心が病気にならない為の物事の捉え方 - 文化・芸術全般 - 専門家プロファイル

舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
東京都
クラシックバレエ教師・振付家

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対象:文化・芸術

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心が病気にならない為の物事の捉え方

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この世というのは、人の数だけ実に様々な価値観に溢れておりますが、その多くは「良い・悪い」「正しい・間違っている」「正義・悪」etc.・・・という様に、二元性というものが根底に存在しています。


「自分(他人)のやっている事は良いもの・悪いもの」「自分(他人)がやっている事は正しいもの・間違っているもの」という思考を持ってしまうと、自分ではそういうつもりはなくても、自動的にそこから一緒に生まれる表裏一体の思考も同時に生まれる訳ですが、


でもなかなかそういう事に気付ける方は、そう多くはない様です。

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何故なら、視野の狭い方達は顕在意識としての「自分(他人)のやっている事は良いもの(悪いもの)だ!」とか「 正しい(間違った)ものだ!」というものに激しい思い込みが有りますから、


そういう自分の中に同時に生まれるシャドウ(※影)の部分に対して無意識だからです。


そして実はそこから自動的に「人を批判・批評する心」や、「自分と相手に優劣を付ける心」「人を差別する心」等が生み出される訳なのですが、


当の本人は「自分のしているものは良いものだ!」という狭い視野からの思い込みが有りますから、そういう表裏一体として生まれるものに目が行く事がないのですね。


でもその無意識に生まれるそういう二元性思考というものこそが、実は人間が他者と自分を比べる事から来る「優越感」や「劣等感」を持つ事に繋がっていて、


そうしてそこから生まれるのが"怒り"やら"嫉妬心"やら"鬱"など含めた「心の病」であり、それらを引き起こす原因にも成っているのです。

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例えば「痩せている事は美しい」「顔にしわがないのが美しい」という思考を持っているとしたら、同時に無意識に「太っている事は美しくない」「顔にしわがある人は美しくない」といういう価値観が一緒に生まれている訳ですね。


そういう思いが有る人は、自分を見る時も、周りの人達を見る時にも、常に「あの人は自分より痩せている・太っている」とか、「あの人は自分よりしわがある・ない」という様に、絶えず自分と比較して他者を見てしまうという思考癖を持っているという事でもあるのです。


そしてそういう価値観でしか人を見れなくなってしまう人は、必然的に心が病んで行き、誰と会っても、何を話していても、実は自分の一番の関心事は、相手が自分より「痩せているかどうか」「しわがあるかどうか」という肉体的優越感や劣等感が、自分の一番の関心事と成ってしまう様でございます。

(^^;




こういう「相手の個性や才能を慈しみ愛する」という事が欠落した方達というのは、巷でも良くお見掛け致しますが、


そういう目でしか人を見れなくなっておられる心の貧しい方達というのは、相手の人間の"本質"という大事な所を見落としている事には気付いておられない方達でもあるので、


個人的にはお付き合いしていても、実につまらない方達です。(※こういう方って特に女性に多いかなぁ?…と言うより、男女問わず"女性的資質"が強い方に多い印象です)

"(-""-)"


何故なら肉体信仰が激し過ぎて、人間というものへの視野が狭過ぎる故に、話す事が同じ事の繰り返しであったり、人の話を聞いている様で聞いていなかったり(※何故なら彼らの頭の中は、自分と相手に優劣を付ける事しか関心がないからです)、会話のボキャブラリーに乏しい方が非常に多いからですね~。


会話のボキャブラリーが狭いという事は、視野の狭さの現れであり、それは心の狭さに比例する事でもあるからです。

(・・;)




関心事が自分や他人の肉体のみにしかない人は、自分が知らない世界の事や、未知のものへの好奇心を持つという心の若さを持たない方達が多いので、全然会話が弾まない事が多いですし、


こういう方達って、知らないものを「知らない」と言えずに、知ったかぶりをする見栄っ張りな方や、相手に敬意を持たずに"後出しジャンケン"をする様な方も非常に多い印象です。


別に知らない事が有ったって恥じゃないのになぁ…。(※私は知らない事は「知らない」と正直に言える質ですし、知らない事なんてお互いに多いはず!それに「知らない事を知って行く」というのが生きていて楽しい事なのではないですか~?)

(^^;




逆に「人間の本質」というものに眼を向けられる方達というのは、老いというものは自然現象として静かにありのままを受け入れられる方達でもあり、


かと言って開き直ったり、美しくいる為の努力を放棄するという事ではなく、


むしろこういう方達というのは自分の才能や個性をしっかり把握されていて、何が自分に似合うかを良くご存知=自分を客観視できる知性をお持ちですので、


自分なりのオシャレを楽しまれるなど洗練された方が多いですし、こういう方は男女問わず、老いても人としてとても素敵でカッコ良い方達ですね~☆彡

(^^✿




そういう方達は深い所で"人間の美"を見出せる人達でもあり、故に老いる事への恐怖心がなく、同時に心の若さを失わない方達でもあるのですね。

( ・・) ~ ☆彡☆彡☆彡


故にこういう方達というのは人間としてのキャパが大きく、年齢を重ねる程に深みがどんどん増して行かれるので、その人らしい個性と知性から生まれる魅力が失われる事がないのです。

(*^^*) ~ ♡




世代問わず"魅力的な人"というのは広い視野を持っているので、「良いもの」が生み出された時に「悪いもの」も同時に生まれるという事を理解できる、或いは熟知されておられる知性的な方々です。


つまり立場の違いで「良いもの」や「悪いもの」という価値観は、その人、人で絶えず変化するものという視野を持てた方達ですから、


そういう深い観方ができる方に、魅力を感じない人間はいないのではないでしょうか?

( ・・) ~ ☆彡


そしてこういう魅力的な方というのは、痩せているとか、太っているとか関係なく、例え顔がシワくちゃであっても、そういう外見に左右される事なく"人から愛される人間"に成れてしまう方達でもあるのです。

\(◎o◎)/~ ♡






あなたが「痩せたい」「若くい続けたい」と願う心理。

その裏に在るものは、本当は何だと思いまチュか~~~?

(・。・;




この問いの答えですが…。


私が思うに、これは「お金が沢山欲しい」という心理の裏に在るものは、実は"安心感"だというのと似ていて、「痩せていたい」「若くい続けたい」と願うその裏には在るのは、実は"人から愛されたい"という心理でしょう。


逆から言ったらその心理は、「太ったら人から愛されなくなる」「シワが増えたら人から愛されなくなる」という恐怖といつも隣り合わせに生きているという事になり、


これでは死ぬまで心安らぐ事はないでしょうね~。でも私はそんな生き方は嫌だなぁ…。


何故なら生きていれば肉体は変化するのが自然な事ですし、例えば努力して体型や体重を維持する事は可能であっても、この世では遅かれ早かれ"肉体は必ず衰えて行く"という事が自然の摂理だからです。

( ・・) ~ ✿




世の中には、太っていても、逆に痩せ過ぎていても、又身長が高かろうが低かろうが、美人でなくて若くなくてシワくちゃでも、多くの人を惹き付けて止まない本当に人間として魅力的な方達というのは沢山いるではないですか♫

(*^^*) ~ ♡


表裏一体として物事を捉えられる様に成れた方達は、この世の二元性の思考の罠にハマる事無く、多方面から物事を捉える視野が増す分、自然に人間としてのキャパシティーも大きくなり、それに比例して心が健康に成れるのです♫


そういう本当に魅力的な方達って、内面を磨く事で心が充実している方が多いので、外見に頼る必要がないんだと思います♫


つまり「人から愛される魅力的な人間」というのは、見た目のコンディションがどうであれ愛されるのです。


何故なら、彼らは表裏一体として苦しみにも転じる様な一時的な幸せを説くのではなく、この世の摂理や真理に沿った本物の幸せや安心感、良い意味の刺激=気付き=覚醒へと繋がるものを他者に与えられる人達だからです!

( ・・) ~ ☆彡☆彡☆彡







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カテゴリ このコラムの執筆専門家

(東京都 / クラシックバレエ教師・振付家)
舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ

natural & elegance

長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年