- 大園 エリカ
- 舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
- 東京都
- クラシックバレエ教師・振付家
日本のテレビドラマの多くは、中身が薄っぺらで安っぽいものが多いと感じる事が多くて、正直昔からあまり魅力を感じない私㋱。
( 一 一)・・・
これは私は昔から感じている事の一つなのですが、たまたま目にしたドラマの予告などからも「どうして日本のドラマって意味なく知性なく、何故こうもヒステリックに喚き散らすシーンが多いのだろう?」と、とても不思議に感じる事も多いですし、
そうじゃなければ、"殺人事件の犯人を捜すドラマ"というのを観ない日はないと言っても過言ではないほど、「年中同じ様な内容が繰り返されているドラマが本当に多過ぎる」という印象でしょうか。
(※メディアというものの性質を利用し、或る意図を持ってわざとそういう波動の低い暗い内容のドラマを垂れ流しているという事も考えられますが…)
(^^;
これ等がもし視聴率を取れるドラマであると言うならば、
私は逆に「どれだけ多くの人達が、自分の中に隠した怒りを持っているのか」とか、「人殺しとか犯人捜し="復讐"とか"自分に取っての正義と悪"」というものを好んでいるのか?という事を感じてしまったりも致しますし、
「それだけ視聴者の方達は、無意識に日頃の鬱憤が溜まっているという証なのか!?」という事まで想像してしまう私㋱かもしれません。(笑)
(^^;;
そんな私㋱、近頃は殆どテレビを観なくなったのですが、時々時計代わりにスイッチを入れる時はあり、ついでにそこで流れるニュースなどから、「いかに日本のメディアの垂れ流すニュースが、フェイクニュース=印象操作され、捏造されたものが多いか」というのを見破る訓練をさせて頂く事はあります。(笑)
昨日もそんな感じで、たまたま何の気無しに帰宅してテレビをつけたのですが、その時に私が大好きな懐かしい「大奥」が偶然再放送されており、
本当はテレビの音声だけ聴いて家事をしようと思っていた私㋱は急遽予定変更し、「ドラマをしっかり観る体制」でテレビに釘付けになりました♪(笑)
(^^✿
昔からこのパターン(※「大奥」の再放送がされていたら作業後回しで、即座にテレビの前に座る)は変わらず私の中にあり(…と言っても、私は全然テレビっ子ではないので、その為に番組表をチェックした事は皆無なのですが…)
偶然この「大奥」の再放送が発覚したら、絶対毎回そのまま見入ってしまい、完全にそのドラマの中に一瞬にして引き込まれて観てしまう私㋱なのでございます~♫(笑)
(*^^*) ~ ☆彡
何故私が、この「大奥」というドラマにこれほど惹きつけられるのかと言いますと、何と言っても人間というものに対しての洞察力が素晴らしく、内容が非常に深いからです。
( ・・) ~ ☆彡
このドラマの主役は「大奥」という"女の牢獄"に住む女性達ではありますが、このドラマの脚本が素晴らしいのは、多くのアメリカ映画に良く見られる様な安直で単細胞な、単なる「正義と悪」という様なものの見方ではなく、
どのシリーズであっても、そのドラマで描かれる全ての人間に対して、脚本家の方が"中立"という目線を忘れず、慈愛と慈悲の心でもってそれぞれの人間模様を毎回描かれているからなのでしょう!
( ・・) ~ ☆彡☆彡☆彡
ちなみに私が「大奥」というドラマを初めて観させて頂いたのは、松下由樹さんが春日局を演じた「大奥《第一章》」というシリーズからでしたが、そこでものの見事にハマってしまい、
それより以前に制作されていた、浅野ゆう子さんが出演されている「大奥」シリーズも再放送がある度に観させて頂きましたし、新しい「大奥」作品がテレビで放映されると知ると、当時は毎週楽しみに欠かさず観させて頂きましたし、スペシャル版も沢山拝見させて頂きました♪
ちなみに映画化された「大奥」を映画館で拝見した事もありますが、テレビにせよ映画にせよ、私の観ていない「大奥」は他にもある様だという事を、今さっきネットで調べて知りました。(笑)
…が、とにかく私㋱は、衣装含めた艶やかな美術込みで、この「大奥」という奥行きの在る芸術作品が大好きだ~~~ッ♡という事でございます♫(笑)
☆_(_☆_)_☆
ちなみに昨日「大奥」を観た時に、一週間後(25日)に「大奥《最終章》」として、スペシャル版(3時間)が放映されると告知されていましたので、私は「絶対観る~~~ッ♪」と決めています♫(笑)
(*^^*) ~ ✿
「大奥《最終章》」 より
2019年3月25日(月) 20:00~(フジテレビ)
私はこの「大奥」の台本を書いておられる浅野妙子さんという方の素晴らしい脚本と、そこに出演されている女優&俳優さんが適材適所で名演技と感じるものならば、そのドラマの世界観にものの見事にハマりますが、
たま~に演技がとても下手なタレント女優さんなどが(※多分事務所の力で)主演されたりすると、脚本がどんなに良くてもそのアマチュアレベル感をカバーし切れず、魅力が半減させられたシリーズも過去ありましたので、
「今回の大奥はどっちだ!?」という感じで観させて頂くと思います♪
(^^✿
このコラムの執筆専門家
- 大園 エリカ
- (東京都 / クラシックバレエ教師・振付家)
- 舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
natural & elegance
長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年