水仙秘話 - 婚活全般 - 専門家プロファイル

橘 凛保
社団法人橘流恕学アカデミー 理事長 講師
東京都
マナー講師

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閲覧数順 2019年05月22日更新

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水仙秘話

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水仙秘話

BSプレミアム アナザーストーリー「天皇いのちの旅」より
この番組で「象徴」についてわかったように思います。
とても良い番組だと思いました。
そこに出演させていただいたことは、本当に光栄なことでした。

今回は「象徴」からは離れますが、
記録しておきたい秘話があります。

TVの中では、皇后陛下に手渡した水仙の理由までは話していませんが、
あの水仙を渡すに至った経緯について記録しておきます。
これは、2011年5月、直接、佐藤さんから伺った話です。

「天皇陛下、皇后陛下がこの避難所にお越しになる。
こんなところにお越しくださるのに、何もおもてなしができない。
せめて、この水仙を差し上げたい。」

 

実は佐藤さんは神戸の水仙のことはご存知ではなかったのです。
ただただ、避難所にお越しくださる両陛下に
せめて何かできないかの気持ちからだったのです。
 

津波で流された自宅の庭のがれきの中に咲いた水仙を差し出した。

ご主人様はこう言われました。
「津波をかぶった水仙だ。万が一バイキンでもついていたら大変なことになる。」
佐藤さん、
「それは、お付きの方が判断されるでしょう。気持ちを伝えたいのです。」
そう言って、差し出したそうです。



すると、皇后陛下は、なんのためらいもなくお受け取りになりました。
それがこの写真です。
そして、飛行機を降りられる時もその水仙を握りしめていらっしゃいました。

なぜ私がこの水仙を助けたかというと
あの原爆の後いち早く咲いてくれたのに忘れられたカンナとダブったからです。
ひとたび忘れられてしまうと、なかなか伝えられないからです。
15年、忘れられたカンナを伝えているが、未だに「初めて聞きました」と言われます。
この水仙は、カンナのようにしてはならない、助けなければと思った。

助け出した水仙の球根

佐藤さんはカンナの球根が欲しいと言われました。
避難所生活だったのでお姉様の所で植えたと聞いています。

私は水仙をいただいて広島に行き、何校かで植えました。



その水仙がこの写真です。

 


我が家でも咲いたその水仙です。

 

 



佐藤さんもご主人も癌で亡くなりました。

カンナスマイルのポスターを1000ごとに届けに行っていたのに・・・
一時は抗がん剤もあっているみたいとおっしゃっていたのに・・・


そもそも、津波に流された蒲生に引っ越されたのも
お母様の癌の治療のためとお聞きしています。

佐藤さんが津波から助かったのは、お隣の老夫婦を助けに戻ったことにありました。

車に一度は乗り込んだものの、隣の老夫婦が気になり、車を断ったのです。
その車で逃げた方々は流されて亡くなったそうです。


この度の出演も本当に不思議なのです。
佐藤さんの取材ではじめはお電話をいただき、資料提供したりしました。
最後に担当者さまから直々に会いたいとのお申し出、
水仙の資料をお持ちしました。ところがまさかの・・・
「今日は橘さんのことを取材させてください。」
ということになりました。


佐藤さん、ご主人様のご冥福をお祈り申しげます。