- 小坂 淳
- 株式会社環
- 東京都
- ウェブ解析士マスター
対象:ITコンサルティング
楽市楽座
楽市楽座というのは織田信長などが行ったものです。
当日商人が商売をするには場所代のようなものを払う必要がありましたが、
楽市楽座というのは「出店の権利はただで誰でも出店できる」というものです。
税収が減るようにも見えますが、実際には出店者が増え、
取引が多くなり、城下町は栄えます。
また、諸国から人が集まるため、情報が集まってきます。
江戸時代に「士農工商」というように「商」は軽んじられてきた傾向がありますが、
この「商」を情報収集・人材登用の場として有効に活用したことで、信長は成功しました。
中国でも春秋時代に斉などは同じような制度を実施し、商工業を興し、
同時に人も集め、税収を増やすことに成功しています。
そして情報も集め、一大強国に成長しています。
楽市楽座は「情報収集」という意味で大きな力を発揮しました。
さて、長くなりましたが、ウェブサイトも同じような特性を持たなければなりません。
情報の発信をインタラクティブにし、多様な人を受け入れ、
ユーザビリティに富んだサイトにし、有益な情報を配信する。
これが成功するウェブサイトのポイントです。
情報に乏しかったり、更新頻度が少なかったり、
操作性に課題があると、人は集まらず効果も出ません。
楽市楽座のようなユーザ本位なサイトを作っていますか?