- 大園 エリカ
- 舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
- 東京都
- クラシックバレエ教師・振付家
私が人間観察をしていて良くお見かけする事の一つに、「自分に都合の悪い事には蓋をして、全て無視してあたかも無かった事にする方達」や、
相手に自分の事実や矛盾を指摘されると、過去に放った自分の見解や言動に対して「『私そんな事、言ったっけ?(したっけ?)』とシラを切る方達」というものがあります。
(^^;
こういう方達というのは、大概は勉強不足から来る"真理に関しての理解"が浅い為に、感性が鈍っていたりするので、ものを見る目が「自分寄り」という色眼鏡で曇っておられる方達でもあります。
(・。・;
この様な方達を見分けるのは簡単です。
何故なら、彼らは常に「自分は正しい&他者より優れていると思いたい」という思いから、絶えず自分を優位に立たせようという意識が真っ先に(※多くの方は無意識に)働くので、トータルで拝見すると結局主張される事には一貫性がないからです。
そしてこういう方達は、仮に以前にご自分が発していたものが間違いであったという事に気付いたとしても、決してその自分の無知を認めようとはなさらない強烈なエゴをお持ちなので、
ご自分の都合の悪い事に対しては「見て見ぬ振り」をなさる為、ご自分の主張される事が段々支離滅裂になって行くという特徴があり、その様相は「まるで自分の右手と左手が喧嘩している様な感じ」と言えば伝わりますでしょうか。
\(◎o◎)/!
ちなみにこういう方達は「そういう自分の姿に気付いていないのは自分だけ」という事が理解できない様でして、他者からはとても見苦しい、或いは滑稽な姿として目に映っているのだという事を意識する=自分を客観視するという事ができないという特徴がある様ですが、
それは「自分で思っている理想化された自分」と「現実の自分」という、そういう自分の中と外の矛盾を指摘されない様に、つまり「自分は正しい」「自分が一番優れている」というスタンスを自分の中に保つ為に、自分の事で精一杯になってしまうからなのでしょうね。
(^^;;
私が不思議に思うのは、どうして「自分は無知であった」という事を素直に認める事ができない方達が、こんなにもこの世の中には多いのでしょう?という事です。
宇宙意識から観たら人間などという生き物は、誰もが無知であるというのに…。
( ・・) ~ ☆彡
私が思うに、そういう方達は「自分が間違っている=失敗というのは恥」と言うか、そういうのは「他者より優れていなければならないという自分のエゴ」が許さないという様な感覚が強い方達なのでしょうね~。きっと。
(-_-;)
でも「間違い」とか「欠点」、「失敗」や「成功」って、一体何を基準にした事から生まれる発想なのでしょうか?
(・・)???
そういう発想になるのは、正に「世間や社会が生み出した価値観」というものに洗脳されているからという事が言えると私は思います。
( ・・) ~ ★彡
誰もが一生懸命生きていて、誰もが「その時の自分の精一杯」で生きている事には変わりはなく、ただ単にその時の自分が「良かれ」と思った事を誰もがしている訳であり、
だからこそ私達は「自分が間違っていた」と思う事は、特に視野が狭く洗脳された方達には、とても辛い事に思えてしまうのでしょうけれど、
その時の自分が起こした行動には、ちゃんと自分なりの理由(※多くは過去からのトラウマが影響しています)があるという事も、自分自身が一番知っているはずですし、
「自分の一番の理解者」になってあげられるのも、究極は自分しかいないというのも、私達は皆同じなのです。
(^^ゞ
だからそういう風に「間違っている自分に敗北感や罪悪感を持つ」という様な、自分を自ら苛める様な不毛な発想は止めて、
単に「あの時の自分は無知であった」という事を素直に認めれば、もっとご自分が楽になるのではないのかな~と、勿論私は自分も含めて思います。
何故ってそれができれば、自分の中でツジツマを合わせる為の行為=外に向かってどこか「言い訳めいた」とか「必死に誤魔化そうとして話を逸らす」みたいな言動を、自分を守る為に必死になってやり続ける必要がなくなりますから。
(^^✿
どちらにしても「真実や真理に沿わないもの」にお化粧をして誤魔化した所で、結局「自分以外の者には見破られている」「曇りの無い目を持ったものには見透かされている」のですから、
もし私は自分がそういう立場になった時は、そういうカッコ悪い事を続けるよりも、「あの時の自分は無知でした」と自分で認められる感性と、この世の真理や真実というものへの探求心というものを忘れず、前に進んで行くという事を選択したいなぁと思います♪
☆_(_☆_)_☆
だって、知らない事は「今から勉強して、知って行けば良いだけのお話し」なのじゃから♫(笑)
(*^^*) ~ ♡
私は昔からこういう色合いが大好きというのは、子供の時からブレていないかも♪(笑)
(*^^*) ~ ♡
子供の頃に選んだものでも、本当に好きなものはずっと好きで飽きる事がないというのが私㋱なので、新しい美しさに出会ったり、それまで気付かなかった美しさに気付く度に「好きなものが増えて行く♡」という人生でしょうか♡
( ・・) ~ ☆彡☆彡☆彡
誰もが「自分に取って間違った事はしていない」「そうするには、自分なりの理由がある」という事なのですから、自分に罪悪感を持つ必要はないのです。
ですが私が思うに、人間に取って一番良くない事は「自分の無知を放置する事」と、「無知である事に開き直る」という事かな~と思います。
(^^;;
何故なら「無知」というものは、人間の中で一番手強い「幸せへの道を阻むもの」と私は理解しているからです。
( ・・) ~ ★
このコラムの執筆専門家
- 大園 エリカ
- (東京都 / クラシックバレエ教師・振付家)
- 舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
natural & elegance
長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年