何年ぶりでしょう。
新幹線を降りたホームで、ばったり! その方にお目にかかりました。
長いようで、短い間、一緒に仕事をさせていただいた方で、
とにかく「赤ちゃんのようなすばらしい笑顔」を身につけている方です。
ITの業界では、とてもすばらしいキャリアを積み重ねていらっしゃる、若手のホープといったところでしょうか?
そんな、彼からいただいたメールが、「お元気そうで・・・」だったのですが、
改めて、ゆっくりかみ締めているうちに、「お元気そうで」の「お」の文字に、
彼の人に対する気遣いを感じました。
実の年齢もわたくしのほうが3歳上ではありますが、
社会的な地位で、あえて比較するなら、彼のほうが信頼性が高いと思います。
人は傲慢に生きる生き物で、自分より下だと判断したのであれば、「元気そうで何より」とするところでしょう。
しかし、彼は、人生の先輩である年上の人に当てるメールだからこそ、「お元気そうで」と書き出してくれたのではないでしょうか?
そんな彼の誠実さが、「赤ちゃんのような笑顔」を、いつまでも忘れさせないのではないでしょうか?
しかし、日本語ってすばらしい!
ちょっとした自分の気持ちを、たった一文字添えるだけで明確に伝えきることができるのです。
改めて、日本語の美しさを感じた1日でした。
このコラムの執筆専門家
- 竹内 和美
- (研修講師)
- 株式会社オフィス・ウィズ 代表取締役
実践型研修で、結果が即・行動に現れます
ビジネススキルに不可欠なコミュニケーション力。ますます重要な「聴く力」「話す力」「論理的に考える力」を高める研修はじめ、企業研修の内製化のコンサルティング、人事政策のアドバイスなど、人事に関する総合的なご支援をしています。
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