やセラミックを使った修復物や金属床義歯などが当てはまります。良い材料を使用した場合、治療後の見栄えが良く、耐久性も優れている場合等があります。
 歯を治療されるとき、他の治療法や材料をご希望されるか、治療費とも合わせて歯科医師とよくご相談して下さい。




Q.以前していた詰め物が外れてしまいました。外れないように治すことは可能ですか?


A.詰め物が外れる原因としては次のようなことが考えられます。
 
 1. 詰め物と歯の間が虫歯になった場合。

 2. 詰め物を接着しているセメントが時間とともに劣化したことによる場合。

 3. チューインガムやキャラメルなど歯に強力にくっつきやすいものを噛んでいる場合。

 4.詰め物の厚みや形態に問題がある場合。


(1)は、修復したものと歯との適合状態(密着状態)特に歯との隙間が、甘い場合に起こりえます。部分的に歯のほうが欠けて隙間ができる場合もあります。おおよそ、数十ミクロン以上の適合状態だと、問題になる場合が多いようです。

(2)は、セメントの経年劣化ですが、これは(1)と同時に起こる場合もあります。最近は、セメントの性質もあがり、接着力の強力なものもでています。

(3)は、(1)、(2)、(4)と同時に起こる場合があります。充分な厚みや、形態接着をされていれば、ある程度防げます。

 いずれにせよ、適切な詰め物の厚みと理想的な形態と接着力の強いセメントで仕上がっていればあまり起こりににくいわけですが、メンテナンス等を怠っていることでおこる場合もあります。
また、自分では磨いているつもりでも実際には十分磨けていない場合がよくあり、同じ歯を虫歯にしてしまいます。治療後のブラッシング指導も十分に受けて下さい。
 また、いくつか原因が複合して詰め物を外してしまうことがありますが、外れたまま歯を放置しないで下さい。外れたまま放置するとより深い虫歯をつくってしまう可能性があります。
 反対に外れた直後に来院いただければ、比較的簡単な治療で完了できる場合もあります。