このたび、私の専門分野である経営支援活動の一環として、経営戦略シリーズのコラムを投稿することにしました。
手始めに“事業計画”について書いていきます。
私は、ドリームゲートの相談アドバイーザーになって以来、多くの事業計画作成セミナーを実施してきました。主な受講対象者は、以下の方々でした。
・これから起業を目指している方
・事業アイデアをお持ちの方
・ベンチャー・中小企業で新規事業の計画を作りたい方
・ベンチャー・中小企業で資金を金融機関などから融資を受けるための事業計画を作りたい方
・ベンチャー・中小企業で更なる売上げ拡大を目指している方
今後は、2月4日のコラムでも書きましたように、横浜経営支援センター:httpを中心にセミナーを行っていきます。
さて、事業計画をなぜ作成する必要があるのでしょうか。
あるいは、事業計画をどのように活用するのでしょうか。
セミナーでは、上記のポイントについて説明しています。このコラムでも上記ポイントを含めて事業計画について説明していきます。
週末起業フォーラムによると、最近の経済情勢の悪化で、一部大手企業が副業解禁を打ち出したとのことで、「週末起業」への関心が一挙に高まっているそうです。
幾つものテレビ局から取材依頼がきているとのことです。
私にも、メールで、新規に起業することに対する質問・相談が増えています。
今後、少しでも収入を増やそうと、創業・起業される方々が増えると考えています。
ただ、創業・起業は、ただ漠然と起業して独立したいな、或いは、収入を得たいなと感じるだけでは出来ません。
たまたま、ある偶然と勢いで起業できたとしても、事業基盤が確実でなければ、事業継続が困難になるリスクが非常に高くなります。
起業する場合、どのようなサービス・商材をどのような市場・顧客に提供して、提供するかを明確にする必要があります。固い言葉で言いますと、“事業基盤及び事業対象の明確化”になります。
また、再度、週末起業フォーラムの言葉を引用させてもらいますと、「小資本で、インターネットを使って起業する」「自分が『好きなこと』『得意なこと』で起業する」 と言っています。
私もこの週末起業フォーラムの考えに同感します。
今までの勤務経験に基づく得意なことや、好きなことで起業するのは自然なことです。
起業する時のポイントは、
A.少ない資本で起業する、
B.自分の企業・会社・事業の宣伝、広告、サービス提供、顧客のニーズの把握・意見などの情報収集にインターネットを活用する、
C.コストは徹底的に圧縮し、出た利益は貯めて、次の事業展開に備える、などです。
これから起業する人は、上記のポイントを確実に理解し、自分の頭で考え、自分の言葉として明確に書きだしたものが事業計画として作成する必要があります。
私は、どの起業家・創業家に対しても、先ず、事業計画の作成を行いなさいとアドバイスしています。
また、既に起業した企業家に対しても、自分の事業を見直し、再強化するには、事業計画の再確認や新規作成が必要ですよとアドバイスしてきました。
そこで、このコラムでは、“事業計画”のタイトルのもとに、事業計画をどのようにして作成していくのか、主要ポイントをシリーズ化して以下の項目について説明していきます。
1.何故、事業計画が必要なのですか
2.起業アイデア・新規事業アイデアはどう切り出しますか
3.事業計画の作成ポイント
1)事業コンセプト;事業概要はどう書きますか
(1)対象市場・顧客の見方・考え方
(2)どう実現するか
(3)他社との差異化の考え方
2)詳細事業計画はどう書きますか
(1)対象市場
(2)営業・販売計画
(3)宣伝広告計画
なお、個人事業主や小規模・中小企業にとって、インターネットの活用は必要不可欠なものと考えていますので、インターネットをどう活用していくかの観点で、“仮称:インターネットの活用ポイント”のタイトルで別シリーズのコラム記事を近々に書いていきます。
私のコラム記事についてコメントやご質問があれば、何時でもご連絡ください。お待ちしています。
今後ともよろしくお願い致します。
“グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁”
このコラムの執筆専門家
- 山本 雅暁
- (神奈川県 / 経営コンサルタント)
- グローバルビジネスマッチングアドバイザー GBM&A 代表
起業・企業存続の為の経営戦略立案・実行と、ビジネススキル向上
起業及び、事業拡大や経営合理化を目指す企業に対して経営コンサルを行います。大手メーカーで得た経験を活かし、補助金活用、アライアンスやM&A、市場分析に基づいた事業戦略策定・実行や事業再生を支援します。OJT研修でのビジネススキル向上を支援します。
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