これからの時代におけるトレーナーの分かれ道

　こんばんわ

昨日は新年最初となる研修＆ミーティングということで、午前中はムーブメントトレーニング、午後は年間計画などについて

　よく言われる様に、「鳥の目」で全体を俯瞰し、「魚の目」で流れを読み、「虫の目」でミクロな現場を見るという３つの目が重要

  我々トレーナーは、自らの専門分野というミクロな部分かつ、現場という超ミクロな視点だけで物事を考えがちです

　「類推思考」を用いる時なども、縦軸として「時代」、横軸として「国」や「地域」および「他業界」といった様に、広い観点から考えた方が、幅が大きく広がります

　その為、昨日のミーティングでは、弊社としての「年間計画」を伝える前に、いわゆる「世の中の流れ」というものについて話をしていきました

　その中には、そもそも「TPP」や「EPA」とはなんなのか？といった話にはじまり、「移民」と「外国人労働者」って何が違うのか？今年から始まる「セブンペイ」や2020年から本格的に運用が開始される「５G」によって何が起こると考えられるのか？などなど

  社会人としては当たり前のことではありますが、名前は聞いたことがあるんだけど、なんだかよく分からないというスタッフが大半の「既知の未知」を説明してみたり

　もちろん、トリガーポイントなんちゃらやエイコサペンタエン酸の略ではないですね（笑）

  また、もう少しミクロな内容として、業界の今後の流れなどについても話をしてみたり

　日頃お客様に提供する「価値」というものは、「時代」や「環境」によって変わりますし、いわゆる「強み」というものも「競合」や「戦場」によって変化をする相対的なものになります

　その為、「鳥の目」を持って全体を俯瞰し、「魚の目」を持って流れを読むことが大切です

  特に変化の流れが速い現代においては、一瞬にして潮目が変わってしまうことが多く、ここ数年では大企業が相次いでヘルスケア領域に参入すると共に、ハード面に相当な投資を行っています

　例えば、多くの方が知る「アシックス」などは豊洲に低酸素ルームを備えた大規模な施設を創ろうとされていますが、こうした「機能的＆情緒的価値」の高さが分かりやすい大規模施設は、我々の様な零細企業が創ることはコスト面などでなかなか難しいですよね

　また、我々運動指導者は、いわゆる「専門技術や知識」を「強み」と認識されている方が多いと思いますが、例えば、タイムを伸ばしたい市民ランナーがいるとして、月36,000円を支払って専門知識や技術が高いパーソナルトレーナーに、60分×４回指導を受けるのと、月に19,000円支払って、週に２回低酸素ルームで30分走るのでは、どちらがタイムが伸びるでしょうか？

  また、費用対効果を考えた時に、どちらが費用対効果が高いと一般の方は考えるでしょうか？

　こうしたテクノロジーの進化によって、我々が長年掛けて身に付けた能力が一瞬で無力化される可能性は、これから様々な場面で見掛ける様になってきます

　もちろん、我々運動指導者が長年かけて身に付けた能力というのは、多様にありますので、いわゆる「マーケット感覚」を身に付け、専門知識や技術以外に目を向けていくことが大切です

  その為にも、ビジネスパーソンとしての土台を如何に広く、大きくしていくかが、これからの大きな分かれ道になると考えています

としお

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一般的なマットエクササイズだけではなく、Locomotiveな動作なども含めた様々なBodyworkと、Bodyworkを指導するのに必要な理論を、少人数で包括的に学んでいきます！

①横浜開催！

「Bodywork for Movement Development~imok's Mentorship ModuleⅠ~」

日時：2019年1月19日（土）、20日（日）、2月9日（土）、10日（日） 

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