- 山藤 惠三
- 有限会社エスオープランニング 代表取締役 クリエイティブディレクター
- 東京都
- クリエイティブディレクター
プロから学べ〜TVドラマ、ヒットの法則 #1
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デザインと企画、その気持ちイイ関係。
企画・デザイン、その発想法
2009-01-26 07:55
素直にお祝いしたいと思います、でも、日本人力士も優勝戦にからんでほしいものです。
こんにちは、
山藤(サンドウ)です。
ドラマの現場 〜TVプロデューサーの悩みの種
TBSテレビが毎年開催している、脚本家セミナーに参加してきまた。
TVシナリオ講座で得たヒントをシリーズでお伝えします。
TVドラマは、TV局が総力を結集して、企画、構成、内容にしのぎをけずっている、
主戦場です。
そのTVドラマには、その内容で最近いくつかの特徴がみられるようです。
ポイントを整理すると
1 台詞が短い、会話が少ない
2 シーンが短い
3 回想シーン(カットバック)が多い
結果的に回想シーンばかりの作品も少なくないそうです。
ちなみに橋田作品のドラマ「渡る世間は鬼ばかり」、
この作品では1時間に12シーン程度だそうです。
伝えたいことがあるからこそ、ある程度の尺が必要である場合と、
たとえ短くても伝わる場合。
短いシーンで視聴者をドラマに引き込むことは、どのよなシーンがはたして必要でしょうか?
ぜひその部分を気にしてみてみると、おもしろいかもしれません。
尺(シーン)が短いと場面展開が速くなります。
いまのは何?何がいいたかったんだろう、どういう意図があるの?
謎ときサスペンスのようなお話ならそれも効果的な場合がありますが、
恋愛ドラマや人間模様、複雑なお話になるとどうでしょう。
視聴者としては、感情移入もできないまま、いつのまにかお話が終ってしまった。
なんてこともあるのではないでしょうか?
そのような作品ははたして視聴者の支持を取り付けて、
受け入れられる世の中でしょうか。
次回につづく。
セミナー講師 : 伊與田英徳氏(TBSプロデューサー)
橋田文化財団 : 理事長岩崎(橋田)壽賀子氏により平成4年8月18日に設立された財団法人。
(設立趣旨)放送文化に関する創作活動等を奨励するとともに新人の育成を行う。