- 石川 ロバート誠
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- 福岡県
- パーソナルダイエットコーチ
対象:人材採用
- 中井 雅祥
- (求人とキャリアのコンサルタント)
- 中井 雅祥
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面接で自社が求める人財であるか見抜くことができていますか?
大切なことは次の3点。
1.まずは、採用すべき人財像を選考に関わる方、全員が共通認識していること
2.会話の中で、相手の持ち味をあぶりだす質問スキルを持ち合わせていること
3.会話内容だけではなく、応募者の表情の変化など非言語情報に注目すること
1.面接する方が、採用したい人物像を共有する。
“採用決定権者=代表取締役”であれば、代表者の中に暗黙知の採用基準があるため、問題はないと思います。しかし、そうではない場合には、応募者のどのような点を見て、どのような質問で見極めるかを採用担当者・責任者の中ですり合わせておく必要があります。
例えば、“コミュニケーション能力”について、貴社では「人と仲良くなる能力」でみるのか、「人懐っこい性格」でみるのか、「相手の意向を理解し、相手にわかり易く説明する能力」とするのかでは、質問内容も質問の掘り下げ方も変わってきます。
2.質問スキルを磨く
あいまいな回答に対する掘り下げ質問ができていますか?
応募者が「皆が、そのように言っていました」、「いつも~やっていました」、「私なりに頑張っていました」などの返答に対して、「そうですか」で終わらせていませんか。
「皆とは、誰?」、「いつも、とは毎日? 月一回?」、「頑張るとは、何をしたのか?」など深堀して具体化、つまり面接している自分自身がその行動・言動や場面やイメージできるまで繰り返し掘り下げていかなければ、なかなか応募者の本質を見抜くことはできません。
3.非言語情報に注目する
目の動き、口角の動き、手の動き、足の動き、姿勢など、相手が発する言葉以外の情報、いわゆる非言語情報にも注目しましょう。質問に答える際、「目が(向かって)左上に動いたら、嘘をついている」、「腕組みをしたら、自分を守ろうとしている」などと断定はできませんが、表情や態度の変化は何かのシグナルだと考えましょう。
例えば、自分が自信のある話をしている時の表情・態度と、逆に自信のない話をしている時の表情・態度の違いを把握しておき、核心にせまる質問(例えば、「何故、当社を志望するのか」、「何故、前の会社を退職したのか」など)をした時の表情・態度がどちらに近いかを読み取ることで本音なのか、そうではないのか、ある程度把握することができます。
人が人を見極めるのは難しいものです。絶対に正しいはありません。採用担当者である自身の面接スキルを磨く準備も大切です。
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