患者さんが歯周病について誤解している5つの真実<歯科・歯周疾患の知識> - 歯周病治療 - 専門家プロファイル

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閲覧数順 2019年07月21日更新

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患者さんが歯周病について誤解している5つの真実<歯科・歯周疾患の知識>

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  1. 心と体・医療健康
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1.歯茎が弱るのは「年のせい」ではありません。


「奥歯で歯ごたえがある食べ物が噛みづらい…」、

「最近、押すと歯がグラグラする…」、

「痛みは無いけど歯茎から血が出る…」、

「歯が浮くような違和感がある…」、


 これらは全て歯周病の典型的な症状なんです。患者さんの中には、「最近、どうも年のせいで歯が弱ってね…」なんて加齢変化のようにおっしゃる方がおられますが、年齢は全く関係ないんです。”歯周病”という感染症なんです。




 普段から歯科医院に通院されている患者さんでも意外と知らない方多いように思います。歯科医療従事者にとっては当たり前のこと過ぎて、皆さんも当然知っているだろうと思い、歯医者さんが指摘しないのかもしれませんね。


歯周病が治る・・・かもしれないうがい薬について http://profile.ne.jp/pf/yiida/c/c-58495/



2.歯周病の原因はバイキン、だから歯磨きでキレイに!


 患者さん方から「歯茎が弱った…」と表現されることが多い歯周病とは、歯周病菌によって歯周組織=歯の根っこを支える周りの組織が徐々に破壊されて、最終的に歯が抜けてしまう慢性の炎症性疾患です。

 すなわち虫歯と同様に細菌が原因で起こる感染症なんです。従って歯周病菌がいなければ進行しません。よく歯を磨いて口の中を清潔に保ち、常に歯周病菌が少ないレベルに抑えることが予防や治療になります。




歯科医師から見た2型糖尿病と歯周病の関係性  http://profile.ne.jp/pf/yiida/c/c-131473/



3.「痛みはないから大丈夫…?」「いいえ、末期の歯周病になるまで自覚症状はありません。」


  歯周病の症状の大きな特徴として、かなり進行するまで痛みがほとんど無いことが挙げられます。

 感染症の場合なら、バイキンが身体に侵入してきたら速やかに免疫機能が働いて炎症反応が起こり、痛みや腫れ、発熱を生じるのが普通です。ところが歯周病菌の場合は、歯周病菌の産生する代謝産物が知覚神経にいたずらするために、炎症が起きてもあまり痛みを感じないとされています。従って痛くないからと放置していると、長い年月をかけて徐々に歯周組織を破壊されてしまうのです。歯がグラグラしたり噛むと痛みを感じる段階になって慌てて歯科医院に駆け込んでも、歯根の周りの骨が溶けてなくなっているために「手遅れ」なんです。



4.歯周病は他人事?たぶんあなたも歯周病ですよ。


 私のクリニックに虫歯治療や口内炎の治療にお見えになった患者さんにも、診察時に明らかな歯肉の炎症があれば、親切心で歯周病のことや日頃の歯磨きの方法などについてご説明いたしますが、多くの方はご自身のことなのに、どちらかというと他人事のように聞き流される患者さんが多いです。

 以前から日本人の8割は歯周病になると言われておりますから、歯周病にならない人の方が少数派なんです。お口の中を拝見していても歯周病が全くない方はほとんどいませんね。



5.テレビで宣伝している歯磨き粉、うがい薬では歯周病は治りません。



 テレビのCMでよく歯周病に効きそうな歯磨き粉の宣伝を見かけますよね?赤く腫れあがった歯茎がみるみるうちにしぼんで、ピンク色に改善していく映像のやつです。あれは半分は嘘ですし、まるで治癒するかのような誤解を与えますね。ご丁寧にもCMの中では「歯周病予防」と言っており、「治る」とは言っていないんです。実に紛らわしい。
 この手の歯磨き粉やうがい薬には消毒成分や炎症を抑える薬剤が含まれていますから、一時的には症状が軽快するかもしれませんが、根本的な解決にはならないはずです。それどころか、受診のタイミングが遅れて手遅れになってしまう可能性もあるために要注意です。


別の歯医者の意見を!セカンドオピニオンを利用しましょう! http://profile.ne.jp/pf/yiida/c/c-60400/



<まとめ>


 歯周病は罹患率の高い細菌感染による慢性の炎症です。痛みもなく静かに進行していきます。特効薬はなく、進行した歯周病を完治させる方法はありません。日々の歯磨きが大変重要で、歯科医師や歯科衛生士と二人三脚で予防に努め、コントロールすることが肝要です。



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