サプライズ&サプライズ!\(◎o◎)/!おまけ編♫ - 文化・芸術全般 - 専門家プロファイル

舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
東京都
クラシックバレエ教師・振付家

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対象:文化・芸術

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サプライズ&サプライズ!\(◎o◎)/!おまけ編♫

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今回の本題に行く前に…、今朝、今度は北海道で大きな地震が有った様ですね。


実は私の母が道産子で、私は北海道の札幌の病院で生まれました。(※私が生まれた時、父は仕事でアラスカに出張していて、母は北海道の実家に戻り私を産んだ為)


だから親戚も沢山おり、ちょっと心配です。


この所、日本は台風や地震などが頻発する印象ですが、これは日本だけでななく、こうした自然災害は実は世界中で起こってもいる現象でもあります。(※地球にポールシフトが起きている為という説もありますね)


人間は、起きてしまう自然の猛威の前ではただただ無力で、時にただ茫然と立ち竦む事しかできない哀しい生き物でもありますが、日本人の根に持つ精神力の底力というのは物凄いものがあると私は信じています。


今は無事でも、誰もが「明日は我が身」という可能性を秘めている自然災害は、人を不安に陥れるものでもありますが、「人間のネガティブな意識が自然災害を引き起こしている」という説もありますので、


いたずらに不安にならず、しっかりとした心で「何が有っても生き抜く」という覚悟と勇気をお互い持ちましょう!

☆_(_☆_)_☆




それでは話題を変えまして、今回はこのコラムシリーズの"おまけ編"として、私に取って更に続いたサプライズのお話しをさせて頂きます♫

☆_(_☆_)_☆


実は今回伺った公演の存在は、正直私は全然知らずにいたのですが、jammin' Zeb のブログ経由で、メンバーであるスティーヴさんのツイッターに辿り着いた事でゲットする事ができました。


私は Twitter  も Facebook もしていないのですが、最近それらに登録していなくても、している方達の投稿記事を読む事は可能という事を知り、(…って、あんたは一体いつの時代を生きているのじゃ~~ッ!?てか?機械音痴で相済みません。 笑)


それで以前のレンセイさんのミュージカルの舞台同様、今回も公演の情報をゲットできたのでした♫

(^^✿


レンセイさんの時もそうでしたが、今回も「あのコーラスの世界に熱い思いを持つスティーヴさんが一押しする公演という事は、よほど良いものなのではないか?行ってみようかな♫」という軽い気持ちで、ツイッターで紹介されていた公演最終日の残り少ないチケットを、何とかギリギリで購入した次第です。

(^^;




ちなみに私は、その公演の主役である「ZERO8」というグループの存在を、この情報を得るまで全然存知上げていなかったのは勿論、


「何だか良く見かける"バーバーズ"とか"バーバーショップ"って何???」という状態で、今回の公演を拝見したという事を告白しておきます。(笑)

☆_(_☆_)_☆


(※そんな私と同じ様な状態である方に、分かり易い解説が書かれていた記事を見つけましたので、内容を抜粋したものを以下に転載致します♫)


    ↓       ↓       ↓


Pana Musicaより 



Barbershopで行こう♪


「バーバーショップ」とは、アメリカを中心に発展した独特のアカペラ四部合唱のスタイルで、その名のごとく、19世紀にアメリカの床屋さんで歌っていた黒人カルテットが起源だと言われています。

 

主に男声4部で演奏され、一つのパートが旋律を歌い、他の3パートがハーモニーを付けるのが一般的で、大体が最下声部と最上声部の間が1オクターブ以内で構成される「クロース・ハーモニー」(Close harmony)が好んで使われるのが大きな特徴です。

 

世界中に多くの愛好者がおり、アメリカにあるバーバーショップ協会には、プロのカルテットから大学の合唱団、そして最近増えてきた女性のグループまで約80,000人が登録しているそうです。

 

バーバーショップのハーモニーは、はっきりとした調性と協和音、五度圏の和音進行で構成されますが、特に「バーバーショップの七度」と呼ばれる長三和音に自然七度音程を加えた和音が好んで使われ、これがバーバーショップに、倍音がいっぱいの美しい純正律の響きを生み出す大きな要素となっています。

 

その他にもスワイプやタグといった独自の編曲技法が多数あり、それらを効果的に使って曲を盛り上げていきます。

 

そして忘れてならないのは、振り付けなどの演出です。
バーバーショップでは、如何に観客を楽しませるかも重要なポイントです。

 

「見せて、聞かせて、喜ばせる」
音楽性とエンターテインメント性を兼ね備えたバーバーショップの世界をどうぞお楽しみください。

 

 

 

…という事で、私は先日この「ZERO8」さんの公演に足を運んでみたのでありました♫

(^^✿



「ZERO8」


スウェーデンで誕生したバーバーズ界新進気鋭の男性の合唱集団。

普通はバーバーショップというと4人で構成されるカルテットでのコーラスをイメージするが、

ZERO8は40名近いメンバーで構成されるコーラス・スタイルのグループである。

 

 

 

今回紹介されていた公演は、この「ZERO8」の集団合唱による美しく壮大なハーモニーを聞けるというのがメインなのですが、

 

この「ZERO8」のメンバーの中の4人で構成された「Lemon Squeezy」というカルテットの方々のコーラスもプログラムに組まれていて、大変スペシャルなものとなっておりました♫

(*^^*) ~ ☆彡

 

 

 

そして彼らが歌う前には、1990年代始めから日本で活動を始められたという「東京バーバーズ合唱団」の方達も出演されました♫

 

一番最初に登場されたのが、この「東京バーバーズ」の皆様でしたが、私が今回初めて拝見して彼らに感じたのは、「この合唱団は、アマチュアの方達が多いのかな~」という印象でした。

 

歌やコーラス、声楽等に関しては安定していて、経験豊富な方達も多く在籍されているのではないかという印象を持ったのですが、視覚で楽しませる振り付けの部分としては正直洗練されているという感じではなかったので、全体にその様な印象を受けてしまいました。

 

そして何曲か彼らが合唱を披露され、そろそろ彼らの曲目も終わりに近付いて来たという所で、何と何と私が全然予期していなかった「jammin' Zeb」のメンバーであるスティーヴさんが、突然指揮者として登場されるというビックリサプライズに私は遭遇する事になったのです!

\(◎o◎)/!

 

多分スティーヴさんの熱心なファンの方達はご存知だったのかもしれませんが、まだ jammin の方達に付いて&バーバーショップの世界に疎い私は、その様な演出がされているとは露知らず、本当に驚いてしまったのでした。

\(◎o◎)/~☆彡

 

そしてスティーヴさんが指揮を取られた合唱は、それまでの空気とは全然違う"生命力が吹き込まれた"様な歌声の響きに一瞬で変化したのです!

( ・・) ~ ☆彡☆彡☆彡

 

この彼が持つ統率力とカリスマ性は、彼の指揮者としての本物の才能を証明するものであり、彼のもう一つの才覚=指揮者としての偉大な才能を、私は改めて認識させて頂いた次第です。

 ☆_(_☆_)_☆

 

(※プロフィールによると、スティーヴさんは慶応大学在学中、ワグネル・ソサィエティー男声合唱団において学生指揮者を務め、又2003年に行われた第3回はこね学生音楽祭には有志によるグループで参加、最優秀賞を受賞。 指揮法を故・北村協一氏に師事。 全米バーバーショップ・ハーモニー協会会員。…とあります)

 

 

 

舞台の真ん中で、合唱団に向かって堂々と指揮をされるスティーヴさんは、身のこなしも技術も非常に洗練されていてとてもカッコ良く、そしてとても生き生きとされていて、私はそこに少年の様なピュアな彼の姿=純粋で情熱的な姿を視る事ができ、「あぁ、素晴らしい!」と心から思いました♫

(*^^*) ~ ✿✿✿

 

そして最後の曲になった時に、今回の公演の主役である「ZERO8」の皆様が次々と登場され、指揮をしているスティーヴさんを誘い、彼と一緒にカルテットを披露される場面もあり、それはそれは本当に粋で素敵な演出になっておりました♫

(^^♫♫♫

 

jammin のステージでは、歌以外はどこかポーカーフェイス的なとてもクールなイメージの強いスティーヴさんなのですが、

 

指揮をされるお姿も含め、彼らとカルテット共演しても全く違和感なく、堂々と互角に彼らと一緒に楽しみながら、その輪の中に自然に溶け込んでいる時のスティーヴさんは、まるで水を得た魚の様に感情豊かで、とても嬉しそうに生き生きされていたので、

 

私は jammin の時のスティーヴさんとは、全然別人の様に彼を感じてしまったくらいです!

\(◎o◎)/!!

 

 

 

そしてそのまま出演者交代が行われ、いよいよこの公演の主役である「ZERO8」の皆様のコーラスが始まったのですが、

 

彼らが最初の一声を発した瞬間から、もうもう全然格の違うプロフェッショナルの方達が紡ぎ出す壮大で美しくエネルギーに満ち溢れた音楽が、素晴らしい表現力の振り付けと共に会場全体に広がって行きました♫

(*^^*) ~ ☆彡

 

彼らのコーラスから伝わる歌声は、クリスタルの様な透明感と繊細さ、そして時に男性的な力強さを感じさせて頂ける壮大なもので、あれだけの多人数で歌いながらも、とてもシャープにクリアに歌声が響いて来るのは凄いなぁ!と感じました♫

\(◎o◎)/~☆彡

 

そして元ダンサーだった私は、視覚で楽しませて頂ける振り付けの部分には、やはり職業柄自然に意識が注がれたのですが、

 

彼らは歌での豊かな表現力は基い、全てのメンバーの方達一人一人がとても洗練されたダンサー&役者であり、そして何より私が素晴らしいと感じたのは、そういうベースがあるからこそ表現でき得る"素晴らしいアンサンブルから生まれる調和と説得力"でした。

\(◎o◎)/~☆彡☆彡☆彡

 

 

 

彼らのパフォーマンスを拝見しながら改めて感じた事なのですが…。

 

これはつい最近まで私が触れていた「演劇」の世界にも言える事ですが、どの様なジャンルであれ、やはり世界的に通用する舞台人=本物のアーティストというのは、自分の専門分野以外の才能も、プロ並みに同時に磨いておられるものだという事でしょうか。

 

これらは"持って生まれたセンス"というものも大きいかもしれませんが、持っていなくてもプロとして、それを努力でカバーされる方は、一流になる方にはやはり多いです。

 

歌でも演技でも、舞台人に必ず必要とされるのは「人間の持つ豊かな感情を、観客に分かり易い様に表現する」という要素であり、それは例えばシンプルに"腕を静かに動かすだけ"という所作であったとしても、やはり体の中からの動きで表現されるほど、その説得力は増します。

 

そして(※これは以前にもお伝えした事がありますが)、そういう身体の表現&目や顔の表情の表現というものが美しく洗練された時には、演じている者に意識が有ろうと無かろうと、非常にバレエ的なものに自然に成っているのです。

 

何故ならクラシック・バレエというものは、人間の身体や所作というものが、頭から爪の先まで一番洗練されて美しく見える様に研究し尽くされた芸術であり、足しも引きもできない完成された完璧なメソッドを根底に持つのですから、それは必然なのです。

 

「バレエ的」と言うと、(※特にこの日本では)まだ多くの方が「女性的」というイメージで捉えられるかもしれませんが、バレエというものは極めると「女性は女性らしい、男性は男性らしい美しさを、自然に引き出す」という身体の科学にもなっているのです。

( ・・) ~ ☆彡☆彡☆彡

 

 

 

ちなみにバレエ的な動きというのは、身体の中からの動き=体幹をしっかり身体に持つ方の動きという事でもあるので、別にバレエを習わなくてもそういうセンスを身体の中に持たれた方は、特に欧米やロシアなどを始めとする外国人の方には非常に多いですね~。

 

それは何故かと言うと、まず骨格から来る身体の姿勢と歩き方という基本が、多くの日本人の方達と全然違うからです。

 

基本姿勢や、そこから生まれる身体の所作から醸し出される雰囲気というのは、突き詰めて行くと"文化の違い=意識の違い=自尊心という精神的なものから生まれるものなので、

 

やはりそういうものを自分の中に持つという事は、「世界的に通用するアーティスト」を目指す方達には、不可欠な素養に成って来るのは必然だと私は思います。

 

そしてそういう素養があれば、「汚くても美しい」「荒削りだけれどカッコ良い」「泥臭くても惹き付けられる」という様な上級編としての"洗練された奥行きの在る一流の表現者"に成る事も可能なので、アーティストとしての幅と自由を得る事ができるになって行く訳です♫

(^^✿

 

 

 

そして私が思うに、ダンスと言うのは脳を変化させる力がありますので、ダンスが上手な方というのは頭が柔軟という事でもあり、そして「頭が柔軟である」という事は、ジャンルに拘らず各芸事にも大きく反映されて来るのです。

 

例えばそれはプロのクラシック・バレエダンサーにも言える事で、

 

クラシック・バレエ一本槍で来られた方より、コンテンポラリーやジャズダンスなど、他の分野のダンスを経験されて、柔軟な頭とテクニックを持たれたクラシック・バレエダンサーの方が、やはりクラシックを踊る時にはその表現力の魅力は増すという事なのです。

 

 

 

…と気付けば、いつの間にか私の専門分野のバレエ談議なってしまいましたので、話題を「ZERO8」に戻しますと、つまり彼らは私に取って、歌&ダンス&演技全てが洗練された素晴らしい世界的プロフェッショナル集団の方達であったという事です♫

☆_(_☆_)_☆

 

ですので2部の最初に登場された、そういうメンバーの中の4人で構成された「Lemon Squeezy」の皆様のパフォーマンスが素晴らしいのは、もう当然という感じでありましたね~♫


彼らの卓越した技術とコーラスの美しさを実際に聴けば、彼らが観客の方達に熱狂的に愛される理由が良く分かります♡

(^^♡


カルテットと言えば「jammin' Zeb」の皆様もそうなので、私の中では"初めてファンになったカルテット"として、どうしても自然と今回の「Lemon Squeezy」の皆様と彼らと比較してしまう様な部分があったのですが、


それは彼らの基本的声質からなのでしょうか、私のイメージ的には「Lemon Squeezy の皆様は、jammin よりも1オクターブ高い所で歌われる」という様な、そんなユニセックス的なクリアさや繊細さみたいなものが強く感じられました。


ですので、私に取っては「jammin' Zeb」の方達の歌声のハーモニーの方が、男性的魅力を感じられて好きだという事なのですが、


多分それはシモンさんの「誰も真似する事のできない、男性だから出せる厚みの在る低音」で歌われるその効果と魅力が、自分の中ではとても大きいものだからなのだろうな~という事を、改めて感じさせて頂いた様に思いました。

\(◎o◎)/!




勿論「Lemon Squeezy」の皆様の持つ個性も素晴らしく、彼らの歌声には讃美歌を連想させる様な透明感があり、故にスピリチュアル的な美しいコーラスを感じるのですが、


私的には、自分の好きなシモンさんの様な男性的な重厚感のある低音が感じられなかったからなのか、少々平坦な感じと言うか、物足りなさを感じてしまったというのが正直な所です。(※好みには個人差が有ります)

(^^;


多分個人的には、 jammin の方達の特徴である「それぞれの個性の違いがハッキリと感じられる声が合わさって生まれる美しいハーモニー」の方に厚みと立体感を感じ、より面白味と魅力を感じている私㋱という事を自覚したのかもしれません。

(^^✿


それと共に、今回の「ZERO8」の皆様と短い中でも共演されたスティーヴさんの歌声は、彼らととても調和しながらも引き立っていて、「彼がこのグループに参加しても、全然違和感がない」というスケール感を感じさせて頂いたのですが、


きっとそれは彼自身が中に持つ"グローバル感覚"から来ているという事を、私は改めて感じさせて頂いた次第です♫

☆_(_☆_)_☆







「jammin' Zeb 」の皆様が持つ魅力は、それぞれ個性の全然違う声質と、その4人を合わせた時に生まれる音域の幅から来ているので、


「男性にしか表現できないもの」と「男性的でありながら、女性的な繊細さと情緒感」というものの両方が表現できるという、とてもリッチな所が私は好きなのだと思います~☆彡

(*^^*) ~ ♡


※彼らの公演の情報などは、こちらから♫

  ↓     ↓     ↓

 jammin’ Zeb Official.

 



今回の公演は、私は何の予備知識もないまま行ったので、まさかスティーヴさんが特別出演されているとは思いもしなかったので、本当にビックリ致しました!

\(◎o◎)/!


ちなみに今回来日された「ZERO8」という不思議なグループ名の由来は、スウェーデンの市外局番から付けられたそうで、「東京の市外局番の (03) みたいなもの」だそうです♫(笑)


カルテットの「Lemon Squeezy」というお名前もそうですが、そこからも彼らはウィットに富んでいて、とても遊び心がある方達だという事が伝わって来て、素敵ですね~!

(*^^*) ~ ♡


名前は軽くても、中身は凄い!(笑)


彼らの音楽は、浄化作用を起こす"スピリチュアルな音楽"でもある。そんな事を感じさせて頂けた非常に高レベルな世界的合唱集団「ZERO8」&「Lemon Squeezy」の公演は、とても聴き応え&見応えがあるものでございました!

(^^✿✿✿


…という事で、今回彼らを紹介して下さったスティーヴさんのツィッタ―情報に感謝して、今回のシリーズコラムを終わります♫


ご拝読、ありがとうございました♡

☆_(_☆_)_☆







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(東京都 / クラシックバレエ教師・振付家)
舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ

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長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年