- 竹内 和美
- 株式会社オフィス・ウィズ 代表取締役
- 研修講師
対象:対象者別研修
- 松本 耕二
- (研修講師)
- 松本 耕二
- (研修講師)
まだ、少し早いと思いますが、
常に先に手を打つのが経営層、管理層の仕事の一つ。
叱られない世代が、叱る側に立つとき、当然起こるだろうことは、
「叱り方がわからない」
ことから起きる混乱であることは、誰でも簡単に推測できることでしょう。
叱るにもルールは存在するわけで、
一般的に言われる、
・人前では叱らず(注意しない)褒める時は人前で。
・何が悪いか指摘だけするのではなく、改善策を提示する
・どんな行動を起こすべきか具体的に指示する
・叱られて良かった、自分のためだと叱られた相手が受け入れられる姿勢で接する
など、注意すべき点はたくさんあります。
叱られない世代は、自分が嫌な思いをしていないので、
このあたりのことを勘どころとしてとらえることはできないでしょう。
だから、徹底したルールを作って、理解させるしかないようです。
先日、はっとさせられたのは、
セクハラはあきらかにセクハラだけど、
パワハラは、判断が難しいよね。
熱心な指導かもしれないですから・・・と、
素行を監視する立場の管理者がおっしゃっていました。
この考え方が示す通り、現代社会はパワハラについては、
まだまだ判断が甘く、寛容な受けとめ方をしています。
叱る目的は何か。
それが、相手の成長につながるかどうか。
その根底に、信頼関係があるかどうか?
これらは、どちらかと言えば、「姿勢(意識)」の問題です。
だから、時間がかかるのです。
社会の流れを変えないと、
いつまでたってもパワハラは寛容に受け入れられていくことになるでしょう。
たださえ人手が不足する社会になるのです。
採用した社員やスタッフは、責任をもって育成し、
キャリア形成の支援ができるよう、責任もって接していきたいものですね。
このコラムの執筆専門家
- 竹内 和美
- (研修講師)
- 株式会社オフィス・ウィズ 代表取締役
実践型研修で、結果が即・行動に現れます
ビジネススキルに不可欠なコミュニケーション力。ますます重要な「聴く力」「話す力」「論理的に考える力」を高める研修はじめ、企業研修の内製化のコンサルティング、人事政策のアドバイスなど、人事に関する総合的なご支援をしています。