株式(個別銘柄)への投資はFPを取得する前の、20歳代のころから行っていましたが、株主総会に出席したことは無かったです。
今回、スケジュールの都合がついたのと、会場が渋谷駅の最寄ということで行ってきたしだいです。
文化村は渋谷駅…工事していて複雑極まりない駅…から歩いて10分は掛からないと思いますが、東口には「株主様」向けのマイクロバスが用意されていました。
(さすが、鉄道会社ですね)。
株主総会は10時スタートなのに、マイクロバスは8時50分からピストン運行。
待たずに乗れます。私は9時20分ごろにマイクロバスに乗り込みました。
(さすが、鉄道会社ですね)。
ホンの数分、マイクロバスに乗って文化村(株主総会の会場)に付くと、大勢の従業員が出迎え、案内してくれます。
オーチャードホールは1階・2階・3階、各階とも空席はまばらで、大勢の株主で埋め尽くされました。
パッと見、男性が圧倒的に多く、やはり高齢な方が多いですが、私のような現役世代と思しき方も少なくは無かったですね。
10時から始まった株主総会は業績の報告から、決算の報告、取締役候補の紹介など、社長が議長になって淡々と運びました。
そして、10時40分から始まった株主からの質疑の時間となりました。
株主の質問は、鉄道利用者に対するマナー、安全運行や混雑の緩和、そして株主優待への注文などなど…、どちらかと言うとミクロな内容というのか、身近な話題に終始しました。
質問を受けた議長(=社長)が自ら答えたり、補足することもあれば、議長が担当役員を指名して、役員が応えることもありました。いずれにせよ、シナリオなんて無いだろうに、
受けた質問を痞えること無く、テキパキと答える様は、ある意味、美しかったというか、素晴らしかったというか…。
檀上にいるとは言え、株主総会は経営者と直接、接する、文字通り「経営者と株主のコミュニケーションの場」であることを肌で感じ、同時に「株主総会なんて、ヒマな年寄の暇つぶし」の場では無いこともまた実感しました。
ところで。
株主総会というと「お土産」が話題になります。
その昔、私がFP資格を取り立ての頃、ある専門雑誌で「女性FPが巡る株主総会お土産ツアー」というタイトルの記事がありました。「株主総会の時間が重なったので、お土産だけ頂いて失礼した」という文言がありましたが。
う~ん、彼女たちは株主総会に足を運んでも、株主総会を理解していなかったのだろうか?
東京急行電鉄の株主総会はお土産はありません。
このコラムの執筆専門家
- 大泉 稔
- (東京都 / 研究員)
- 「保険と金融」の相続総合研究所
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