残暑お見舞い申し上げます。みなさま、いかがお過ごしですか。
毎月10日頃発売の小冊子『PHPスペシャル』のテーマは『「捨てる」習慣が幸せを呼ぶ』。
私もこのところ、あれこれ捨てることにはまっていて、少しずつですが家の整理が進行中。
きのうは、久しぶりに履いた高いヒールのサンダルがあまりに歩きづらく翌日ひどい腰痛になったので、もうお役御免だろうとサヨナラしました。
物を捨てるときは少し心が痛むけれど、スペースが空くとスッキリ爽快感が得られます。こうして少しずつ身軽になっていきたいです。
さて、今回のお悩みは、「できる部下なのに欲がなさ過ぎてもどかしい」というもの。
たしかに、もうちょっと欲を出せばもっと伸びるのに・・・と惜しい気持ちになるのもわかります。でも、もっと成長したいかどうかは本人が決めること。どんなにもったいないと上司が思っても、部下に成長を強いることはできません。
実際、過去に見込みがあるからと特定の部下にあえて厳しく接していた上司がパワハラで訴えられたことがあります。上司にしてみれば、部下のためによかれと思ってしていたのに、恩を仇で返されたように感じられたことでしょう。でも、部下にとっては大きなお世話だったのです。
もっている才能をどう活かすか、活かさないことも含め、すべては本人が決めること。他人がとやかく口出しすることではありません。ただ、本人が自分の才能に気づいていないこともあるので、その才能を指摘し、今のままではもったいないと伝えれば、本人の意識を目覚めさせるきっかけくらいにはなるかも。
上司だろうと親だろうと、できるのはそこまで。その先は本人に求められたらで充分。それで満足できない人は、他人との境界を区別できない依存的かつ支配的な傾向があり、気づかないうちにハラスメント行為をしてしまう可能性があるので気をつけましょう。
このコラムの執筆専門家
- 藤井 雅子
- (東京都 / 心理カウンセラー)
- メンタルエステ ココロの部屋
カウンセリングはココロのエステ
自分を好きになれない、自信がない、思ったことを上手に表現できない、人目が気になって仕方ない、不安やイライラで毎日が楽しくない、甘え下手・・でもどうしていいかわからない、そんな悩める女性たちを心から応援します。ぜひ一度ご相談ください。