
- 大園 エリカ
- 舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
- 東京都
- クラシックバレエ教師・振付家
今回のテーマですが…。
これは前回の「★男性的資質&女性的資質」の中で、
私は、全世界が女性的資質でいっぱいになって欲しいと思う。
そうなって初めて、戦争は消え去ることが出来る。
そうなって初めて、結婚は消え去ることが出来る。
そうなって初めて、国家は消え去ることが出来る。
そうなって初めて、私達はひとつの世界を、愛に満ち、
平和に満ち、静かな美しい世界を持つことが出来る。
という箇所が有り、そこに「何故結婚?」と疑問に感じた方もいらっしゃるのではないか?という事が、私の頭に浮かんだからです。
\(◎o◎)/???
そこで今回は、その疑問の答えが紐解ける様な内容にもなっている、或る質問者からの問いに対するOSHOの回答を改めてご紹介致します。
☆_(_☆_)_☆
【質問者】
結婚して、同時に自由であることは可能ですか?
【OSHOの回答】
それは難しい。
しかし不可能ではない。
ただ少し理解が必要だ。
2,3の基本的な真理が認識されなければならない。
第1に、誰も他人の為に生まれてはいないということ。
第2に、誰も人はこのようにあるべきだという
あなたの理想を満たす為に、ここにいるのではないということ。
第3に、あなたは自分自身の愛の主人(マスター)であり、
自分の望む限りを与えることが出来るが、誰も奴隷ではないのだから、
相手から愛を要求することは出来ない、ということ。
もしこれらの単純な事実を理解したら、
その時には、 あなた方が結婚しているか結婚していないかは問題ではない。
あなた方は一緒にいられる・・・
互いの空間を許し合い、互いの独自性を決して妨害せずに。
実際、結婚は時代遅れの制度だ。
そもそも、どんな制度のもとで生きることもよくない。
どんな制度も破壊的だ。
結婚は、何百万という人々の幸せのほとんど全ての可能性を
破壊して来た・・・それも、全てつまらないことの為に。
そもそも結婚・・結婚のまさにその儀式は、いんちきだ。
もしあなたが結婚を気楽に受け取れば、あなたは自由であり得る。
もしあなたがそれを深刻に受け取れば、自由は不可能だ。
結婚をまさにゲームのように受け止めなさい・・それはまさしくゲームだ。
それは、あなたが生の舞台上で演じる役割だ。
だがそれは存在に属したり、あるいは何らかの現実性を
有する何かではない・・・
それは虚構だというユーモアのセンスを少し持ちなさい。
しかし人々は非常に愚かだから、
虚構を現実として受け取り出しさえする。
私は、人々が目に涙を浮かべて小説を読むのを見たことがある。
小説ではものごとはとても悲劇的に進行するからだ。
映画館で照明を消すのはとてもいい仕掛けだ。
誰もが映画を楽しみ、笑い、泣き、悲しみ、幸せになれる。
もし照明があれば、それは少し難しくなる・・・
他人は何と思うだろう?と。
それでいて彼らは、スクリーンには
何もなく誰もいないことを完璧によく知っている。
それは単に投影された絵にすぎない。
しかし、彼らはそれをすっかり忘れてしまう。
そして同じことが私達の生で起こっている。
単純にユーモアとして受け取るべき多くのことを、
私達はとても深刻に取っている。
そしてその深刻さから、私達の問題が始まる。
そもそも、なぜあなたは結婚すべきなのかね?
あなたは誰かを愛する、誰かと暮らす・・・
それはあなたの基本的な権利の一部だ。
あなたは誰かと暮らせる、あなたは誰かを愛せるのだ。
結婚は天国で起こる何かではない。
それはここで起こる。
ずる賢い聖職者を通して・・・。
しかし、もしあなたが社会の一員としてゲームに加わりたくて、
独立し、他の人から遠ざかっていたくないなら、
あなたの妻やあなたの夫に、
この結婚は
ただのゲームだということを明確にしなさい。
「ねぇ、人間はどうしていつも"形"に拘るの?」
「人間社会が勝手に作った奇妙な"金融システム"からできた独特な価値観というものがあり、故にそういう保証が無ければ、誰も人を愛さないからさ!」
…な~んて言われていたりして!(笑)
(^^;(^^;;
今回のOSHOの回答は、大分含みを持たせて"オブラートに包んだ様なソフトな感じ"で回答されている様な印象ですが、
多くの著書の中で、彼は度々この地球のシステムから生まれた独特な「結婚制度」というものに対して、その深い洞察力からもっと辛辣にそのものズバリをハッキリ語っているものも多いです。
(・。・;
気になる方は、是非ご自分で本を手にされて読んでみて下さい。特にご自分の結婚生活でモヤモヤを感じておられる方がいらしたら、そこに自分が楽になる答えが書かれているかもしれません。(笑)
(^^ゞ
だって真実を見破ってしまえば、自分をもっと大きな視野で観れる様になり、"結婚"というものをゲームとして楽しめる覚悟や知恵が持てる様になるからです。
そしてこれは私達の「人生」というものにも同じ事が言えますね~。
(^^✿
私は人生で一番しんどい時に(※これは結婚・離婚の悩みではありませんでしたが)、思わぬ方から思わぬ場所で、「ご自分を信じなさい」と励まされ、そして「ご自分を映画や演劇の中の主人公と思えば良いですよ」とアドバイスを頂いた事がありますが、
「人生」というものを狭い視野で考え、そこにドップリと浸かり過ぎてしまうと、私達は深刻になり過ぎて性格が暗くなり、絶望感を感じて鬱になったり病気になったりしてしまうという事から考えても、
この様に自分を大きな視野で捉えられる様になると、「これは自分で選んだゲームなのだ!」と、その中で自分を主人公にして"遊ぶ"という余裕が持てる様になりますから、これは心身の健康にも大いに役立つ知恵なのだと思います♫
(^^ゞ
ちなみに私は過去2回結婚&離婚した経験がありますが、結婚生活を不自由と感じた事はなく…。
当時は色々とあったはずなのに、私はおめでたい性格なのか、「結婚」というものに対して嫌なイメージを持った事はないですし、「離婚」というものに対しても後ろめたさやコンプレックスを感じた事は全くないのです♫
多分それは、いつでもその時の「自分のベスト」で生きているからだと思います!~☆彡
(^^✿
そしてそれは、きっと「相手も同じ」。
( ・・) ~ ☆彡
そう思える私は、結婚&離婚という経験に対しては、感謝しか残っていないのです。
☆_(_☆_)_☆
そして、親に過干渉されていると感じていた子供時代の頃の私が今の自分を見たら、きっと羨ましくて仕方ないだろうと思う「独り身の自由」という実に贅沢な経験を、只今させて頂いている真っ最中でもあります♫
(^^♫
つまり、どうも私という人間は、どの様なコンディションであっても感謝を感じられる"幸せ体質"だという事の様ですね~♫
(*^^*) ~ ✿
だって"真の幸せ"とは、外の条件によって左右されるものではないのですもの♡
(^^♡
こういうおめでたい感覚を持てるのは、私が"芸術家の端くれ"だからなのかもしれませんが。(笑)
( ・・) ~ ☆彡☆彡☆彡
このコラムの執筆専門家

- 大園 エリカ
- (東京都 / クラシックバレエ教師・振付家)
- 舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
natural & elegance
長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年