- 大園 エリカ
- 舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
- 東京都
- クラシックバレエ教師・振付家
今回のテーマが頭に浮かんだキッカケですが…。
私は先日、野鳥を撮影する為に海外に良く行かれるという方達(※それを趣味にされておられるアマチュアの方達から、プロとしてそういう事をお仕事にされておられる方達)とお会いする機会がありました。
(^^✿
そのキッカケですが、私は以前自分が散歩中に偶然遭遇した珍しい鳥の名前をどうしても知りたくて、アメブロの方で読者登録させて頂いていた、「まるで鳥の生き字引き」の様な方のブログのコメント欄を通して、自分が見たその鳥の名前を、そのブログ主の方に教えて頂いたという事がありました。
その方は、この私が珍しく読者登録したいと思うほどの、"神がかった"としか言い様のない美しい鳥の写真を、世界中飛び回って撮り続けておられるプロフェッショナルカメラマンの方です。
★ 新年に私が遭遇したゴイサギの幼鳥は、成長するとこんな美しい姿に!」)
そして最近その方のブログの中で、その方を含めた「海外鳥見遠征報告会 (※海外で撮影された美しい&珍しい鳥の写真と共に、数々の旅のエピソードなどを披露して下さる報告会)」という企画が紹介されていた為、
私は鳥に付いての名前や種類などの知識には全く疎いド素人なのですが、
「可愛く美しい鳥や、珍しい鳥を実際に自分の目で見たり、写真を観る事が大好き♡」な私㋱は、「今まで触れる事がなかった、全く違う世界に生きている方達と会ってみよう♫」という事で、好奇心から参加してみたのでした♫
(*^^*) ~ ♫
今回が2回目であるというその先日の「報告会」では、6名の方がご自分達で撮られたそれぞれの海外の珍しい鳥の写真を、面白い旅のエピソードなどを交えて話して下さりとても面白かったです♫ (※ちなみに私がアメブロでお世話になったのは、松村伸夫さんという方です)
第2回「海外鳥見遠征報告会」
① 松村伸夫さん・・・・「海外探鳥の極意」
② 田儀耕司さん・・・・「ベトナム」
③ 西澤由彦さん・・・・「オーストラリア・アウトバック」
④ 川辺供さん・・・・・「中国」
⑤ 勝又久美子さん・・・「アメリカ/アリゾナ」
⑥ 松村伸夫さん・・・・「フィリピン」
⑦ 山本雅彦さん・・・・「エクアドル」
皆さんそれぞれ鳥に関して非常に熱い思いを持たれている方達ばかりで、そのお話しから「鳥を撮影する為に訪問する国」によっては、バカンス気分で行かれる場所もあれば、
予想以上に過酷で、正に「生死をかけたサバイバル的な旅」の様になる場所や国もあるという事が、とてもリアルに伝わって参りました。
\(◎o◎)/!
そしてその中で、自ら積極的に非常にワイルドに、まるでアーミーの様な旅をされながら撮影に挑まれる事も多いという、非常にタフでそのクレイジーさが半端ない方(←これは神がかった松村さんの事デス。笑)もいらっしゃるのだという事も分かりました。(笑)
でもそういう方達が世界中にいらっしゃるお陰で、私達は世界中の美しい鳥の姿を写真で拝見する事ができるのですから、感謝ですよね~♡
(*^^*)~✿
彼の正に"神がかった透明感のある美しい鳥の写真"をブログで拝見する度に、私は「神様は何て斬新で美しい"生きた芸術品"を沢山お創りになったのでありましょうか!神様以上のファッションデザイナーは、この地球にはいない!」と毎回深く感動してしまうのでございます♫
☆_(_☆_)_☆
ちなみに今回初めてお会いした feathercollectorさん(※彼のアメブログ名)こと松村さんは、私がイメージしていたよりもワイルドな男性という印象を受けましたが、
方向音痴で道に迷って会場近くでウロウロしながら電話する私を、わざわざ外に出て来て下さって会場まで案内して下さるなど、とても気さくで親切な紳士的な方でございました。
☆_(_☆_)_☆
そして無事にこの会に参加させて頂いて私が感じた事は、今回披露された彼の数々のお写真もそうなのですが、やはり彼は鳥への情熱も行動力も確実に人より抜きん出ておられるという事で、
彼が多くの人から「鳥に愛される男=珍しい鳥の方から寄って来られる神がかった男=鳥に選ばれた男」などと言われるという理由が、私は深く理解できた様な気が致しました♫
( ・・) ~ ☆彡☆彡☆彡
(※そんな松村さんの写真をアメブロでご覧になりたい方はこちらから♫ → feathercollector's diary )
そしてその「報告会」の後には、参加者の親睦会を兼ねたお食事会があり、私はそちらにも参加させて頂いて、皆さんの海外の旅先での色々なお話しを伺う事ができました♫
(^^✿
参加された皆さんは、それぞれ色々な国に何度も行かれておられる方達なので、色々な国で日本人として似た様な経験をしているという様なお話しになり、
(※こういう事は、私も若い時に行ったパリのタクシーで経験した事がありましたが)、日本人はどこの国に行っても「お金持ち」とか「お人好し」というイメージを持たれているせいなのか、結構釣り銭を誤魔化されたり、チップを多く要求されたりという事は頻繁にはあるものの、
どこに行っても「人種差別」の様な扱いを受けた事は殆どなく、むしろ日本人だという事で大歓迎してくれる親日家の人達と会う事が、どこの国でもとても多いというお話しになりました。
(*^^*) ~ ♡
そう言えば私も若い頃から結構色々な国に行かせて頂きましたが、人種差別を受けたと感じた事などは殆どなく、むしろ温かく親切な方達にお会いする事の方が多かったですし、
又私は「文化から育まれた"自立心"を持たれた大人の方が多い海外」にいる時の方が自分らしくいられて、とても楽しくリラックスできたというタイプの人間でもありました♫
(^^✿
…という事で、ようやく今回のテーマの本題に入る訳ですが…(前置き、長ッ!笑)、
(^^;
これを読まれている皆様は、学校や職場などで人から虐めを受けたりした経験や、例えば海外旅行に行ったりした時に「人種差別を受けた」「危険な目に合いそうになった」などという様な経験はございますか?
もし誰かからその様な事をされた時、そういう扱いを自分にした相手が嫌いになったり、そういう体験をさせられた為に、その「自分が訪れた国」とか、或いは「海外全般」というものに対してのイメージまでもが、自分の中で良くないものに感じてしまう方もいらっしゃるのではないかと思います。
(・_・;)
そして今回の話題を通して、私の中に思い出された事がいくつかありまして…。
私が若かりし頃に、私に取って大先輩になる世界的に有名な日本人のスターバレリーナの方がいらして、彼女は国内は勿論、色々な国のバレエ団などから常にゲスト出演のオファーを受けて、グローバルに海外を飛び回って大活躍されていたのですが、
後にその方の付き人をされていた方から、私はこの様なお話しを聞いた事がありました。
それは「彼女は海外に移住して、外国の有名バレエ団に入るという選択やチャンスは常に持っていたのだけれど、本人は『私は外国に住むのは嫌。日本じゃなきゃ住めない』と言っていた」という事です。
私はそれを知った時に、「え~~~?彼女は英語もできるし、何より世界的に通用する卓越したバレエの技術と感覚を持っているのに、何でだろう?」と思ったものでした。
\(◎o◎)/???
そして最近では、プロの役者をされている方が「自分は海外に行くと人種差別を受けるから、外国は苦手」と話されていたという事を小耳にした事もありましたので、
今回は「同じ国に行っても、人によって真逆の体験をするというのは一体何から来ているのか?」という事や、「場所は何処であれ、人から苛めを受けてしまう人間」というものに共通するものを、私なりに解説させて頂こうかな~と思います。
☆_(_☆_)_☆
結論から先に申しますと、その様な体験をされる方というのは精神的自立心に欠けた方が多く、とても依存心が強いが故に「自尊心が希薄」という共通点がある事です。
例えば先述した世界的バレリーナの方にしても、プロの役者さんにしても、彼らは表面的には世界的に通用するグローバルな才能を持っており、実際人並み以上の大変な努力家な方達ではあるのですが、
彼らに共通するものは、「自分以外の誰かを崇拝し、そのコピーをする人生=自分のオリジナルの生き方を選択していない人生」という所から必然的に無意識に生まれる「自尊心の欠如」なのです。
(・。・;
自立心の強い外国人の方ほど、そういう自分に誇りを持たない人間を見抜く臭覚には優れており、故にそういう人間は「尊敬できない人間」「自立できていないお子ちゃま」として、軽く扱われるか無視されるかのどちらかになる事が多いのです。
自立した彼らは、自分達の行動の根には「自分はどうしたいか?」「自分はどう感じるか?」という自主性に重きを置くので、
多くの日本人の様に「自分は他者にどう思われているか?」という思いに囚われたり、自分を持たずに「人に合わせる事」が他者への親切と勘違いしている様な人間に対しては、"依存心の強いつまらない人間"として感じるからなのだと思います。
(・_・;)
ちなみにそういう
★ 自分に本物の自信が持てず、自尊心に欠ける。
★ 自尊心に欠ける分、他者に「自分を認めて!」という強い自己顕示欲を持つ。
★ 依存心が強く、自分を持っていないが故に、優柔不断で人に合わせる。
という事を選択されながら生きておられる方達には、気付いていない事があるのです。
それは何かと言うと、そういう方達はコンプレックスが非常に強い故に、その表裏一体として生まれる「自分は特別だと思いたがる=人を下に見たがる=差別する」というものが、自分の中に自動的に同時に無意識に生まれてしまうという事実です。(※その強度は、その方が持っているコンプレックスの強度に比例します)
(^^;;
自分で気付かず、「人に差別的な意識を持っている」という部分が自分の中に有るからこそ、宇宙というのはそういう自分の隠された意識を表面化してくれる=「人から差別を受ける」という経験をその人に与える訳なのですね。
つまり人から苛められたり、差別を受ける方というのは、実は「自分を大事にしていない人=自己否定や自己嫌悪、そしてその罪悪感から人の為に自分を犠牲にしている人」という事でもあるのですが、
宇宙には感情がなく、実にクールに自分の内面をそのまんま外の世界に反映するという、まるで"曇りの無い鏡"の様な性質を持つ世界でもありますので、
自分を尊敬しない人は、人からも尊敬されないという経験をさせられているだけに過ぎない=自分の内面を外の世界として見せられているという事なのです。
つまりこの宇宙は、個々の人間がそれぞれ「潜在意識で思っている通りの経験を与える」という面白い仕組みになっているのです。
( ・・) ~ ★ ~ (・・ )
なのですが、こういう宇宙の真理に覚醒していない方というのは、自分の周りに起きて来る事に対して、その様な宇宙のカラクリが働いているという事への気付きが無い為、「自分で気付いていない自己の潜在意識が、外の世界に現れている」という自覚を持てません。
ですので「他者から苛めや差別を受けた」という様に感じ、そうして自分を美化して被害者に仕立て上げ、他者を加害者にしてしまう訳なのですが、
でももし「自分は人からそういう扱いをされたくない」というのであれば、その解決法はつまり「自分の内面を変える」という事しかないのです。
自分の幸せの為に、こういう宇宙の真理に自分で気付き、そして"自分が自身に対してしている失礼な事"を完全に止められれば、自ずと自分が体験する事=自分の外の世界で起きる事も確実に変化して参りますので、
自分の為にも他者の為にも、是非お試しあれ~♫と私は思います!
(*^^*) ~ ♡
今回ご紹介させて頂いた、松村伸夫さんの撮られたヤイロチョウの写真シリーズの卓上カレンダーより♫
私はこのカレンダーを、パソコンの机の上の棚に置いているので、
いつもこの素敵なカレンダー見ながら、コラムを書いているのでございます~♫♫♫
(^^ ♡
左の写真の「コシアオヤイロチョウ」は、このカレンダーの中で私が一番のお気に入りの鳥で、
そして右の写真の「ズアオヤイロチョウ」が写っているものは、そのシンプルな構図や色合いが、
芸術的な写真としても、とってもお気に入り~~~♫
(*^^*) ~ ♡
表面を"不自然に作られた過剰な謙虚さ"で飾り立てる方達が持つ、その表裏一体として存在する"隠れ傲慢"から生まれる上から目線の「自分は他の人とは違う特別な人間だ!(※と思いたい含む)」という隠れた本音や、
巷で良く拝見する、「あなたなんかに私の経験した辛さは分かるまい!」という様な"自分の不幸自慢"が大好きな方達が気付かずにその表裏一体として持っている、「自分は人とは違うという特別感を持ちたがる=コンプレックスの裏返し」というものに、私達は自他共に謙虚に気付ける知性を持てるかどうかですが、
そういう真理を理解できる知性というものにも、やはり"宇宙の法則"が全ての存在に平等に働く故に、誰に取ってもそれは"日々の生き方=積み重ね"から得られる"徳"から授かるものなので、
そういう事が深く俯瞰で理解できるタイミングというものは、それぞれ各々の日常の努力で自ずと違って来るというシビアな事実があります。
( ・・) ・・・
でもそれを反対から観れば、「努力に比例して知性を授かる=幸せに近付いて行く」という事でもありますから、私達には努力のし甲斐というものも同時にあるのです!
\(◎o◎)/~ ♡
ですからその為に私達は、"偽善"と"功徳"の違いをしっかりと、自身にも他者にも見極められる眼を持つ事は大事になりますし、そこから得られる「正しい努力」への理解が深まれば、私達人間の本来の道である
「努力する事が楽しくなる♫」
↓
「努力をすれば、しただけ幸せになる為の知性を自動的に授かる♫♫」
↓
「正しい努力の積み重ねから、自分に本物の自信と誇りを持つ様に成って行く♫♫♫」
↓
「もっと努力をしたくなる♡」
という「"幸せなスパイラル"に入る事ができる♫」という事なのです。~☆彡☆彡☆彡
☆_(_☆_)_☆
このコラムの執筆専門家
- 大園 エリカ
- (東京都 / クラシックバレエ教師・振付家)
- 舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
natural & elegance
長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年