トレーナー業界における「未知の未知問題」

　こんばんわ

弊社では毎週月曜日が研修＆ミーティングなのですが、その際に組織の代表として心掛けている事の１つが「未知の未知」を如何に小さくするかということ

　「未知の未知」ってなんなのさ？というと

「知らないことを知らない」ということですね

　早口言葉の様になってしまいますが、知らないことを知らなければ、知りようが無い訳です

その為、先ずは「未知の未知」を「未知の既知」にすることが大切かなと

　今度は「未知の既知」ってなんなのさ？となるかと思いますが

それは、「知らないことを知っている」ということですね

　例えば、先日記載をした様な、「TPP」とかは、「名前は知っているけれどよく分からない」ということがほとんどだと思います

言い方を変えれば、自らが「知らないことを知っている」訳ですね

こうしたものは、何か機会さえあれば自ら調べようとしますから、成長に繋がることと思います

　しかし、「未知の未知」は、知らないことを知らないので、調べようも無いし、学びようもない訳です

　例えば、この業界あるあるですが、専門学校を卒業して、トレーナーの企業に就職→親元を離れて一人暮らし→職場では専門的な知識に関する話題しか上がらない→家でも1人なのでそういった話題にならない→「未知の未知」の領域が変わらない→30歳になっても、40歳になっても社会人としての土台が成長していない→経験年数が長いという理由でそうした人間が育成担当になる→更に未知の未知のだらけな人間が溢れていく.......みたいな感じです

　そして、こうした育った人が30歳とか40歳になった時に、そのトレーナー企業が潰れたとして、その後の人生どうするの？と

  専門知識や技術に関わる領域がトップ数％レベルで大きく育っているならまだしも、専門知識や技術に関わる領域も2極化が激しい現在、その領域においても10年～20年前の考え方のまま、未知の未知の領域が大きい様であれば、かなり厳しいですよね

　更に問題なのは、そうした未知の未知の領域が大きい方は、「情報リテラシー」が低く、「クリティカルシンキング」＆「メタ認知」も出来ない場合が多い為、「自らがヤバい」ということも未知な訳です

　もちろん、企業に頼るのではなく、自らが「未知の未知」を埋める努力が重要な訳ですが、経営者の役割がチーム力の最大化による価値提供の最大および利益の創出であるならば、両者が互いに「未知の未知」を埋め合う努力と環境づくりを行う事が重要ですよね！と思う、今日この頃・・・・・・

としお

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