- 小澤 康宏
- 東京都
- 経営コンサルタント
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
今回のコラムより専門家活用の失敗例を紹介します。その①「育成対象者のズレ」について、多くの企業で見受けられる例です。
多くの依頼人のニーズは、若手を早期に一人前の技術者にしたいので、若手を対象とした研修を企画してほしいというものです。若手を育成することで技術者の底上げが可能となり、生産性も向上すると言われるのは、もっともな話です。しかも、企業の先輩技術者は、指導力が不足し教えることが出来ないと言います。
さらに、指導マニュアルもなし、若手が習得すべき職務内容も明らかではないと言うのです。
本来、若手が習得すべき職務内容等は、基本的な知識や業務知識、現場の作業内容や施工方法、工法知識、そして現場運営、施工管理などであり、さらに言えば、挨拶などのビジネスマナー、5Sなどです。
先輩上司が直接指導すべき内容なのです。つまり、この先輩上司或いは管理すべき責任者の育成こそ必要な教育ですが、結局成果の出ない研修で終了します。
まさに、育成は上から下へが原則です。間違ってはいけない順序だと認識してください。
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