- 大園 エリカ
- 舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
- 東京都
- クラシックバレエ教師・振付家
ここ数年、やたら糖質制限というものが注目を浴びておりますが、私は自分の体質には全然合わない食生活だと感じます。
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それは何故かと言うと、「自分は糖質制限をしたらどうなるか?」という好奇心から実際何度か試してみた事があるのですが、その都度体調が非常に悪くなったという経験があるからです。(※これは一日一食だけ試してみた時でも同じです)
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私の場合、糖質を制限してたんぱく質を多く摂ると、尿が濁ったり身体が怠くなったりして「あ、腎臓に負担がかかっているのだな~」という事が分かります。(※たんぱく質過多になると、決まって目の下にクマができるのもその証拠です)
「たんぱく質の摂り過ぎは腎臓を傷める」という事は知識で知っていましたが、自分の体が即反応するこれらの症状は、正にそれを証明するかの様でした。
( ・・) ~ ★彡
多分これは「私は元々腎臓がそんなに丈夫ではない」という事が大きいと自分では感じますが、
先日ひょんな事から「腎臓があまり丈夫ではない人は、食べない事で腎臓に負担がかかる事がある」という記事を目にして、「へ~~~っ!そんな事があるのか~」と目から鱗状態になり、
そして「グルメにはさほど興味が無いのに、何故か私がいつも食欲旺盛なのは、そうか!腎臓が欲していたからなのか!」という事が、自分の中で非常に腑に落ちたのでした。(笑)
\(◎o◎)/!
思えば私は、今までは「食べ過ぎる事から来る弊害」にしか目を向けていなかった感じでしたので、「食べない事で腎臓に負担をかける」という事があるなど、全く考えてもみなかったので、「そうか!私はもっと食べた方が良いのか♫ラッキ~♫♫♫」という事を感じたのでした。(笑)
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…という事で、今回は「今まで自分が実際に感じた体調から実感した事&今回私が新しく得た知識」を、自分なりにまとめてみました♫
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食べる量を減らすとカロリーが不足し、返って腎臓に負担がかかるケースがある
★痩せたいと思う人の中には、とにかく食べてはいけないと思い込んでしまう人が多いが、食べる量を極端に減らすと栄養不足に陥り、無気力になったりして逆にダイエットしづらい体質を作る。
★特に腎臓に負担をかけない為には、たんぱく質は制限しながらもカロリーの摂取は必要なので、腎臓を労わる為にはカロリーはたんぱく質以外で補う様にする必要がある。
★カロリーが不足してしまうと、筋肉を作っているたんぱく質を分解してエネルギー源にしてしまうため、筋力が衰えて痩せてしまったり、腎臓や体に大きな負担がかかる。
身体の為にサラダや果物をたくさん摂るとカリウム過多になって腎臓に負担をかける
★果物や野菜というと体に良いイメージだが、生の野菜や果物はカリウムを多く含んでいる為に腎臓に負担をかけるものがあるので、負担を掛けない為にも摂り過ぎを避ける必要がある。
腎臓に負担をかけないように和食中心を心掛けているという人の落とし穴
★体に良いイメージの和食だが、低カロリーで塩分が多い和食が腎臓に負担をかけている事がある。
だが和食は、揚げ物や脂質の多い食材を多用する洋食や、中華料理に比べて油の量も少なくカロリーが低いので、塩分に気を付ければ一般的に健康に良いと言える。
★腎臓に負担をかけないためには塩分・たんぱく質を控えながら、適正カロリーを摂ることが必要なので、減塩のために味噌汁には出汁をしっかりとって味噌の量を減らしたり、カロリーを上げるためにごま油をプラスするなど一工夫すると良い。
★漬物や干物、ベーコンなどの加工肉、かまぼこなどの練り製品やインスタント食品にも塩分が多く含まれているので注意が必要。
★パンや麺類には塩分が含まれているので、塩分を含まないご飯に比べて注意が必要。ご飯はパンより腹持ちが良く、腸を汚し肥満や慢性病に繋がるグルテンを含まないので健康的。
《たんぱく質を控える為のアドバイス》
★春雨はでんぷん質で、たんぱく質を殆ど含まない食品なので、食生活に上手に取り入れると良い。
★牛肉や豚肉は、もも肉よりも「肩ロース」や「バラ肉」の方がたんぱく質が少ない。又鶏肉の中でもささみや胸肉は高たんぱくなので「もも肉」を選ぶ方が良い。
《カロリーを上げる為のアドバイス》
★油は高カロリーなので天ぷらやフライにすると楽にカロリーが摂れる。その他には、揚げ浸しや筑前煮、豚汁の野菜を炒める段階でごま油などをプラスすると、風味が増して塩分による味付けも少なくできる。
《塩分を控える為のアドバイス》
★醤油や味噌は減塩調味料を活用したり、レモンや酢などの酸味を活用したり、昆布やかつお節などの出汁で味を引き立てると美味しくなる。但し顆粒和風だしや固形コンソメなどには塩分が含まれるので要注意。
★醤油やソースなどの調味料は、「かける」より「ちょこっとつける」という方法を取る。
《カリウムを控えるためのアドバイス》
★野菜や果物に多く含まれているカリウムは水に溶ける性質があるので、調理する時は水にさらしたり茹でこぼすなど、ひと手間加えてカリウムを減らす。果物は缶詰のものにはシロップに多くカリウムが含まれているので飲まないのがベター。
以上、今回私がお勉強した事のまとめでございました。
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腎臓があまり丈夫でない方は「タンパク質過多」と共に、「カリウム過多」や「塩分過多」に注意が必要という事ですね~。
そして自分の経験上、確実に言えるのは、「精製された砂糖」「人工甘味料」と「水分の摂り過ぎ(※喉の渇きは糖分や塩分の摂り過ぎが生じさせている場合が多い)」は体を浮腫ませ、
そして、特にコーヒーや紅茶などの「カフェインの摂り過ぎ」は、その利尿作用から考えても、確実に腎臓に負担をかけているという事です。(※私が思うに今流行りの過活動膀胱という症状は、カフェインの摂り過ぎから来ていると感じます)
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そして私に取っては「乳製品」や「豆類(豆乳・豆腐等含む)」は非常に身体を冷やす食品で、果物や野菜・果物ジュースを摂取した時と同様に、多食すると必ず手が冷えて冷たくなったり、「鼻水」が出るという解毒作用が起きます。
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ちなみに健康に良いとされている生野菜や果物は、自分に取ってそんなに健康的ではないという事は、こういう知識を得る前から自分の身体で感じていた事なのですが(※ちなみにたんぱく質を摂らなさ過ぎた時も、体はちゃんと欲しがりますので、体って実に正直で凄い機能を持っていると感じます!)、
長年菜食っぽい事をして来た&火を通した野菜を多く摂取して来た私の場合、思い当たるのは「カリウム過多」から来るアンバランスかなぁという事でした。
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体質は人それぞれなので、私に良い食生活が全ての人に向くという訳ではありませんが、どの様な体質であれ、結局は「それだけ食べていれば健康になれる」という都合の良い食品はないという事は言えると思いますし、
年齢と共に体調にも色々と変化も起きて来ますので、「その時の自分の体質や年齢に見合ったバランス」というものが、全ての人に健康な食生活の要になるという事だと思います。
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「野菜は体に良い」というイメージが強いので、野菜スープから「塩分や水分の摂り過ぎ」というものは意識しても、カリウムの摂り過ぎになっている場合があるという発想は無かったので、
あまり基本肉食を好まない食生活をしている自分には、そこが意外な盲点だったかも!と今回思いました。
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ちなみに私はお肉は嫌いな訳ではないのですが、牛肉や豚肉を過食すると必ず関節が固くなったり、下半身が太くなったり、皮膚の表面に何となく不快感を感じたりして、これが酷くなると痛風になって行くのだな~という実感がしますし、
あと肉食は確実に毛穴を大きくしますし、体毛に変化を起こす=ホルモンに大きな影響を与える食べ物というのも何度も経験済みで、何より体も気分も重くなるのです。
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それは小麦からできた食品も同様で、パンを立て続けに食べると肌に潤いが無くなり、関節は固くなるわ、ウエストが太くなり体が痩せづらくなるわで、非常に不健康だと私の体は感じるのです。
これは何度も自分で実験して得られた現象で(※私は現在アルコールは全く飲まないのですが、以前にビールをたま~に飲んだ時に毎回感じたものには「ビールはとても体を冷やす」という事がありましたし)、多分同じ小麦からできたビールも太り易い体質を作ると思います。
乳製品を多食した後には鼻水もそうですが、くしゃみが出て痰が絡むという不快な症状が必ず現れますし、糖質制限で今流行りのナッツも、やはり摂り過ぎは健康を害する食品であるという事を感じます。
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私はお米を主食にしていればダイエットとは無縁でいられます。それは何故かと言うと、食生活で非常に満足感が得られるという事と、多少体重が増えたとしてもコントロールが非常にし易いからですね。
お米はグルテンを含まないので、小麦の様に腸を汚さないクリーンエネルギーだと私の身体は感じています♫
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…とは言うものの、本当はパンや麺類や乳製品など大好きな私㋱~♫
でも洋食ほど「美味しくて体に悪いもの」「腸を不健康にして病気を作る食べ物」はないのでは?と思う事があります。(※小麦粉と肉食を常食している国は、若い時はスリムでも中年以降に肥満される方が多いですよね~。運動量がハンパないバレリーナでも、そういう方を私は沢山存知ております)
本当に、神様っていぢわる!
"(-""-)"
ですよね~~~。(笑)
でも不思議なもので、食生活を変えると「それまで大好きだったものでも、以前より欲しくなくなって来る」とか、「無くても平気」になってしまうのは、「身体の心地良さ」の方を脳が選ぶ様になるからかもしれません。
ダイエットや食生活の改善が難しいのは「食べちゃ駄目!」という発想があるからで、そこで無理矢理頑張ってしまうから、反動というもので逆襲されたりして上手く行かないという事があるのでしょう。
人間は「これをしちゃ駄目!」と思うと、逆にもっとそれを欲してしまうという心理が働いてしまう生きもので、自分で自身の脳内思考を変えれば、ダイエットや食生活の改善は意外に簡単になるという事です。
そういう発想の転換ができれば、食生活の改善はそんなに大変ではなくなるので、我慢しているという感覚を持つ事がありませんから、長続きするのではないでしょうか。
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…という事で、今回は「それぞれ"自分に取っての健康食"というものを見つけて行きましょう!」というコラムでございました♫
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ちなみに現在は日本でも「グルテンフリー」の食材&食品も大分増えて来たので、麺類もパンの代用品も充実した世の中になって来ていますから、私に取ってはバラエティーに富んだ食生活を楽しめる嬉しい流れとなっております♫
(*^^*)~♡
このコラムの執筆専門家
- 大園 エリカ
- (東京都 / クラシックバレエ教師・振付家)
- 舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
natural & elegance
長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年