- 橘 凛保
- 社団法人橘流恕学アカデミー 理事長 講師
- 東京都
- マナー講師
対象:婚活
- 舘 智彦
- (しあわせ婚ナビゲーター)
橘凛保の造語『所作向け和す』
言向け和す(ことむけやわす)は古事記にある言葉です。
所作向け和す(しょさむけやわす)は橘凛保の造語です。
言葉を相手に向けて相手を和す
言葉は大事です。
どのような言葉を使うか
どのようなものの言い方をするか
印象が違います。
実際に嫌な思いをしたことがある人は多いでしょう。
また、逆にうっかり発した言葉で相手を傷つけてしまった。
誰もがそんな経験していることと思います。
『言葉の暴力』という言葉もありますね。
そして私の造語「所作向け和す」は、所作が言葉と同じように、相手にどのような印象を与えるかを考える機会を持っていただくためにつくった造語です。
マナーの講座でもこの単元は人気があります。
ほんの少しの違いで相手がどのように感じるか・・・。
実際にやってみるとよくわかります。
でも、皆様意外と気づいていないと感じます。
この講座で、「なるほど」と頷かれることが多いですよ。
わかっているようで、意外と気づいていないのかもしれないですね。
ものの受け渡し、ものの置き方、立ち方、座り方、
人の前を去るときの仕草等々・・・
立ち居振る舞い全てが「所作向け和す」です。
私が短大の講師になったのもこの「所作むけ和す」のおかげだったようです。
ある方のパーティーでの私の所作をご覧になった方からのお誘いで、授業を頼まれました。
それが私を短大の必須科目の専任講師としての採用につながりました。どこで誰がご覧になっているかわからないですね
まずは単発の講義の依頼でした。
試されていたのですね。そんなこととは全く知りませんでした。
その後、必須科目の専任講師の依頼を正式にいただきました。
書類を揃えての正式講師採用となったのです。
思いもよらないオファーでした。
大学生に学んでいただくのは本当に意味あることです。
他大学でも非常勤講師としては講師をさせていただいてはおりましたが、通年で必須科目の講師は嬉しいご依頼でした。
学生たちとの交流の深さが違いますから。
成績をつけて単位習得にも響くわけですからやりがいも深いです。
就活のマナーも実技の授業をして学ぶのですが、学生は本当に変わります。
学生は毎年、最初の授業では「マナーなんか」そんな斜に構えた子もいます。
ところがすぐに態度は変わります。
「もっと早くこういうこと教えて欲しかった」
そう言います。
大学生たちも本当はこういうことが人として大事なことがわかるのです。
みなさんからは「どうやって大学の講師になったのですか?」と聞かれることがあります。
私はただ普段から『所作向け和す』の持論を実践していただけなのです。
これもご縁でしょうか・・・。
マナーは「これが正しい」「これでなくてはならんない」というものではないのです。
今、ここに共にいる人たちが気持ちよく過ごせるような場をお互いに作ることだと思います。
もし、間違ったようなことをしたとしても、責めるのではなく受け入れることから始まります。
これを私は「恕」として長年にわたり社会に伝えています。
なかなか知られていないことが多いです。
読めない方が大部分です。
孔子の弟子の質問に答えての言葉です。
「自分たちには孔子先生のようにいろいろできるわけではないです。生涯を通してただ一つするとしたら、それはなんでしょうか?」
「それは恕ではないだろうか、己の欲せざるところ人に施すことなかれ」
お互いに相手の気持ちを考えて、思いやることです。
相手の身になるとも言えます。
相手の身になるは本当に難しいです。
だから孔子がこれをただ一つするとしたらに応えて言われたのでしょう。
難しいけれど心において行いをするのと、全く考えないのでは違いますね。
その「思いやる気持ち」を相手に伝えなくてはなりません。
伝えるには「表現する」ことですね。
表現には『言葉』と『態度』なのです。
だから『言向け和す』『所作向けわす』
この両方が必要なのです。
皆さんもぜひ『こと向けやわす』『所作向けやわす』実践してみてください。
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一般社団法人橘流恕学アカデミー
「恕」の教えを科学的に紐解くのが「恕学」を提唱しています。
これは商標登録した新しい学びです。
一般社団法人橘流恕学アカデミー (たちばなりゅうじょがくアカデミー)とは?
恕学アカデミーの目指す教育は孔子の教えである「恕(じょ)」の精神を根底にすえた生き方の実践的学びです。マナーを学び身につけ実践することから得られる生き方に根ざしたコーチングです。まずは自分を受け入れることができなければ相手を受け入れることは難しいです。相手の身になるは難しいですが、それを実践するための子どもから大人までの学びです。
恕学アカデミーの理念 https://ameblo.jp/tachibanariho/entry-12316132728.html