
- 村上 治彦
- 一級建築士事務所 村上建築設計室 代表
- 東京都
- 建築家
対象:住宅設計・構造
耳にすること多くなってきました。
木造の場合は、充填断熱と外張り断熱というのが主な断熱方法ですが、
鉄骨造の場合は、鉄部がものすごく熱を伝えやすいので、
この住宅では外張り断熱を選択しました。
鉄骨造での断熱材の選択に加え、
耐火建築物(基準法の中で耐火要求の一番厳しい建物)なので、
外壁は認定を取っているものを使う必要があります。
更に、間口の狭い平面形状をしているので、
少しでも使える面積をどうやって大きくするかなど、
外壁材の選択の条件が幾つもありました。
写真は、断熱材を鉄板ではさみこんだ外壁材です。
5cmの厚さの製品で、耐火外壁・断熱・内部仕上げを兼ねているものです。
部分的に現しで使っています。
お施主さんのアイディアで、写真をマグネットで貼って、
階段・廊下がギャラリーのようになっています。