口内炎 - 一般歯科・歯の治療全般 - 専門家プロファイル

赤岩 経大
竹芝サウスタワー歯科 歯科医師
東京都
歯科医師

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対象:一般歯科・歯の治療

赤岩 経大
(歯科医師)
赤岩 経大
(歯科医師)

閲覧数順 2024年04月19日更新

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仕事などが忙しく体調がすぐれないと口の中にデキモノが生じる方はいませんか?俗に言う「口内炎」です。口内炎とは口のなかに出来る炎症性のデキモノの総称で、皆さんが想像するものは直径2~5mmで色が白く接触すると痛みを伴うものではないでしょうか

 アフタ性口内炎と呼ばれるものです。医学的な定義は「口腔粘膜に生じる小円形の潰瘍で、激しい接触痛を伴い、10日間前後で治癒する。多発したり再発を繰り返すことも多い。原因は不明なこともあるが、ストレスや自己免疫性の機序、感染、ビタミンB不足などさまざまです。」特に舌や口唇に好発し20代30代、やや女性に多いといわれています。
 そのアフタが月に1回以上の頻度で発症し約2週間で自然治癒し、また他部に再発するものを慢性再発性アフタといいます。なかなかやっかいでステロイド軟こうを塗布する対症療法しかなく、完治するのは難しいようです。
 もしアフタの直径が5mm程度大型で不整型の場合、Behcet病(他に外陰部潰瘍、眼症状を伴う)が疑われます。以前、歌手のエグザイルのメンバーのMATSUさんがベーチェット病にかかり視力が著しく低下しグループを脱退するかもという話題がありました。進行すると失明する重い難病です。