口臭が気になる - 虫歯治療 - 専門家プロファイル

増岡 健司
医療法人社団 MEDIQOL 理事長 歯科医師
東京都
歯科医師

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対象:一般歯科・歯の治療

赤岩 経大
(歯科医師)
赤岩 経大
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閲覧数順 2024年04月24日更新

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口臭が気になる

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  1. 心と体・医療健康
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歯科の蘊蓄
 人は誰でも呼吸の時に多少の匂いのする空気を吐き出しています。それでも、自分の臭いが気になる方、悩んでいる方はこんな方法でもできます。

 まずは、大き目のコップに息を吹きかけ、それを嗅ぐ方法です。コップは、よく乾燥しているものを使ってください。


★臭いの原因

*ニンニク・ニラ・アルコールなど臭いの強いものを飲食した時の場合
 
 飲食物が原因の口臭は、口の中に入った物のニオイと胃や腸で吸収された成分が血液を通って全身
に流れて、肺から排出されニオイの原因となります。
 喫煙によるニコチンやタールの付着もニオイの大きな原因です。

*舌の汚れが原因の場合

 鏡で舌をチェックしてみて下さい。舌が白く厚い(舌苔)が付着している場合は、細菌の固まりで口臭の原因とされています。舌の汚れを取とるには、方法として、綺麗なタオルを人差し指に巻きつけて舌苔を前にかき出すように落とします。専用にブラシを使用して落とすことも効果的ですが、いずれの場合も力を入れすぎて舌を傷つけないように注意して下さい。

*ドライマウス(口腔内乾燥症)の場合

 最近は、ドライマウス(口腔乾燥症)の方も増えてきているそうです。ドライマウス(口腔乾燥症)は、口の中が乾く、唾液が出ない、口内が痛いなどといった症状が現れます。口の中が乾燥しないように、こまめに水分を摂取したり、ガム、レモン、梅干しなどを噛んで唾液を出すようにしましょう。

*胃・腸・鼻など口腔以外の病気の場合

 胃や腸、鼻の病気が原因で口臭がひどくなる場合もあります。腸内環境が悪化すると毒素や有害物質が作られて排出されて口臭がおこります。また、薬の副作用で唾液の分泌が抑えられ、口臭の原因とされています。口腔以外に身体に様々な原因が考えられますので、内科の検診を受けることをおすすめします。

*唾液の分泌量不足の場合

 唾液は、臭いの原因の物質を洗い流し、細菌の繁殖を防ぐ作用もあります。逆に、この唾液の分
泌量が減ると、その働きが悪くなるため臭いが発生します。朝起きた時や空腹時、緊張した時など
に口の臭いが気になりやすいのはこのためです。加齢によっても唾液の分泌量は減ってしまいます。

*虫歯・歯周病などの口腔内の病気の場合

 口の中が原因の場合は、お口の中の細菌が原因となっている場合がほとんどです。口の中を不潔にしていることや、虫歯の放置、歯垢(プラーク)の放置が細菌の増える原因となり口臭の原因となりますので、きちんと普段から口の中を清潔にして、歯医者さんでの治療も行いましょう。
 そうすることで、口臭をおさえられます。