あんなイカサマ男を大統領にしてしまった米国。
私達の住む日常社会でも「なんであんなのがまかり通るんだ!」ということいっぱいですよね。New York Times の分析「白人社会ではぐちぐち文句言った者勝ち」が見事です。
周りで「我慢ならん!」と思う人物がいたら、この分析当てはめてみたら面白いです。
[ぐちぐち言う者勝ち文化]をWhiny Right と呼んでいます。
(whine: 鼻をヒューヒュー鳴らすような音を出し不平をたらたら、すすり泣く、泣きわめく)
白人の「ぐちぐち言う」癖は相当のレベルです。
自己主張とも言えますが。。。いや、まず前提に来るのが”Me, me, me!" 「自分はどうなる?誰が面倒みてくれる?自分の感情はどうなる?わかってくれない!自分は犠牲者だ!」
実は、これは白人社会(米国・カナダ、ヨーロッパなど)でも困ったちゃんの社会現象ともなっていますが、いやいや、遺伝子か!と思うくらい半端ないレベルだと感じます。
とにかく果てしなくぐちぐち「不公平だ!自分は損をしている!」と言い続けます。
その「果てしなく国に対して、政治に対してぐちぐち言う」Whiny 白人を味方にしたトランプが大統領になりました。
トランプ自身がWhiny Right を全身全霊で実行している「ぐちぐち人間」だからです。
類友かぁ。
トランプのWhining は呆れるすごさで毎日展開中です。
ぐちぐち言うことで自分を益々邪悪にしていくトランプ。
支持する30%は「そうだ!自分は弱い犠牲者だ!邪悪にならないとやられる!」と煽られます。トランプは大統領になるより、”Whiny Right Religion” 「ぐちぐち教」でも作れば成功するかも。
現代世界の中での白人の特権崩壊を不満に思うWhiny 達を、「我々は犠牲者だ!救えるのは同じ犠牲者のトランプしかいない!」と巧みに洗脳したのがトランプです。
こう書くと「トランプって賢いの?」と思ってしまうかも知れませんが、いえいえ。
トランプの「ぐちぐち拗ね拗ね」は支持者を引きつけるための策略ではなく、実際マジで「ぐちぐち拗ね拗ね」がトランプの正体だからです。
策略も何もありません。
「自分は獰猛だぁ!」と見せようと必死ですが、本当は恥ずかしいくらいもろいのがトランプの正体です。
トランプの虚勢はすべて幻影。
みせかけのトランプライオンは実は弱虫で、傷口を必死でなめています。
そのうち、なめすぎて皮膚が剥がれてくるのも時間の問題です。
「米国を再び偉大に」というWhiny Right 白人のスローガン。
ゆるぎなき白人優位、女性蔑視が男らしさの象徴、社会での女性差別、炭鉱が産業の王、地球温暖化は学者の使う用語、トランスジェンダーは社会の居場所はない。
そんな古き良き時代に戻してくれ〜と、「ぐちぐち拗ね拗ね」する30%のアメリカ人の言い分を聞いていいるのが今のトランプアメリカです。
15年ほど前に日本で数名の外国人を雇っていました。
アメリカ、カナダ、ニュージーランドなどから。
いやぁその当時Whiny Right を知っていたら、他に対処方法があったのでしょうが、頭に来ましたね。
会社の方針は関係ない、まず自分でした。
それが通らないと、ぐちぐち拗ね拗ね。
呆れ果て「あんなの雇うくらいならビジネス変えようっと」と決断し、今日に至ります。
現在カナダ在住、新たな挑戦をしていますが、いやいや過去の懲りた経験、そして北アメリカを席巻するWhiny Right に巻き込まれるのはまっぴらご免だと思っています。
トランプが煽っているWhining 白人もどきを雇うことはないですね。
他民族の優秀な人材で溢れているカナダで、なぜわざわざWhiny 白人❓が正直な気持ちです。
最後に。
Whiny Right は白人だけ?
残念ながら、白人社会にやって来た日本人にも伝染するみたいです。
特に、日本で躾のなってないまま親の意志で送られてきた高校留学生。
SNSに脅しのメッセージを載せてみたり(トランプかぁ?)自分の言い分がひとつでも通らないと「周りが悪い!自分は犠牲者だ!」(やっぱりトランプです)
ということで、留学サポートプログラムでもWhiny Right 高校生を厳しい振るいにかけることにしました。
ま、今の世界は精神年齢の低い、躾のなってない高校生が親元を離れる時代ではないと思います。
Whiny Right だけをカナダから拾って帰ってたらどうしますか、親の皆さん。
Make the World Great.
このコラムの執筆専門家

- 大澤 眞知子
- (クリティカルシンキング/バイリンガル教育)
- Super World Club 代表
Be Bilingual
カナダ在住。カナダからオンライン講座カナダクラブ提供。留学生へのアカデミックサポート(エッセイ指導)留学希望生へのアカデミック準備 (Reading, writing, エッセイ基本)Critical Thinking指導、最新の理論に基づくBilingual Education特別提供中。
「迷子になった日本の教育」のコラム
大人になったら「会社員」になりたい?!:迷子になった日本の教育(2024/05/24 09:05)
英語が最重要科目?!:迷子になった日本の教育(2024/05/18 03:05)
Bilingual Education for「日本で育つ子供へ」Trial report - Canada News for You(2024/03/31 04:03)
日本で育つ子供をBilingualに:Trialレポート(3-29-2024)(2024/03/30 06:03)
Bilingual Education fm Canada : Trial 参加者募集(2024/02/24 14:02)
このコラムに類似したコラム
「女性のがいると会議が長いだと?」「おっさんの会議は中身がないくせに」 大澤 眞知子 - クリティカルシンキング/バイリンガル教育(2021/02/11 08:56)
Multiple Intelligences無視の「迷子になった日本の教育」 大澤 眞知子 - クリティカルシンキング/バイリンガル教育(2023/11/24 06:07)
Learning Moms’ Club: 「学び続ける母親たちへ」 大澤 眞知子 - クリティカルシンキング/バイリンガル教育(2023/11/12 05:29)
迷子になった日本の教育:あ〜だこ〜だと大人が言ってることがバラバラ過ぎ 大澤 眞知子 - クリティカルシンキング/バイリンガル教育(2022/11/09 10:48)
トリセツの必要な日本の若者? 大澤 眞知子 - クリティカルシンキング/バイリンガル教育(2021/11/12 10:10)