- 釜口 博
- BYSプランニング ファイナンシャルプランナー
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対象:生命保険・医療保険
1.生保が家事代行業者と提携
共働き世帯の増加が顕著になっている現在。家事代行業者と提携した新サービスの提供を始めた生命保険会社が出てきた。
損保ジャパン日本興亜ひまわり生命は、今月から発売しはじめた医療保険に合わせて、家事代行会社カジーと提携し新サービスの提供を開始。
新しく発売する医療保険は、日帰り入院以上で20万円限度(業界初)の入院一時金が受取れるので、その一時金を家事代行サービスに利用できるような設計になっている。
そして、その契約者は、カジーの家事代行サービスを約1割引で利用できるのだ。
また、ライフネット生命もベアーズと組んだ家事代行サービスを提供。
今月から、がん保険や就業不能保険の契約者に対して、ベアーズの家事代行サービスの紹介を始めている。
2.働く女性の増加により、家事代行サービスの利用が増加
少子高齢化が進み、高齢の親が入院などをした場合、その子どもである現役世代が、親の身の回りの世話をするのが難しくなっているのも家事代行が増えている要因だ。
医療保険や就業不能保険は、競争激化の状態にあり、保険会社も新しいサービスで差別化を図るために、家事代行業者と提携しはじめたのだ。
3.保障内容とサービス内容を、よく吟味する必要がある
よく考えれば、保険会社が家事代行業者と提携といっても、紹介する、あるいは1割程度の割引という内容であるため、家事代行サービスを目的に、医療保険に加入するというのは早計である。
保険の内容に加え、サービスの内容もよく理解した上で、検討いただきたい。
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