餅まきは、上棟した棟の上から餅をまいて、ご近所や知り合いの方のお餅をもらっていただく風習です。
最近、地鎮祭や上棟式をやらない家造りも多いようですが、私が関わらせていただいている家ではほぼ9割が地鎮祭と上棟式を行っています。ですが、餅まきは、クライアントの意思で行いますので、久しぶりに私も参加しました。
今回の餅まきはクライアントのNさんには色んな思いがあったようです。
後日とても素敵なメールをいただいたので、Nさんの了解を得て掲載させてもらいますね。
「お餅まきは、両方の実家が建つ時にやっていた事だったので、やるのが当然の行事だと思っておりました。が、それとは別の理由で、私はもう記憶に残るであろう年齢のK君にどうしてもお餅まきを経験させてあげたかったんです。ここ1,2年でK君のお友達が何人かお家を建てた時に餅まきをしているのを見て、「K君も、おうちができるときにはやりたい!」とずっと前から言っていました。なのでお餅まきの時は、主人と両方の父とK君の姿を見て、なんとも言えない嬉しい気持ちと幸せな気持ちでいっぱいになりました。
K君は、当日は高熱の中ぼぉーっとしてやっていましたが、念願かなってとても嬉しかったようです。あの日以降「お餅まき楽しかった。○○くんが来てくれた」と毎日のように話しています。」
家造りが単なる物造りではなく、思い出造りになるんだなぁ、とこのメッセージをいただいて思いました。Nさん素敵なメッセージをありがとう。
このコラムの執筆専門家
- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
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