皆様はスピリチュアルに興味はお有りですか?
…というか、そういうものを信じても信じなくても、私達の本質は「目に見えないエネルギー=スピリット」であり、実際に肉体では捕える事のできない「心」や「感情」というもので動いているスピリチュアルな動物なのですから、この質問自体が愚問と言えば愚問なのですが…。(笑)
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でもそういうスピリチュアル(※宗教含む)なものに対して、未だに歪曲したり誤解をされて信奉されている方がとても多い様に私は感じますので、
そこで今回は、巷に蔓延る「スピリチュアルあるある」という事で(笑)、所謂"霊能者"と呼ばれる方達の優れた透視能力というものにヤラれて崇拝が始まり(※参考コラム★「霊能力」と「霊格」は別のもの)、
その自分が信奉する方が語る透視や予言を信じてしまった事が招く「不幸」「不運」というものに付いてお話しさせて頂こうと思います。
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これからお話しさせて頂く事は、この様な事を実際に体験されている方達を、私が若い頃から目の当たりに観て来て感じて来た事なのですが、そこには霊能者に言われた事を妄信する(※或いは自分で気付かずに潜在意識にインプットされる=無意識に洗脳される)怖さに、ご本人が気付いていないという共通点がありますので、
その私が感じる「偽スピリチュアルを信じる方達の盲点」というものに付いて触れてみたいと思います。
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例えば…、これは巷でも大変多い例ではないかと思いますが、「自分に好きな人ができて、自分が信じる占い師や霊能者に、その相手と自分との将来を聞いてみる」という事をこっそりとされる方は、案外多いのではないでしょうか?
はい♫ 私も若かりし頃に恋愛していた時に、路上で手相を見てもらったという経験がございます。根本的にそういうものは嫌いではないですが、でも幸い私は占いや霊能者というものを100%信じる性格ではない様で、実際当たらない事も多かったですし、希望の持てる良いものなら信じるタイプでございます。(笑)
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…で、ここからが本題なのですが、私の知っている或る女性も(…と言っても、この方は私に取ってそんなに縁の深い方ではありませんが)、「この人と結婚するとどうなるか?」という事を友人の霊能者に聞き、
彼女に霊視してもらって「二人の結婚は元々決められている」と言われた事を信じ、積極的に自分からプロポーズして、相手の男性の方にも霊能者を紹介し信じさせ、地方での自分の生活(仕事含む)全てを捨てて上京し、40才近くで初婚で結婚した方がいました。
結婚してからも、彼女はその霊能者に絶えず電話をして相談しており、暫くして彼女はその自分の友人の霊能者を義妹にも紹介した所、
その霊能者の質の悪さを見抜いて忠告をする義妹を逆恨みして悪魔呼ばわりし、(※こういうものに染まる人ほど、自分に都合悪い人を悪魔呼ばわりするという特徴がありますが、私からしたらそういう思考を持った人ほど悪魔的な性格を中に持っています)
彼女を庇う旦那様と義父・義母の意向で、義妹を母屋から追い出したものの(※後から考えると、この義妹の方は逆にそうなる事で、ネガティブな波動から守られていた様です)、旦那様の方はエナジーバンパイアとも言える彼女からエネルギーを吸い取られて行ったのでしょう。
日に日に体調を悪くし、結婚してわずか一年半後にその旦那様は難病に見舞われ他界されてしまい、挙句の果てはバレないだろうと隠れてアメブロに書いていた義父・義母への罵詈雑言が思わぬ所から発覚してしまい、(※これは端から観ていてとても不思議な流れでしたが、この一家に対しての宇宙の法則としてのお計らいだったのだろうと思います)
旦那様が他界された後、彼女を気に入っていた義父・義母から養子縁組までされていたのに、そうして表と裏の顔を使い分けている本性がバレて、激怒した義父・義母から養子縁組解消を求められ、
結局彼女はその全てを失い(※結果的に彼女と彼女の妹夫妻が当てにしていた、その義父・義母から受け継ぐはずだった家や財産もあります)、自分の故郷へお帰りになった方がいます。
私は第三者として、遠くからこの経緯を観せて頂いた訳ですが、この時に感じたのは「彼女の信頼していた友人の霊能者は、こういう結果まで透視できていたのか?」という事です。
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これは「もしこの様な結果を先に聞いていたら、彼女は果たして結婚しただろうか?」という事もありますし、もし友人の霊能者の方が「この結婚は運命だ」などという事を言わなければ、果たして彼女は結婚していたのだろうか?という事も考えます。
彼女の例に限らず、良く芸能界でも「霊能者にお伺いを立てて結婚し、その後(霊能者が予見できなかった)離婚に至る」というケースは沢山耳に致しますよね?
こういうケースを見ていて、私は「自分の人生の選択権を、無責任に他人に委ねてしまう怖さ」というものも勿論観ますが、
それよりも「他人の人生に大きく関わる様なアドバイスを無責任にする結果、自分を信じる人とその周辺の方達をも巻き込む事で自分に作られるカルマ」というものを霊能者自身が考えた事があるのだろうか?という事も私は考えます。
(※以前にもどこかのコラムで書いたと思いますが、霊能者の多くが霊障で悩むのは、前世でそういう事をして多くの人を不幸に巻き込んだ"カルマの解消の為の試練"として与えられるという説があります)
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こういうものを信奉する人達に共通するのは「表と裏の顔を使い分けるが、自分でその自覚を持たない」という分裂症(※憑依体質とも言われます)の方が多く、"悪魔"という存在や概念に取り憑かれた人が多いという事です。
そして一番の特徴は「虚言癖がある」という事と、「自分に都合の悪い事は、全部他者や霊のせいにする」という"自己責任を持たない姑息な性格を持つ"という事でしょうか。
その場その場のご都合主義で、自分を美化してコロコロ言う事が変わりますので、結局はそれを聞いた周りの人間がその「ツジツマの合わない話」から矛盾に気付いて行きますので、隠し遂せる訳もなく必然的に周りにはそういう本性はバレて行くのですが、
本人は愚かにもそういう事への知性(=想像力)を持てない様で、自ら墓穴を掘り人からの信用を失って行くという事にも気付けないという特徴があります。
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…と、これは"スピリチュアルあるある"として良くある一例ですが、それでは今度は違うパターンの「良くあるケース」を観てみましょう♫
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例えば私はこういう方を何人か知っています。
それは霊能者から「あなたは大変魂のレベルが高い人」「貴方は人間として最高峰の魂を持っている」「貴方の守護霊(指導霊)は高貴な紫のオーラを持った方」などと言われ、そこに胡坐をかいて現在の自分というものに気付けなくなっている人達です。
私のバレエの先輩に当たる方も、若い時に「貴女には高貴な紫色のオーラを持ったお祖父さんの霊がついて貴女を守っている」と霊能者に言われたのが誇りの女性がいました。
彼女は足の条件はあまりバレリーナ向きとは言えず、性格的にも恋多き女性でキャラクターが強いのでプリマ向きの方ではなかったのですが、まるでハーフの様な美しさを持った物凄い明るいオーラとカリスマ性を持つ美女だったので、多くの人が彼女に魅せられました。
当時若かった私も、その場に入って来るだけで周りを明るくする様な、そんな華やかなオーラを持つ彼女がとても好きで、茶色がかった大きく美しい瞳をキラキラさせながら「有名になりたい」「世界的に活躍したい」と将来の夢を語る彼女が大好きでした。
でもそれから年月が流れて、私は或る時「彼女は見掛け倒しで、口ばかりの大風呂敷で夢を語るお花畑に住んでいる人」という事に気付きます。
当時はその彼女のカリスマ性から放たれるオーラから、多くの人が彼女の言う事を信じた為に振り回されたという事実も沢山あります。
彼女はとてもプライドが高く、自分が持つ美しさから放たれるカリスマ性やオーラを自覚しており、そしてそこに若い頃に霊能者から言われた「高貴な紫のオーラを持った先祖霊が貴女を守っている」という事が加わり、それに執着した結果、
現在70才に近くなろうとしている彼女は今でも「夢見る夢子さん」のまま、時間が止まっている様に私は思います。(※さすがに「有名になりたい」「世界的に活躍したい」とは語らなくなっている様ですが…)
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こういうケースは他にもゴロゴロと転がっています。
私は他にも、霊能者に「あなたは人間として一番高いレベルの魂を持った人」とか「あなたの前世は偉大な事をした有名な〇〇」などと言われたり、直接そういう存在からお告げを受けたという方を数名知っていますが、いずれも私の眼には現実的にそうは視えない方達です。
何故かと申しますと、私はいつでも「今」と「ここ」しか見ていないので、彼らの話す事=自分が人間としての最高レベルの魂を持っているとか、〇〇の生まれ変わりなどという事は一応頭の片隅には置いてはおきますが、そこを基準にしたり鵜呑みにして彼らを観ないからなのです。
何故ならその様な事を知っていても、いなくても、「今」「ここ」でしている事の中に、その人の人格全てが含まれ現れているからです。
現世で人格が育っていない者=ここでできていない者は、来世でも同じという視野を持つ事は、そういうものに振り回されて人間を見るという事をしない為にも、非常に大事なものの見方になります。
自分の過去世や来世の事ばかり考えて「自分は凄い」と思う様な人間は、「今現在、自分はどう生きているか?」という一番大事な視野がすっぽりと抜けている方が実に多い印象です。
ちなみに多くの霊能者というものは、それを信じる者に取って非常に耳に心地好い事を言う所がありますが、
霊能者というものは「90%以上が紛い者」と言われている様に、その多くは自分を人間に崇めてもらいたい低級霊が、そうと気付かれない様に高級霊に成り澄まして透視や予言する能力を人間に与えているのだとしたら?
そしてそういう質の悪い存在が、自分を透視したり、自分の未来を予言しているのだとしたら?その透視や予言は果たして結果的に自分を幸せにするものなのか???
低級霊の中には、感謝知らずの人間という生き物に辟易し、憎悪を持って人間を不幸に貶める為に透視したり予言する能力を人間に与える存在もいるらしいと聞きますし、それを高級霊と信じて疑わない霊能者もおりますし?
…という事を考えると、霊能者という存在が話すその多くが、眉唾ものの非常に胡散臭いものであるという事にも気付きます。(※そう考えると先述した方達が、結果的に自分が幸せになれると信じた予言通りではない結果を得てしまった事にも納得が行きます)
"(-""-)"
私の知る限り、「人間として生まれ変わらない、人間を卒業する魂レベル」などという事を霊能者に言われた人というのは、大体がその甘い言葉に有頂天になり、そういう啓示を与えてくれる霊能者に対して「何者がそういう力を与えているのか?」という事も疑いもせずに、おめでたく鵜呑みする事で、
自分で気付かずに、知らず知らず思考が傲慢になってしまい、人を上から目線で見下す様に成って行くのが常の様です。
中にはそれを聞いたが為にそこに胡坐をかいてしまい、自分の才能を過信してしまう為に、他者に対して「自分の才能の為に利用する」事も平気でできる様な人間になったり、自分に協力してくれる人達への感謝を忘れて、美味しい所は全部自分の手柄にしてしまう様な人間になったり、
逆に何事も甘く見て努力を怠り、自分の欲望の赴くままに怠惰でだらしない生活をしているが故に、どこか清潔感を失って行き、そこから淀んだオーラを放つ様になっている事に当人が気付いていないというケースもザラにあります。
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こういう事を考えますと、安易に霊能者という存在に透視されたり予言をもらうのは良い事なのか、悪い事なのか、
そして霊能者自身も「自分自身のカルマ」として考えると、自分の今現在持つ人格(キャパシティー)から人様を安易に透視し予言やアドバイスを与える事は、良い事なのか、悪い事なのか???
果たしてどちらなのでしょうね~~~?
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余談ですが、実は私も昔、霊能者と思しき方に話しかけられ、「貴女は水の様に透明な魂を持った方で、故に嫉妬も多く受けてきたはず」「貴女は魂のレベルが非常に高く、表彰台の一番上に上がる様な人だ」と言われた事があります。
\(◎o◎)/!
でもそれを聞いた時に、私が考えた事は「それが真実かどうかは自分では分からないけれど、もしそうであるならば、それに相応しい生き方をして行かねば!」と、逆に自分を大いに戒めるというものでした。
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霊能者に過去や未来の自分の事を聞いても聞かなくても、私達が「今・ここに生きる」「今日を生きる」という本質が変わる訳ではないと私は思っています。
( ・・) ~ ☆彡
「小さな事ができない人間に、大きな事はできない」と言われる様に、まずは今、身近にいる人に対して「どの様な役目を果たしている存在なのか?」というのを基準に自分や他者を見てみれば、霊能者やそれを盲目的に信奉する人間というものを又違う目で見られる様になる事でしょう。
そしてそういう「今見えている自分の見方」も、自分が成長してそのキャパシティーが大きくなるほど、「今まで見えなかったものが視える様になる」という変化も生むのが、生きていて実に面白い所でもあります。
ちなみに私は霊能者などというものを頼らずに、自力で「奥深くものを観る人間」になりたく候~☆彡
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「"れいのうしゃ"ってなぁに?」
「う~~~ん、欲深く臆病な人間が好むものみたいだけど、僕達には必要ないものかなぁ」
…な~~~んて言われていたりして!(笑)
(^^ゞ
ちなみに私には、その方の人となりを知るのに活用しているシンプルなものの見方があります。
例えばその方と一緒に歩いた時に「勝手に自分のペースでガンガン歩く人」であるか、「相手の存在を気に掛け、相手を感じながら歩く人」であるかとかで、その方が本物の優しさや繊細な感性をお持ちの方かどうかを判断できるという様な事ですね。
後は「その場にいない他者の事を語る時」に、どの様な態度や言葉使いをしている人か?などです。何故ならそれは、自分がその場にいない時に、自分もその方からその様に他者に語られている可能性というものが大いにあるからですね。
…と、言っている意味が伝わっているでしょうか?
人は自分が気に入っている時には親切にしても(※これは誰にでもできる親切)、気に入らなくなると同じ人の事を陰でボロクソに悪口を言う様にもなる存在でもあるからですね。
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多くの人間は感情的で気まぐれですので、今はその方との間に何も問題が無くても、自分がその方の「気に入らない人間」のカテゴリーに入らない可能性というのはゼロではないという視野も持っておいて、色々と多角的に判断した方が賢明という事です。
むしろそういう「その場にいない第三者の事を話す」中に、その方の人格や人間性=品性が顕著に垣間見えるものなのです。(※これは自分の身内や恋人には優しいけれど、飲食店やデパートなどで自分に接客してくれる存在に対してぞんざいな口をきく様な方にも通じます。こういう方は恋人でも喧嘩をすれば、恋人にぞんざいな口をきくはず…という事です)
結局「その場にいなければ分からないだろう」と裏と表の顔を使い分け、二枚舌・三枚舌を使う人間は、最終的に信用されなくなり、尊敬を得る事はできないという事であり、
それは最終的に「幸せを感じる」という事を、自ら遠ざけているという生き方でもあるという事です。
ちなみに悪口・影口を言うと、本人はそこにいなくても、言われた人間の守護霊や指導霊が来て傍で聞いているらしく、故に時々思わぬ形で本人にバレてしまうという現象に繋がっている様なのですね~。
どちらにしても「お天道様は見ている」という生き方をすれば、霊能者などにお伺いを立てなくても、自力で幸福を自分に引き寄せる体質になるのだと私は思いますし、
それが本当の意味での「霊格の高い人」「人格者」と言われる方達であるのだろうと思います♫
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(※以下は、参考の過去コラムです)
↓ ↓ ↓
★ 人格者・霊能者・チャネラーという存在(自称含む)を冷静に賢く判断する方法
★他人の語るスピリチュアル(霊能力者・チャネラー・宗教含む)の中に、自分の答えはありません
★私は「人の不安や恐怖心を煽る様な予言(霊能者)」を信じた事がありません
このコラムの執筆専門家
- 大園 エリカ
- (東京都 / クラシックバレエ教師・振付家)
- 舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
natural & elegance
長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年