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真崎 喜雄
真崎 喜雄
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閲覧数順 2020年07月01日更新

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2020年3月のソニー銀行金利と今後の見通し

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 銀行の中では数少ない、翌月の適用金利を今月に発表しているソニー銀行ですが、3月の基準金利は固定金利が全て低下しました。

 まず変動金利ですが、これは日銀が「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」を継続していることや、日本の短期金融市場が安定しているため横ばいとなりました。変動金利の横ばいは、3月の他行の金利でも同様だと思います。

 なお、ソニー銀行は返済額を5年間一定としその一定の金額の範囲内で、元本、利息の定期的な見直しを行う「5年ルール」や、5年後に返済額を見直す際に前回返済額の125%を上限とする「125%ルール」の不採用により、適用利率が急激に上昇した局面においては返済額が大幅に増える可能性があります。

 ソニー銀行や新生銀行の変動金利を選択する際は、上記の仕組みの適用がないことをよく理解しておくことが必要です。

 一方の固定金利ですが、中心となる基準金利の固定10年は前月比0.010%低下の1.920%、20年超の最長期間の基準金利は前月比0.090%低下の2.398%となっています。(基準金利から適用金利が定まります)

 ソニー銀行の資金調達時期にあたる、1月下旬から2月上旬にかけては、長期金利が低下したことが要因と考えられます。

 今後の見通しですが、変動金利は横ばいとして、長期固定金利の指標となる長期金利もほぼ横ばいの展開となりそうです。

 新型コロナウイルスが世界に蔓延し、特に発生源の中国では深刻な事態となっています。そして、新型コロナウイルスの毒性がそれほど強くないことがわかったものの、世界市場は特に中国経済への影響を懸念して、不安定な値動きとなっています。

 日本でも年初から株価が下落し、長期金利も低下していますが、今のところ-0.05%程度を挟んでのもみ合い症状となっています。

 今回のソニー銀行金利が、新型コロナウイルスの影響をどこまで織り込んでいるのかはわかりませんが、他行の3月金利では2月の金利低下分を織り込みにいくため、長期固定金利は低下する可能性が高いでしょう。

 ただし、それ以降は長期金利も膠着状態が続くと考えられることから、3月の水準を底に横ばいでの推移となりそうです。

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沼田 順(1級FP技能士、宅地建物取引士、住宅ローンアドバイザー)


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