日経記事;『ホンダ・パナソニック、持ち運び蓄電池共同開発 ロボ・二輪用』に関する考察 - アライアンス・事業提携 - 専門家プロファイル

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日経記事;『ホンダ・パナソニック、持ち運び蓄電池共同開発 ロボ・二輪用』に関する考察

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皆様、
こんにちは。
グローバルビジネスマッチングアドバイザー 山本 雅暁です。

7月7日付の日経新聞に、『ホンダ・パナソニック、持ち運び蓄電池共同開発 ロボ・二輪用』のタイトルで記事が掲載されました。

本日は、この記事に関して考えを述べます。

記事の主な内容は、以下の通りです。

『ホンダとパナソニックは持ち運びできる蓄電池で提携する。二輪車やロボットなど複数の用途に使える着脱式の電池を共同開発する。

電力インフラが乏しいアジアなど新興国で家庭用電源にも用途を広げる。両社は住宅や運輸、機械など様々な企業の製品に採用を働きかける。

自動車や家電、住宅に強みを持つ両社の提携で、新たな市場が生まれる可能性がある。

ホンダが2018年秋に日本や東南アジアで発売する電動スクーターから着脱式の蓄電池を載せる。パナソニックが製造するリチウムイオン電池を調達する。

重さは約10キログラムで、バギーなど小型の電気自動車(EV)のほか、危険な場所で使える防災用や接客用などのロボットへの搭載を目指す。

従来の車載用電池は、自動車に組み込んだままで他の用途に活用できなかった。取り外しや持ち運びができ、様々な用途に使える電池が普及すれば、電力インフラの補完にもつながる。

両社はインドネシアで、新型電池を二輪から取り外して交換したり、他の二輪に載せたりするなどの実証実験を始めた。効率的な電力の管理や、電池の性能向上につなげるデータを収集。家庭の照明の電源やスマートフォンの充電に使うことも目指す。

ホンダは二輪の世界最大手。二輪や四輪といった既存事業に次ぐ事業の育成を急いでおり、30年までの経営計画でモビリティー、ロボティクスに加え、エネルギーを注力分野に掲げている。

パナソニックは米テスラのEVに電池を一手に供給する世界大手で、車載用電池を成長戦略の柱に据える。

トヨタ自動車ともEVなど電動車の電池で協業の検討を進めている。ホンダとの提携で二輪や家庭用など電池の用途を拡大し、供給先を増やす。』

電池に対する世界市場での需要は、高まる一方です。たとえば、7月7日付の日経新聞に、『フォークリフト 電動にシフト』にタイトルで記事が掲載されました。

この記事によると、「工場内や物流施設などで荷物を運ぶフォークリフトで、電動シフトが広がっている。環境規制の強化が進む先進国に加え、中国などでも進む。。。先進国では環境規制の強化などでディーゼル駆動式のフォークリフトの市場が縮小し、倉庫内では排ガスによる健康面の影響などへの配慮も進む。。。」と書かれています。

国内では、労働力不足問題もあるので、IoT対応した自動運転機能付EVフォークリフトの普及が加速します。

自動運転機能付EVの開発・実用化では、一般の自動車より、フォークリフトのような業務用途が先行するとみています。

一方、発電に関しては、日本はまだ天然ガスや石油、原子力への依存が高い状況になっています。

欧州では、発電について、太陽光、風力、地熱などの再生可能エネルギー源へのシフトが鮮明になっています。

アップルやグーグルなどの米大手ITベンダーは、自社のオフィスやデータセンターなどで使用する電力を太陽光発電でまかなう動きをしています。

日本で再生エネルギーによる発電が普及しない要因の一つとして、発電能力の不安定さがあります。

この再生可能エネルギーによる不安定な発電能力をカバーするやり方の一つが、蓄電池活用です。

蓄電池・電池の充電スピードや蓄電能力が、一層改善されれば、電池の使用用途は一気に広がります。

新規電池の開発・実用化を進める起爆剤になるのは、間違いなく電気自動車(EV)です。

世界市場でのEVの開発・実用化は、急速に進んでいます。並行して次世代電池の開発・実用化も急ピッチで進んでいます。

本日の記事は、自動車メーカーのホンダと電池メーカーのパナソニックが、連携・協業(アライアンス)を組んで、多用途の電池の開発・実用化と、事業化を行うことについて書いています。

この連携・協業(アライアンス)は、今後の電池事業の展開に大きな影響を与えると考えます。私は、この動きを大いに歓迎します。

中国は、国家資本主義のやり方を徹底的に取り入れて、電池を含む自動運転機能付EVの開発・実用化を積極的に進めています。

このままでは、中国企業に今後の産業となる米の一つとなる電池事業を抑えられてしまう可能性があります。

国内では、パナソニックやGSユアサなどの大手電池メーカーが事業展開しています。

両社とも、積極的に新規電池の開発・実用化を含めて積極的に取り組んでいますが、中国や韓国企業との世界市場での競争に負けるリスクがあります。

パナソニックは、ホンダだけでなく、トヨタやテスラモーターズなどとも、連携・協業(アライアンス)を組んでいます。

パナソニックの連携・協業(アライアンス)の対象は、現時点でEVが主力になっています。

今回のホンダとの連携・協業(アライアンス)をきっかけに、各種産業用途や家庭用などに適した電池が開発・実用化が進めば、社会および事業環境に大きな影響を与えます。

この視点から、パナソニックとホンダ、トヨタなどとの連携・協業(アライアンス)から、大きな成果が出てくることを大いに期待します。

国内企業が、連携・協業(アライアンス)を有効に活用して、どのような果実を生み出すか注目していきます。

よろしくお願いいたします。

グローバルビジネスマッチングアドバイザー GBM&A 山本 雅暁

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