- 石橋 大右
- 株式会社和上ホールディングス 代表取締役
- 大阪府
- 住宅設備コーディネーター
対象:住宅設備
- 松林 宏治
- (住宅設備コーディネーター)
- 松本 秀守
- (住宅設備コーディネーター)
住宅用蓄電池は、太陽光発電システムとセットにすることによって、災害時に住宅の電力を賄ったり、月々の電力料金を軽減することができることから注目が集まっていますが、導入を検討する場合、住宅の電力事情にあった蓄電池を導入することが大事です。
蓄電池にはリチウムイオン蓄電池や鉛蓄電池、ニッケル・水素電池といった種類がありますが、住宅用蓄電池として使用されているのはリチウムイオン蓄電池です。そして住宅用蓄電池にはポータルタイプのものと定置型のものがあり、太陽光発電システムとセットにして住宅の電力を賄う場合は、定置型の蓄電池が使用されます。蓄電池は蓄電容量によってサイズや価格が大きく異なります。そのため導入費用を抑えるには、住宅の電力消費に合わせた蓄電池を選ぶことが大事なのです。
住宅用蓄電池は、いくつかのメーカーが製造を行っていますが、そのひとつが蓄電池の雄であるパナソニックです。
パナソニックでは蓄電量が1~11.2kWhという様々なモデルをラインナップしており、蓄電池のモデルによって機能も異なります。例えばパナソニックでは住宅用蓄電池として創蓄連携システムとリチウムイオン蓄電盤があり、創蓄連携システムは平常時も災害などによる停電のときも太陽光発電システムで作り出した電力をフル活用することができる蓄電池です。創蓄連携システムは太陽光発電システムと蓄電池を同時に導入すると割安になるため、同時導入を検討している人にはお得なセットです。蓄電容量は5.6kWhと11.2kWhのものがあり、5.6kWhのものは自立型と壁掛けタイプが用意されています。
一方、リチウムイオン蓄電盤は、停電のときは必要最低限の電化製品を利用する機能を有した蓄電池です。リチウムイオン蓄電盤の特徴は普段の電気代節約をサポートすることです。蓄電容量は1kWhで、住宅分電盤のような壁掛けタイプのため、置き場所を考えずにすみます。停電時には自動で給電を行うため、停電中の暗さの中でスイッチを探すといった心配もなく、便利です。
このコラムの執筆専門家
- 石橋 大右
- (大阪府 / 住宅設備コーディネーター)
- 株式会社和上ホールディングス 代表取締役
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